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港湾業務用語集-さ-
最終更新日 2024年8月5日
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-あ- -か- -さ- -た- -な- -は- -ま- -や- -ら- -わ-
-さ-
- サーチャージ(surcharge)
- 割増運賃のこと。定期船の運賃は通常、基本運賃、割増運賃、付帯料金からなる。このうち割増運賃は、貨物の形状、港湾事情、経済事情等の理由によって運送原価の高くなる特殊貨物や特定港向け貨物に課せられる。CAF、BAFはその一種。土木技術では上載荷重のことをいう。
- サード・パーティ・ロジスティックス(3PL)
- メーカーからの物流業務のアウトソーシング要請に応じて、集荷・配送・輸送・倉庫保管管理などを総合的に請け負うこと。荷主側にとっては自社で物流システムを一から構築するより低コスト、低リスクで本業に集中できるメリットがある。
- サービス・コントラクト(S/C:Service Contract)
- 1984年6月発効の米海事法に盛り込まれた新たな運賃形態の運用法。同盟が期間を定め、期間中一定量以上の積荷保証する荷主に、特別運賃や特別サービスを提供するもので、契約の内容は連邦海事委員会(FMC)に届出をする義務がある。契約内容は公開されていたが、99年発行のOcean Shipping Reform Act により、サービス・コントラクトの一部の主要な契約内容(運賃等)については非公開とされた。
- サーベイヤー(surveyor)
- →鑑定事業
- 載貨重量トン数(DWT:Dead Weight Tonnage)
- 船舶への貨物等の最大積載量を表すための指標で、主として貨物船に使われる。空船時の排水量と、比重1.025の水面における基準吃水線まで貨物等を積載した場合の排水量との差を、トンにより表す。D/W、DWTなどと略称される。(参)船舶のトン数
- 載貨能力
- 一般には、重量(載貨重量トン数)又は容積(立法フィート又は立方メートル)で表されるが、船舶の専用船化により表示方法が多様化している。たとえばコンテナ船ではTEUが、自動車専用船では積載台数が一般的に使用される。
- 載荷盛土
- プレローディング工法とも言う。軟弱地盤対策の一種で埋立地などの沈下促進を図るため盛土を行い、地盤の圧密沈下を促進させ、地盤の強度増加を図る工法である。
- 再生可能エネルギー
- 太陽光や太陽熱、水力、風力、バイオマス、地熱などの、一度利用しても比較的短期間に再生が可能であり、資源が枯渇しないエネルギー(⇔関連:新エネルギー)。
- 在来船(conventional vessel)
- コンテナ船やRO/RO船など革新荷役船に対し、旧来から本船がクレーンを装備している種類の貨物船をこう呼ぶ。
- サイロ(silo)
- 穀物、セメントなどのばら荷をばらのまま貯蔵する倉庫。
- サウンディング(sounding)
- タンカーでは、原油など液体の積み荷や揚げ荷の測定をいう。船内の飲料水や汚水などの測定にも使用する。土木技術では、原位置における土層の性状を簡易に調査する方法をいう。
- 先船(さきぶね)
- 着岸予定バースに、すでに着岸している船。又は先に着く予定の船。(反)後船(あとぶね)
- サギング(sagging)
- 荒天時に、船が波の谷に入ると、浮力と重量の作用で船体の前後を上に折り曲げようとする力が働く。これをsaggingという。(反)ホギング
- さく(朔)望平均満潮面
- わが国において慣用的に用いられているもので、朔、望の日から5日以内に現れる各月の最高満潮面を平均した水面として求められ、HWLの略号が用いられている。
- 差合船(さしあいせん)
- 本船の入港予定時間(ETA)が似たり寄ったりの船をいう。接岸・荷役は、基本的には入港順であることから、入港・バース指定をめぐってお互いに相手をこう呼んだ。現在バース事情が好転していることなどによりあまり聞かれなくなった。
- 雑貨(ざっか:general cargo)
- 一般雑貨ともいう。特殊貨物に対比して用いられる。特別な積み付け保管が必要なもの以外の貨物の総称。(反)スペシャル・カーゴ
- サテライト型物流拠点
- 大都市周辺都市に計画的に集約的物流拠点を整備することによって、大都市圏の物流効率化や整流化及び大都市中心部の物流機能の保管をはかり、併せて交通混雑緩和や土地の有効活用、また生活・文化・商業機能などをも付加する拠点整備構想をいう。
- サブスタンダード船
- IMOが作った条約の安全基準を満たしていない船。基準以下の船、低品質船とも呼ぶ。
- 三角波
- 異なった方向の波が交差して生ずる波高の大きい三角上の波。台風圏内や防潮堤及び断崖等の付近で生じやすい。
- 産業連関表
- ある財貨やサービスが最終需要に至るまでに, それぞれの産業の間でどのような取引過程を経て生産されたかが表形式でまとめられたもので、生産額や投資額などの増加に対して, どの程度新たな生産が誘発されるかを推計することができるもの。
- 三国間輸送
- 自国と貿易相手国間の貨物輸送ではなく、第三国相互の貨物輸送を自国の船社、航空会社等が行う商行為。
- サンド・コンパクション工法(sand compaction method)
- 埋立地やゆるい砂層、軟弱な粘性土層の地盤の改良工法のひとつ。地盤中に砂杭を設けて、強制的に地下水を排出して地盤を締め固める方法。強制置換ともいう。
- サンド・ドレーン工法(sand drain method)
- 埋立地や軟弱地盤の改良方法のひとつ。地盤中に砂杭を打設して、水の通る道を作り、土中の水分の排水を促進(圧密促進)させて、早期に地盤の安定を図る工法。また、砂の代わりに特殊なペーパーや繊維質、ストロー状のプラスチックなどを使用する場合もある。
- サンドポンプ(sand pump)
- 土砂と水の混合を輸送するために作られたポンプ。浚渫ポンプはその代表的なものである。
- さん橋、桟橋
- 岸壁と同様、船舶を接岸、係留させて、貨物の積み下ろし、船客の乗降等の利用に供する施設。岸壁とは、構造上区分される。すなわち、杭をある間隔で打ち込み、杭頭部を床状に構築した係留施設をいう。
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