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三枝哲弥（建築大工）

最終更新日 2024年7月30日

三枝哲弥マイスター顔写真

三枝　哲弥(さえぐさ　てつや)
建築大工

令和２年度選定（第25期）
緑区在住

見える部分だけでなく、見えない部分も丁寧に仕上げたい

昔、親方から言われた「『これでいいや』って思うような仕事は絶対するな」という言葉を胸に、「見える部分はもちろん、天井裏、床下、壁の中及び押し入れなど、見えない部分も丁寧に仕上げたい」と語る三枝さん。木材が最も美しく見える仕上がりをイメージして作業に取り組んでいます。

「仕事が上手な人は動きに無駄がないし、道具の使い方が優れている」と三枝さん。一日の作業が終わったら、鉋や鑿など使った道具は手入れし、大切に使うことで道具が手の一部のようになじむとのことです。

建築大工の技能検定員として多くの審査に携わるかたわら、横浜市建設労働組合連合会では技術対策部に所属し、「よこはま技能まつり」や「匠の小学校」などの技能職のイベントで建築大工の魅力を伝える活動にも力を入れています。

三枝哲弥マイスターの作業の様子

現在、木造住宅の施工方法は機械刻み（プレカット）が主流となる中で、三枝さんは、自ら作成した墨差しを使って、墨付け、刻み、組み立てを手作業で行うことができます。

とりわけ、梁や桁の強固で見栄えの良い継ぎ手として伝統的に用いられる「追っかけ大栓継ぎ」に高度な技能を有しており、木材の素材を生かした建築を好まれる施主から高い評価を得ています。

三枝哲弥マイスターの作品

高校卒業後、在来工法に携わる工務店で約10年間の修行の後、平成15年に三枝工務店を設立。

三枝哲弥マイスターの作品

三枝工務店
泉区新橋町1337 三枝荘201
Mail：tetwoya.s@gmail.com

経済局市民経済労働部雇用労働課

電話：045-671-4098

ファクス：045-664-9188