このページの先頭です

はまふぅど人45号

最終更新日 2018年8月29日

視野を広げる畑の仲間づくり 経験や悩みをシェアする農業女子

農娘会(のうむすかい)

農娘会の皆さん
写真左上から、松本こずえさん、根本いづみさん、小原芙功子さん、苅部弥生さん、佐藤愛美さん、餅田美由紀さん。このほか育休中の渡辺多恵子さんがメンバー。


横浜市内の女性農業後継者が2015年に結成した「農娘会」。野菜の栽培に関する勉強会やマルシェへの出店、小学生への食育などの活動を行うグループです。結成の経緯や今後の展開についてお話を伺いました。

アイディアを出し合い皆で協力

「『農娘会』を結成したのは、同世代で農業の事を話せる場が欲しいと思ったことがきっかけです。“農業”の話をしたいと思ってもまわりは男性ばかりで、気軽に話ができる感じではありませんでした」と話す発起人の松本こずえさん。JA横浜に協力を求め、メンバーを集めていきました。
農娘会では、メンバーそれぞれがやってみたいアイディアを出し合って活動しています。どんな活動も、日程が合わなかったり、農作業が忙しかったりするときは無理せずに欠席できる自由参加。これまでに、JA横浜の技術顧問を呼んでの勉強会や機械講習、横浜や二子玉川でのマルシェへの出店、小田原や川崎の農家の視察等、様々な活動を行ってきました。
「自分には関係ないと思っていたことでも、皆と一緒にやってみると実は面白かったり、興味がわいたりして。そういうことは、一人では経験できないことなので、『農娘会』の活動を通じて、農業について色々な可能性を考えられるようになると思います」と松本さん。
同世代の農家の“娘”の活躍の場がなかったこともきっかけの一つ。「作目も畑がある地域もさまざまなメンバーですが、それぞれが『農娘会』での経験を生かして地元で活躍し、5年、10年後、新しい“農娘さん”が農業の世界に入ってきたとき、その第1歩を受入れられるようになっていけたら」と将来を思い描いています。

「農娘会」としての活動をもっとPR

農娘会での活動について、口々に「楽しい!」と話す農娘会の皆さん。メンバーは、市場出荷を主とする人、直売用に少量多品目の栽培を行う人、レストラン向けに珍しい野菜を栽培する人など、十人十色。それでも、“農家の娘”という共通点があるからこそ、共感できる部分がたくさんがあります。「『いつタネをまいた?』『それどんな品種?』など栽培の話が会話の中心。農業後継者としての意見や感想が聞けて勉強になります。また、トマトのアクで手が汚れてしまって、なかなか落ちないんですが、こういうちょっとした“農家あるある”みたいなことが話せるのも嬉しいです」と笑顔で話す佐藤愛美さん。
これからの活動については、畑でのアイディアがたくさん浮かんでいます。「皆で同じ肥料を使うなど、何かを統一させて、『農娘会』としてのブランド農産物ができれば嬉しい(苅部弥生さん)」「消費者と畑でコミュニケーションが取れるようなイベントを開催したい(松本こずえさん)」「メンバーそれぞれのレベルアップができるような取組をしていきたい(餅田美由紀さん)」など、“農娘会ならでは”のものばかり。また、「野菜はやっぱり鮮度が大事。市内産の野菜の良いところをもっと知ってもらう活動をしていきたい(根本いづみさん)」「“女性でも農業ができる”ということをもっと知ってもらいたい(佐藤愛美さん)」「『農娘会』のロゴマークを作って、それぞれの販売で使えたら(小原芙功子さん)」などPRにも意欲的。これからを担う農業女子たちの取組から目が離せません。

農娘会の販売情報

8月13日(日曜日)には、メンバー渡辺多恵子さんの直売所「わたなべの浜ぶどう(緑区北八朔町181)」にて、農娘会が直売予定。
詳細はこちらでチェック▼
URL https://www.facebook.com/watanabenohamabudou/(外部サイト)
※Facebookで「わたなべの浜ぶどう」を検索してください。

このページへのお問合せ

環境創造局農政部農業振興課

電話:045-671-2637

電話:045-671-2637

ファクス:045-664-4425

メールアドレス:ks-nogyoshinko@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:188-103-037

先頭に戻る