ここから本文です。
堀内強美マイスター(食肉加工・調理師)
最終更新日 2023年1月11日
堀内 強美
食肉加工・調理師
平成21年度選定(第14期)
港南区在住
- 昭和20年生まれ、宮崎県出身
- 昭和44年 南区に精肉店を開店
- 昭和45年 南区にとんかつ美とんさくらいを開店
- 平成21年 釜焼きとんかつで特許を取得
- 1級厨房設備施工技能士、ものづくりマイスター(厚生労働省)
横浜からとんかつを大改革したい
友人から「健康のために、とんかつが食べられなくなった」と言われた堀内さんは、とんかつを食べたくても食べられない人のため、油分の多いとんかつをいかにして健康食に変える調理法の開発に挑戦を始めました。
堀内さんは、自身で開発して特許を取得した石釜を使って、高温でとんかつを焼くことで油分を落とし、胃がもたれない、胸やけしない、肉のうま味が存分に引き出された「釜焼きとんかつ」を考案しました。
さらに、堀内さんは、卵アレルギーの人のために、パン粉をつける前に肉を浸す液(バッター液)に卵を使用せず、えのきを使用して、栄養価が高くうま味成分を多く含んだ独自製法を開発しました(特許出願中)。
「安心・安全・健康をモットーにロース肉を低温で2~3時間釜で焼き上げることにより旨味を凝縮したうすいピンク色に焼き上げるとんかつ」、これは堀内さん流の大改革です。
堀内さんは、「横浜から全国そして全世界へ、健康食として釜焼きとんかつを発信したい」と夢を語ります。
そして、「己に勝つ」、「絶対に諦めない」という気持ちと食肉加工の技術を小中学生などへ伝える活動をしています。
マイスターの技
食肉加工のコンテスト授賞式で自分の食肉加工技術だけでなく日本の技術進歩を認められ、感動した堀内さんは、さらなる技術の改善に取り組み、良い製品を作るために、枝肉すべての部位を適した方法で加工し、道具や良質の肉、香辛料、調味料などの工夫をしています。
厳選された上質なもも肉で作られた美豚ハマジャーキーはヨコハマ・グッズ001にも認定されました。
プロフィール
宮崎県出身。
18歳の時に東京都内の食肉専門店に入社。
横浜市内の食肉販売店での勤務を経て、22歳の時に精肉店を開業。
その後、とんかつ店を開店。
精肉に携わる中、ハム・ソーセージ作りを始める。
1993年から96年にかけ、培った技術をもって、ハム、ソーセージ、ウィンナーの本場であるオランダで、オランダ国際食肉加工品コンテスト、スラバクト国際食肉加工品博覧会(SLAVAKTO)のコンテストに挑戦し、ポークジャーキーやハモンセラーノ(生ハム)などで数々の金賞を受賞。
主な受賞歴
- 平成5年 オランダ国際食肉加工品コンテスト ポークジャーキー金賞、ハモンセラーノ(生ハム)金賞、チョリソー金賞
- 平成6年 オランダ国際食肉加工品コンテスト ポーク・スモーク・レバー金賞
- 平成6年 SLAVAKTO ビーフジャーキー金賞
- 平成8年 オランダ国際食肉加工品コンテスト ロースハム金賞
SLAVAKTO(スラバクト)は、オランダで開かれる食肉製品や食肉関連機器の見本市のことであり、食肉加工食品コンテストが開催されている。
ここでマイスターの技に出会える!
とんかつ美とんさくらい
電話:井土ヶ谷店 045-731-5502
手作りハム工房・桜井
電話:045-761-7721
このページへのお問合せ
ページID:146-094-046