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高橋弘マイスター(畳工)

最終更新日 2021年2月1日

髙橋弘マイスター顔写真

高橋 弘(たかはし ひろし)
畳工

平成12年度選定(第5期)
神奈川区在住

  • 昭和11年生まれ、横浜市出身
  • 高橋畳店を継ぐ
  • 1級畳技能士、職業訓練指導員免許、ものづくりマイスター(厚生労働省)
  • 横浜畳組合連合会技能開発部長、技能検定委員、神奈川県の技能コンクール委員などを歴任

畳職人としての情熱と探究心

有職畳作りは、「畳屋なら畳のことは何でも知っていないと恥ずかしい」という、高橋さんの職人としての理念と芸術に傾ける情熱から始まりました。

「有職畳を作った時に両面とも縫い目を見せない方法を発見したんだよ」、「これが何になるというわけじゃないんだけど、好きだから作ってるんだろうね」と語る高橋さんが職人として最も嬉しい時は、お客さんから褒められた時だといいます。

「畳はその場で作ることが出来ないから、一度持ち帰って完成させたものがきちんと元の場所に収まった時は嬉しいよ」と高橋さんは日々の畳作りに励まれます。

マイスターの技

高橋弘マイスター作業の様子

畳の材料のい草は、自然素材のため品質は一定ではありません。

そのため職人の長年の経験で、様々な大きさの「庖丁」、畳を縫い付ける「縫着機」や「縫い針」、ヘリの幅を測る「渡り」、厚さを測る「クワエ」など使いこまれた道具を駆使し作り上げます。

神体を安置する「御神座(ごしんざ)」や飾り畳としての「六角畳」などの有職畳は、隅の柄を合わせるのが大変難しいものです。

平面が6か所ある立方体の畳「さいころ畳」の作成には、普通の平刺し縫いと違い、畳表(たたみおもて)を直接縫い付ける技法を用いており、その技法は高橋さんが考案し、普及させました。

そして関東流儀の基本は高橋さんの作品が基本になっています。

プロフィール

高橋弘マイスターの道具

横浜で江戸時代から続く高橋畳店の5代目として、中学卒業と同時に修業を積み重ね、37歳の時に店主となる。

40歳の時に出会った1枚の写真がきっかけで、神社や寺院などで使われる独特の形をした有職(ゆうそく)畳を独学で作り始め、様々な技法を開発し作品を生み出す。

その作品は大山阿夫利神社をはじめ全国100か所以上の神社仏閣で使用されている。

主な受賞歴

  • 昭和61年 神奈川県卓越技能者表彰受賞(神奈川県知事)
  • 平成4年 技能検定委員表彰受賞(神奈川県職業能力開発協会会長)
  • 平成9年 横浜市技能功労者表彰受賞(横浜市長)
  • 平成13年 技能検定委員 表彰功労賞受賞(厚生労働大臣)

ここでマイスターの技に出会える!

高橋畳店
横浜市鶴見区下末吉1-17-26
電話:045-581-0482

このページへのお問合せ

経済局市民経済労働部雇用労働課

電話:045-671-4098

電話:045-671-4098

ファクス:045-664-9188

メールアドレス:ke-ginou@city.yokohama.jp

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