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植松幸男マイスター(調理師(西洋料理))
最終更新日 2024年1月18日
植松 幸男
調理師(西洋料理)
平成21年度選定(第14期)
鶴見区在住
- 昭和25年生まれ、東京都出身
- 新横浜グレイスホテル名誉総料理長を務める
- 軽井沢など全国各地にて皇室の料理番を担当
- 元赤坂の迎賓館において国賓・公賓として来日した元首相・大統領の料理を担当
- 総理官邸・外務省の料理を担当
- 大喪の礼等宮内庁の料理を担当
食文化が一国を支える原動力といっても過言ではない
「料理の中には、異国の文化とその国の成り立ちがはっきりと現われています。料理の背景にあるさまざまなことを学ぶこともやりがいの一つ」と植松さん。伝統と技術をしっかりと学び料理人としての腕をふるうことで、食べた方に自分の思いが伝わり、お客様に喜んでいただけることがこの仕事のやりがいと語ります。
「食とはいかなる時代にあっても、文化として民衆の生活の中にあり、それが一国を支える原動力になっていると言っても過言ではない」、「食は人間の中で一番重いもの」との思いで、お客様の喜ぶ顔を想像して仕事をしてきました。
ともすれば効率性がもてはやされ、貴重な技術・技能は非効率だと勘違いされがちですが、基本を疎かにしたところに新たな発見や発展はないと思い、研修会などでは、基本を大切にすることの重要さを若手に伝えています。
マイスターの技
新しい手法を積極的に取り入れ、素材の持ち味を引き上げるとともに、コスト改善や、調理時間の短縮など、独自の工夫を重ねた料理を続けてきました。
仏蘭西料理の素材として魚介類、野鳥禽類は、産地指定の物を用います。
輸入品目については、トレーサビリティをしっかり確認し、安全かつ高品質な素材に重点を置いています。
また、野菜等の生鮮品は、地元横浜産を常に利用し地産地消を心がけています。
また、国賓・公賓をもてなしてきた実績から、多人数調理等に対応できるノウハウを有しています。
プロフィール
幼少の頃、父親と共に行ったレストランのカレーに感銘を受け、料理人に憧れ、料理の道に進む。
プリンスホテル入社後、皇室の料理番のほか、国賓・公賓の料理を担当。
その後、高輪プリンスホテル調理課長、横浜プリンスホテル調理部長を経て、新横浜グレイスホテルの総料理長、さらに名誉総料理長を務めた。
日本エスコフィエ協会会員、日本ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会会員、トックブランシュ国際倶楽部会員、全日本司厨士協会会員として名を連ねる。
主な受賞歴
- 平成13年 オーギュスト・エスコフィエ協会 ディシプール章受章(フランス)
- 平成20年 最高技術顧問最高技術金章受賞(社団法人全日本司厨士協会)
- 平成23年 横浜市技能功労者表彰受賞(横浜市長)
- 平成24年 調理師関係功労者厚生労働大臣表彰受賞(厚生労働大臣)
このページへのお問合せ
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電話:045-671-4098
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メールアドレス:ke-ginou@city.yokohama.lg.jp
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