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水守康治マイスター(帯仕立て)

最終更新日 2022年3月23日

水守康治マイスター顔写真

水守 康治(みずもり こうじ)
帯仕立て

平成27年度選定(第20期)
戸塚区在住

  • 昭和18年生まれ、石川県出身
  • 昭和45年 帯康設立
  • 職業訓練指導員(和裁科)
  • 神奈川県和服裁縫協同組合副理事長、職業訓練法人神奈川県和裁訓練協会副会長、神奈川県技能士会連合会事業副委員長、全国和裁着装団体連合会総務・会計などを歴任
  • 横浜人図鑑」(J:COM)出演映像(外部サイト)

自身が納得できる帯をお客様に届けたい

「自身が納得できる作品をお客様に提供すること」、「約束は必ず守り、お客様との信頼関係を築くこと」を水守さんは大切にされてきました。

「ただ作業を進めるのではなく、常に考えてやることが大事」と言われる水守さんは、生地の種類や柄に合わせて、長年培った感覚によってキセのかけ方や縫い目の大きさを調整し、それぞれの帯の締めやすさを探求されてきました。

将来は、お客様と直接話して、お客様の好みや体形に合わせた帯作りができる店舗を構えたいと夢を語られます。

「帯仕立ての技能を余すところなく公開して技能を伝えたい」と言われる水守さんは、所属する団体での講習会で講師を務めるほか、自社で弟子に技能を伝え、後継者の育成に取り組まれています。

マイスターの技

水守康治マイスターの作業の様子

一般的に帯仕立ての製作では、180cmの長さの台を作業者に対して横に置きます。

水守さんは、キセ(折り目)をまっすぐに仕上げるため、70cmの長さの台を作業者に対して縦に置いて作業する方法を考案しました。

また、芯をまっすぐに裁断するには芯切包丁の切れ味が重要です。そのため、研ぎ易い小さめの芯切包丁を使用しています。

さらに、帯の擦り切れを防ぐために帯芯を用いて段を消す技法を施すなど、帯を長持ちさせ、帯の締め心地を良くするよう工夫しています。

プロフィール

水守康治マイスターの道具

いとこであり、都内の帯専門の仕立屋を営む師匠の下に見習生として入門。

11年間の修業を積んだ後、26歳で独立し帯康を設立。

簡単に美しく締められる付け帯などを考案するほか、着付けの指導に取組み、帯・和装文化の普及活動を積極的に行う。

主な受賞歴

  • 平成15年 横浜市技能功労者表彰受賞(横浜市長)
  • 平成24年 神奈川県卓越技能者表彰受賞(神奈川県知事)
  • 平成26年 「現代の名工(卓越した技能者)」表彰受賞(厚生労働大臣)
  • 平成27年 黄綬褒章受章

ここでマイスターの技に出会える!

有限会社帯康
横浜市戸塚区深谷町92-2
電話:045-851-7745

このページへのお問合せ

経済局市民経済労働部雇用労働課

電話:045-671-4098

電話:045-671-4098

ファクス:045-664-9188

メールアドレス:ke-ginou@city.yokohama.jp

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