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はまふぅど人40号

最終更新日 2018年8月28日

横浜ブランドを世界に発信したい

小野ファーム
代表 小野利和さん

ホテルモントレ横浜 総料理長 吉田敏彦さん

小野ファームが展開するアイス専門店・横濱アイス工房。
全国的にも珍しいハラール認証のアイスクリーム販売を始め、注目を集めています。
代表の小野利和さんに認証の取組について聞きました。

認証までの厳しい道のり

戸塚区で乳牛や肉牛を約400頭飼育する小野ファーム。直営の横濱アイス工房では、毎朝絞りたての生乳で作るジェラートアイスが人気です。
代表の小野さんは2014年、あるトルコ料理店から「ハラール認証のアイスを作りたい」と持ちかけられました。ハラールとは直訳すると“許されたもの”。イスラム教ではアルコールや豚肉などの飲食を禁じるなど厳しいルールがあり、これに合うことを証明するのがハラール認証です。小野さんはこれまでも事業を進める上でアドバイスを受けてきた大友晃さんに相談し、二人三脚の取組を開始。
苦労したのは、禁じられた素材が入っていないことを証明する成分表の作成でした。例えば、従来の砂糖には、色を白くするために豚の骨粉が入っていることが判明。「ハラールに認められ、なおかつアイスの味が変わらない砂糖を探すのが大変でした」。海外から仕入れた素材は、輸入業者からメーカーに依頼し、証明書を発行してもらいます。さらに、同じ生産ラインで非ハラールの製品を作っていないかもチェックし、ハラール専用の製造機や冷蔵庫を新たに導入しました。

イスラム教徒にも安心の味

7~8か月の月日を経て、NPO法人日本アジアハラール協会に認証されたアイスは、ミルクやチョコ、抹茶のほか、横浜の農産物をぜいたくに使ったイチゴ、サツマイモなど7種類の味。「イスラム教徒は、パッケージのハラールマークを見るだけで、安心するようです。先日、横濱ビーフの肉牛を視察に来たドバイの業者にアイスを出したら喜んでいました」。
ハラール認証のアイスは横濱アイス工房戸塚店のほか、飲食店や観光地の土産店などでも販売され、製造量が増え続けています。小野さんは、シンガポールやマレーシアなどイスラム教徒が多い国への輸出も視野に入れています。横浜ブランドのアイスが世界の人々に愛される日が来るのが、とても楽しみです。

横濱アイス工房 戸塚店
場所:戸塚区上倉田町1457
営業時間:11:00~17:00(4~9月は10:00~18:00)
休業日:月曜定休(祝日の場合は翌日、4~9月は無休)
問合せ:045-862-9753
http://www.yokohama-ice.com/(外部サイト)

このページへのお問合せ

みどり環境局農政部農業振興課

電話:045-671-2637

電話:045-671-2637

ファクス:045-664-4425

メールアドレス:mk-nogyoshinko@city.yokohama.lg.jp

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