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はまふぅど人6号

最終更新日 2019年3月19日

はまふぅどナビ6号(2007年10月10日発行)

「キリンビール」つくる側と食べる側の確かな架け橋になるため、「地産地消」の応援活動を提案・実施する、横浜生まれの企業

キリンビール株式会社横浜支社:内田圭介さん

地産地消の取り組みを始めた動機

内田圭介さんの写真
キリンビール株式会社横浜支社の内田圭介さん

キリンビールは、100年前に横浜に生まれ、全国的な企業として成長してきました。地産地消の取り組みは、地元に生まれ育んでもらったことへの恩返しとして始めたとのこと。最初の取り組みは、2006年11月、横浜市に持ちかけて実現した「お料理レシピコンテスト」。
ビールは食べながら飲む食中酒の代表であり、「料理と一緒に飲むビールをもっとおいしく!飲んだらうれしくなって!との思いから、神奈川・横浜の恵みで豊かな食卓をつくる提案をしよう」との思いが結実したものだそうです。


地産地消の取り組み

グリーンチャウダー
第1回お料理レシピコンテストに選ばれたグリーンチャウダー

今では、全国のほとんどの支社で地産地消に取り組んでいるそうですが、横浜は特別な思いをもって取り組んでいるとのこと。昨年始めた「お料理レシピコンテスト」は、横浜の都市型農業をどう伝えていくかという視点から、市内の代表的な地場野菜の小松菜をとりあげました。募集ポスターも、キリンのマークだけそっと載せるなど、脇役としての細やかな気遣いが心憎い。186通の応募の中から6レシピが選ばれました。コンテストの後、その中の「小松菜のグリーンチャウダー」は、市内4店のレストランでメニュー化。課題は、限られたレストランでしか扱えなかったことだそうで、今後はできれば横浜全体に広げていきたいとのこと。


スティックかば豚春巻き
第2回お料理レシピコンテストに選ばれたスティックかば豚春巻き内

今秋は「選ぼうニッポンのうまい!2007」キャンペーンと、いろいろな分野の一番を集める「神奈川・横浜あなたのイチバン」を展開し完了。地域だけで知られているすごいものを募集、結果を新聞、チラシ等でPRする予定です。企画の段階では、JA神奈川やJA横浜とも一緒に検討したので、農協で募集案内したり結果をもどしていけるのも特色です。応募用紙は、観光案内所、スーパーや飲食店さんにも置き、幅広く巻き込みながら、取り組みの輪を広げているのも好感できます。
さらに、今年は東京ガスと一緒に、東京ガス関内ショールームで、地産地消をテーマにした文化祭を11月23日から25日に実施する予定です。皆さん、是非予約をしてのぞいてみたらどうでしょう。


会社としての理念と個人的な想い

お料理レシピコンテスト
お料理レシピコンテスト等の案内

会社として、発祥の地である地元を見直そうと、横浜生まれのキリンビールをアピールし、その先にどのような協働や貢献ができるかを考えています。「行政とともに横浜の農業・食材を考える中で、地産地消を進める消費の最終段階であるお料理レシピ、食材提案をしています」。
ビールを売ることが本来の仕事なので、普段から「地産地消の仲間に入りませんか」と飲食店にご案内することが多いとのこと。しかし、レストラン経営で地産地消を進め、コストに見合うようにするのは大変であることも事実です。あるレストラン経営者は「自分が作りたい料理の食材を集めることだけではなく、旬の食材やその日に収穫されたものでおいしさを表現し提供することも大事」と話していたそうです。
販売活動への取り組みでは、お客さまにどのような価値をお届けできるかが大切で、地元のお客様との絆を深めることを常に心がけています。このように、「価格」ではなく「商品」や「想い」を伝える非価格営業を進めているそうです。今年の100周年は通過点であり、早くも次の100年に向けて、「地元発祥の企業として、地元への貢献や協働に取り組み、誰よりもお客様の側で豊かなひと時を提供できるかを考えていきたい」と思いを馳せています。
「個人的には、農協や農家の人、直売所の人など、現場に出向いて、普通だと会えない人に出会うことが喜びです」と内田さん。さらに、「ビールの地産地消。横浜の麦で横浜プレミアムビールができれば」と、単なる夢物語に終わらせたくない様子でした。


今後の展開

今後の継続的な取り組みとしては、これまで同様、行政や農協と一緒につくっていく協働型の進め方を心がけている点をあげます。キリンビールでは、5年前から九州でJAと地産地消に取り組みはじめ、その後いろいろなところで展開しています。首都圏では千葉(産地)が最初。神奈川では、生産県ではなく消費県であるために地場食材が安定して揃わないことが一番の悩みだそうです。今後は流通問題の解決をにらみながら、「やまゆりポーク」のように、安定して生産できる農畜産物を掘り起こし、それらと組んでいきたいとのことでした。
また、地元企業と一緒につながったり、様々な異なる分野のNPOなどと積極的に話をしていき、パートナーとして一緒にできることを見つけてやっていきたいとのことです。「まちのメッセンジャーとして動き回るうちに、いろいろなグループと会い、課題解決のためにネットワークしていくことで、次から次へと新しいニーズが見えてくる」と言います。営業担当は、それぞれの地域担当者として、地元ネタを探し、横浜にどれだけ深く入り込めるかを考え、ビール産業発祥の地をさらに認知してもらうのが本業で、いつも心がけている大事な点だそうです。
「小松菜で、はまぽーくで、おいしいものを作って、食べて、キリンビールがそのそばにあること」、この簡単そうで困難な夢の実現に向かって、着実にチャレンジし続けています。

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環境創造局農政部農業振興課

電話:045-671-2637

電話:045-671-2637

ファクス:045-664-4425

メールアドレス:ks-nogyoshinko@city.yokohama.jp

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