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はまふぅど人43号

最終更新日 2018年8月27日

野菜のおいしさを広げる女性たちの取組

加工倶楽部かながわ 代表 鈴木キヌ江さん

加工倶楽部かながわ

おいしい横浜のキャベツをもっと食べてほしい」
「加工倶楽部かながわ」はそんな思いから、キャベツ生産農家の女性たちが集まって、手作りドレッシングや焼肉のたれ作りを始めました。一人ではできないことも、力を合わせればできる。キャベツから広がる新しい取組が、ここにあります。

安心安全、本物の味

60ヘクタールを超える菅田羽沢農業専用地区は、かながわブランド「横浜キャベツ」の代表産地。
加工品づくりの話は4年前にさかのぼります。「12月にJA横浜の直売所『メルカートかながわ』が開店すると聞き、店頭に加工品がないと物足りないので、何か作りたいと思ったんです」。鈴木さんは当時を振り返ります。JAにも協力してもらい、近隣で加工品を作りたい女性を募集。その結果、鈴木さんを含めた6人が集まり、2012年7月に「加工倶楽部かながわ」がスタートしました。
キャベツの消費拡大を大前提として、製品は「キャベツに合うドレッシング(たまねぎ・ごま)」と「浜なしたっぷりの焼肉のたれ」に絞りました。製法技術や衛生管理は県農業技術センターの木下洋子主査の指導を受け、できるだけ自家製の材料を使った安心安全の品が生まれました。

それぞれの加工場から生まれる新商品も

加工場は鈴木さんが所有するアパートの一室。
午前中は農作業が忙しく、家事もあるので、全員が集まって作業をするのは、毎週火曜日の午後のみ。添加物を使わないため、賞味期限が短く、販売場所もメルカートかながわなど数か所に限られているので、在庫は抱えられません。作業が円滑に進むようになった今は、売れゆきに合わせて生産調整し、余った時間は新商品の開発やジャムなどの受託生産にあてています。
「キャベツの栽培に関する情報交換もできるし、みんなとおしゃべりもできるので、ここに来ると良い気分転換になります。また、ある程度の収入にもなるので、家族にも応援してもらえるし、居心地がいい場所です」とのこと。
また、ゆるやかな共同が特色で、「ここでいろいろ学び、自信がついたら、自分の加工場を持とうとスタートし、徐々にそれぞれの加工場もできてきました」。
今は、ブルーベリージャムやニンジンジャム、キャベツの塩漬けなど、個人の加工場からの商品も生まれています。また、こんにゃくなど、加工品作りから新しい作付けへとつながることも。
これからもメンバーそれぞれの持ち味を活かした美味しい一品の誕生が楽しみです。

加工倶楽部かながわ 加工品の販売情報

JA横浜メルカートかながわ内「ハマッ子」直売所・メルカートきた内「ハマッ子」直売所・
「ハマッ子」直売所 都筑中川店・「ハマッ子」直売所 たまプラーザ店にて販売

このページへのお問合せ

環境創造局農政部農業振興課

電話:045-671-2637

電話:045-671-2637

ファクス:045-664-4425

メールアドレス:ks-nogyoshinko@city.yokohama.jp

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