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港湾業務用語集-す-
最終更新日 2024年8月5日
コンテナヤード内でコンテナを多段に積み重ねたり、シャーシへの積み卸しを行う移動式荷役機械。
※(公社)日本港湾協会発行「数字で見る港湾2014」より
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- スーパーバイザー(supervisor)
- 荷役総監督のこと。フォアマンの上に置かれる。その職務についてはフォアマンと分離しがたいが、本船入港後は一等航海士や船長との荷役についての基本的打ち合わせ、重要な荷役計画の変更および船会社との連絡打ち合わせ等を行う。また、平素における船会社との交渉もスーパーバイザーの職務である点がフォアマンの職務と異なる。したがって、フォアマンよりはさらに経験を有したものでなければならない。(参)フォアマン
- 水域施設
- 航路、泊地、船だまりの総称。
- 水面貯木場
- 主に原木を水面に浮かべて保管する場所。水面貯木には、木材の性質が変わりにくく、長期保存に適しているという利点がある。しかし、近年は原木の保存期間が短くなったことや、製材輸入が増加していること、また、コンテナ化の進展により、水面貯木場は全国的に漸減している。
- スクラップ・アンド・ビルド方式
- 昭和42年以降、内航海運における適正船腹料を維持するために、日本内航海運組合総連合会が行っている建造調整方式のこと。
- スタビリティー
- 船舶の復元力、安定性のこと。
- スタビライザー
- 船舶の安定装置。はね状をしており、波等による横揺れを最小限にするためのもの。船体のほぼ中央喫水線下にありコンピューター制御され、波の大きさ等によりはねの大きさをコントロールする。
- 捨石工
- 海中に岩石を投入して構造物をつくる工種。主に防波堤や護岸等のマウンドや潜堤等の工事で行われる。
- ステベ
- ステベドア(stevedore)の略称。船内荷役業者のこと。
- ストウェイジ・ファクター(積載係数:stowage factor)
- 1ロング・トンの貨物を積み付ける際、その貨物の容積、貨物と貨物並びに船体と貨物の間の隙間、荷敷きの容積すべてを合計し、必要とされる艙内容積を立法フィートで表示したもの。
- ストウェイジ・プラン(stowage plan)
- 在来船の積み付け(計画)図又は表。stowageは船社では主に「本船積み付け」の意に用いられている。
- ストラドルキャリア(straddle carrier)
- コンテナヤード内でコンテナを多段に積み重ねたり、シャーシへの積み卸しを行う移動式荷役機械。
※(公社)日本港湾協会発行「数字で見る港湾2014」より - スパン(径間:span)
- コンテナヤード(CY)、マーシャリングヤード(MY)、上屋、倉庫、荷さばき地等において荷と荷を間仕切る基準。又はその一区画。技術用語では、橋梁における橋脚間(支間)のこともいう。
- スピンカー(spine car)
- 北米の鉄道輸送に用いられるコンテナ/トレーラーのどちらも積載できる貨車(1段積用)。
- スプレッダー(spreader)
- 舗装材を敷きならす舗装工用機械の一種で、アスファルトスプレッダーとコンクリートスプレッダーがある。また、コンテナ荷役用吊り具をいう場合もある。
- スペース・チャーター(S/C:Space Charter)
- 運送引受人(船会社又はNVOCC)が、船舶の運航者から、船腹の一部(space)を借りて(charter)、自己の引き受け貨物を運送するもので、コンテナ船のようにスロット数によりスペースが明確に区分、かつ交換できる場合には、効果的に運用できる。
- スペシャル・カーゴ(special cargo)
- 特殊貨物。貨物の性質・形状・重量又は価格などの点で運送、保管上特殊な設備と積み付け取扱いを必要とする貨物の総称。具体的には、危険物(dangerous cargo)、腐敗性貨物(perishable cargo)、冷蔵貨物、高価貨物(valuable cargo)、家畜(livestock)、重量物(heavy cargo)、崇高貨物・長尺物(bulky and lengty cargo)などを指す。(反)雑貨
- スペシャル・カーゴ・リスト
- 船会社の作成する危険物。生動植物、冷蔵貨物等の特殊貨物に関する一覧表の総称。
- スポット傭船
- 1航海の貨物輸送につきチャーターされる船。運賃を1トンあたりいくらと決めて契約される。
- すみ金具(corner fitting)
- コンテナのつり上げ、積み上げ及び固着のため、端部枠の4隅、8ヶ所に設けられた3面に孔のあいた金具。
- スライド・バン・ボディ・システム
- 鉄道とトラックの協同一貫輸送方式。鉄道貨車にトラックを横付けし、トラックの荷台に設置されているウィンチとワイヤを使って、荷台をトラックの架台上で横滑りさせて貨車に積み替える方式。フォークリフト等荷役機械を使用する必要がない。メリットとして、(1)荷役機械のない鉄道駅でも利用可能になる。(2)ドライバー1人で荷役操作ができる。(3)水平荷役のため貨物の損傷が少なく、包装の簡易化が可能である。よって輸送のスピードアップ、積載効率のよさ、コストの軽減がはかれる。
- スリップ(slip)
- (1)船舶の修理用引き揚げ斜面又は傾斜した造船台。
(2)突堤式埠頭における突堤と突堤の間のこと。コンテナ船の大型化でスリップ幅が問題になる。 - スロット(slot)
- コンテナ船におけるコンテナ積み付けスペースの一般的な呼称。
- スロット・チャーター
- →スペースチャーター
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