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山村助成マイスター(染織)

最終更新日 2024年1月18日

山村助成マイスター顔写真

山村 助成(やまむら すけなり)
染織

平成17年度選定(第10期)
泉区在住

  • 昭和9年生まれ、横浜市出身
  • 山村染織工芸会長
  • 横浜スカーフデザインコンクールの審査員、横浜ファッション協会委員、神奈川県繊維協会理事などを歴任

ものづくりは自問自答の繰り返し

山村さんは、100年以上の伝統を誇る横浜の特産品「横浜スカーフ」をはじめ、様々な生地の染色を手掛けてきました。

「一歩先の時代を読んで、今もさまざまな作品を作っています」、「ものづくりは自問自答の繰り返しです。自分で課題を見つけ、自分で乗り越えなければなりません」と語る山村さん。

新製品を作りたいという強い気持ちを持ってアンテナを広く張っていると、思わぬところからヒントが飛び込んでくる。そのヒントをタイミングよく、しっかりつかまえることが大事だそうです。

後継者の育成のほか、横浜で開催される展示会などのイベントに積極的に参加されるなど、「横浜スカーフ」をはじめとする染織の技能を広く市民に伝え、地域文化の振興に寄与しています。

マイスターの技

山村助成マイスターの作業の様子

機械で大量生産されることが多い業界の中で、手描きによる大量生産に取り組んでいます。

30代で考案した手描き染め技法は、一反の布を空中に張り、刷毛を使ってフリーハンドで図柄を描く技法で、同じ図柄を大量に描け、手仕事の味わいが出せます。そのほか、アクションペイント(空中描法)、墨流し染め、よろい染め、むら染めなど開発した技法は100種を超えます。

独創性のある作品を開発し、その作品は横浜001グッズに認定されました。

プロフィール

山村助成マイスターの作業の様子

横浜生まれ横浜育ち。

多摩美術大学図案科を卒業後、輸出向けの繊維加工品会社に入社し、服地のプリント図柄のデザイナーとして勤務。

型紙をデザインする傍ら、プリントの技術について学び、布地に直接手描きで染める技法を確立。

35歳で山村染織工芸を設立。

主な受賞歴

  • 平成15年 フランス・パリ・インターナショナルサロン展 特別賞受賞
  • 平成16年 ドイツ・オランダ・ベルギー展(ユリージョン現代美術世界展)特別賞受賞
  • 平成25年 「現代の名工(卓越した技能者)」表彰受賞(厚生労働大臣)
  • 平成27年 黄綬褒章受章

ここでマイスターの技に出会える!

山村染織工芸
横浜市泉区和泉町3143
電話:045-802-3138

このページへのお問合せ

経済局市民経済労働部雇用労働課

電話:045-671-4098

電話:045-671-4098

ファクス:045-664-9188

メールアドレス:ke-ginou@city.yokohama.lg.jp

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