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港湾業務用語集-は-
最終更新日 2024年8月5日
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-あ- -か- -さ- -た- -な- -は- -ま- -や- -ら- -わ-
-は-
- バージキャリア
- バージを輸送単位としたもの。貨物を積載したバージを何度も積載する船舶のこと。ラッシュ(LASH)がバージキャリアの代名詞のように用いられる。(参)ラッシュ船
- バース(berth)
- 船舶を係留できる施設を施した所定の停泊場所。一般的には「船席」と称されている。
- バースウインドウ
- 本船がバース利用可能な曜日・時間帯
- バース・ターム(B/T:Berth Term)
- 海上運送に際して、船会社が本船荷役についてどこまで自己の作業を提供するかを定める一つの区分。すなわち、積み出し港においては、テイクル(クレーンの鉤)で荷物をつり上げるところから、揚げ地で同じくテイクルでつり下げ終わるところまで船会社が自己の危険負担と費用負担をすること。
- ハーフナイト(half night)
- 半夜荷役。概ね午後7時から午後10時までの荷役をいう。(参)オールナイト
- 廃棄物埋立護岸
- 廃棄物を埋立処分するための護岸で、その建設や改良は、国の補助対象となっている。本牧ふ頭D突堤地先の外周護岸はその代表的な例。
- 廃棄物処理施設
- 港湾の環境を保全するため、港湾で発生する廃棄物や、港湾に密接な関連を有する廃棄物を処理するための施設として、港湾法第2条第5項に規定する臨港地区の工業港区内に立地(マリーナ港区内で生じた廃棄物の処理施設についてはマリーナ港区内にも立地可能)できる施設。
- 背後圏
- その港湾で取扱う貨物の大部分の物の発生源、到着地となっている地域をいう。
- 排水トン数(displacement tonnage)
- 船舶の吃水線以下の容積を35立方フィートで割った値を1トンとしたトン数。軍艦などの大きさの表示によく使用される。
- ハイブリッドケーソン(hybrid caisson)
- 部材に鋼・コンクリート合成版及び鋼材を使用した着底式の大型ケーソン。ハイブリッドとは複合という意味。
南本牧で使用されたハイブリッドケーソンは平成7年日本港湾協会技術賞を受賞した。 - ハイヤー・ベース(H/B:Hire Base)
- 本船コスト(船費)の指標で、本船の一定期間における船費全額(傭船の場合は傭船料)を30日1DWT当たりに表現したもの。次の算式で求められる。
H/B=一定期間における船費(又は傭船料)/(DWT×一定期間における稼働日数÷30日) - 廃油処理施設
- 船舶などから発生する廃油を回収して、油水分離、再生、焼却等の処理をする施設。廃油施設の建設、処理事業等について「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律」に規定されている。
- パイロット(Pilot)
- 水先人。船長が港や特定水域の特殊事情を熟知することは不可能であるため、港や水域の入口付近でパイロットが乗船し、船長のアドバイザーとして船を導く。パイロットが業務を行う海域を水先区といい、海上交通の混雑する港や水域では、一定の大きさ以上の船舶は、パイロットを乗船させなければ運航できない。このような水先区を強制水先区という。
- バウスラスター
- 船首水線下に付いている横方向への推力機。
- 泊地(anchorag,mooring basin)
- 港湾内で船舶が比較的安全に停泊することのできる水面をいい、一般に防波堤、護岸等の外郭施設や、岸壁等の係留施設によって囲まれている。
- はしけ(艀:lighter,barge)
- 停泊中の船と陸地との間や、離れた2地点間を往復して人や荷物を運ぶためなどに使われる荷船のこと。自分で航行する能力はなく、押し船や曳き船とともに航行する。
※(公社)日本港湾協会発行「数字で見る港湾2014」より - はしけ運送事業
- 港湾運送事業法に基づいて、国土交通大臣の許可を必要とする。港湾における貨物の船舶又ははしけによる運送、国土交通省令で定める港湾と港湾又は場所との間(指定区間)における貨物のはしけによる運送又は港湾若しくは指定区間における引船によるはしけ若しくはいかだのえい航を行う事業をいう。
- はしけ(艀)落とし
- 本船に積み込むため、はしけに貨物を積み込むこと。
- はしけ(艀)取り
- 本船より輸移入貨物をはしけに卸すこと。
- ハズバンディング・エゼント
- 船主に代わって船の管理の世話をする代理店
- 裸傭船
- →ベアー・チャーター
- パッキング(packing)
- (1)包装又は包装すること。
(2)貨物をコンテナに詰めること。stuffingともいう。 - 抜港(ばっこう:skip)
- 予定されていた寄港をとりやめること。
- ハッチ(hatch)
- 艙口のこと。貨物を船艙内外に出し入れするのに要する開口部をいう。
- ハッチカバーレス
- ハッチカバーをなくし、船艙底から上甲板上最上段コンテナまで13段分(艙内9段、甲板上4段)の高さを連続する新セルガイド機構(コンテナのガイドレール)を装備している。
- パナマックス(PANAMAX)
- パナマ運河を通行しうる最大船型のことで、panama maximumの合成語。
通常5万~8万DWT程度。なお、パナマ運河の通行は、最大水深39.5フィート、幅106フィートまでと制限されている。 - バフ
- →BAF(Bunker Adjustment Facter)
- ハブ・アンド・スポーク・システム
- 車輪と車軸の形をした路線ネットワークのこと。ある拠点とそこから放射状に延びる形をした航空路線網を意味している。最近海上輸送航路についても使用される。(参)ハブポート
- ハブポート(Hub port)
- 国際海上コンテナ輸送において、船社の基幹航路が就航する主要港(メインポート)のうち、物流の中枢拠点として船社が位置づける港。多数の定期航路が就航しており、コンテナ貨物はここで基幹航路から支線航路へと、また、支線航路から基幹航路へと積み替え(トランシップ)られ、輸送される。
この輸送形態は、荷主の「ジャスト・イン・タイム」輸送のニーズ及び船社の輸送コスト軽減のニーズに応えることを目的としている。ハブ(Hub)は車輪の中心(車軸)の意味である。 - バラスト(ballast)
- 船の水深(喫水)や、横方向・前後方向の傾きを調整するために船内に搭載する液体または固体のこと。主に海水が用いられる。
- パラペット(parapet)
- 堤防、護岸、防波堤などの頂部に設けられたあまり高くない壁をいう。胸壁ともいう。
- バルク貨物(bulk cargo)
- 石油や小麦のように梱包されていない貨物で、撒積(ばらづみ)貨物ともいわれる。参考までにSL社の定義では“homogeneous unpackaged cargo stowed loose in the hold such as oil,grain,coal,bricks,etc”
- バルクキャリア
- 撒積されるドライカーゴを輸送することを主目的として建造された船舶。
- バルバス・バウ(bulbous bow)
- 球状船首。水面下船首部を球根上にふくらませた船首形状をいう。造波抵抗の減少を目的としたもので、球の大きさ及び形状を適当に選ぶと、造波抵抗を大幅に減少させることができる。
- パレタイズ(palletize)
- 個々の貨物をユニットロード化するための一形態で、貨物をある単位にまとめてパレットに積むこと。そのパレットに積まれた貨物の状態をパレタイズカーゴという。
- パレチゼーション
- 物品をパレットに積み上げて、機械で車両や船舶、飛行機に積み込み、取り卸し及び運搬する一連の作業行為のことをいう。
- パレット(pallet)
- 一般には、貨物を載せるすのこ状又は平らな荷台をいう。荷台だけのものを平パレットといい、荷台の四方に直立した枠を取り付けたものをボックスパレットという。
- バンカー(bunker)
- 船舶用燃料を積み込むこと又は燃料そのものを指すこともある(=~oil)。
- バンカリング(bunkering)
- 船舶用燃料を積み込むこと。
- 反射波(reflected wave)
- 波が障害物にあたりその反射によって生ずる波。
- (公財)帆船日本丸記念財団
- 練習帆船日本丸を永く保存し、同船を公開するとともに青少年の練成の場として活用し、あわせて海と港と船に関する理解と知識の増進を図ることを目的として、昭和59年10月に設立された財団法人。現在、帆船日本丸関連事業(保存・公開・青少年練成)や横浜みなと博物館事業(展示・教育普及・ライブラリー)等を行っている。
- バンニング(vanning)
- コンテナ内に貨物を詰め込む作業をいう。stuffing、packingともいう。(反)デバンニング
- バンプール(van pool)
- 空コンテナ置き場
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