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荒川昭男マイスター(造園)
最終更新日 2021年2月1日
荒川 昭男
造園
平成19年度選定(第12期)
緑区在住
- 昭和20年生まれ、東京都出身
- 東京農業大学造園学科卒業後、都内及び滋賀県の庭師の下で修業を経て、庭工荒川を創業
- 1級造園技能士、1級造園施工管理技士、職業訓練指導員、ものづくりマイスター(厚生労働省)
- 「横浜人図鑑」(J:COM)出演映像(外部サイト)
木が喜ばなければいい庭はできない
荒川さんは、樹木が喜び生き生きとしてくれるような透かし(剪定)を心掛けています。
「良い庭とは、庭を前にしていつの間にかその存在を忘れてしまうような庭」と語り、依頼主とつくり手の人生や思いが投影された庭づくりに取り組んでいます。
平成11年から地元で「霧が丘緑舎(きりがおかりょくしゃ)」を立ち上げ、地域からの受講者を募り、造園全般の指導や地域活動を行っています。
また、神奈川県造園業協会認定訓練校の講師を務めるなど、若手技能者の育成に力を注いでいます。
マイスターの技
日本古来の伝統的な築庭技法を受け継ぎ、時代の変化に対応した新技法を柔軟に取り入れるとともに、諸外国の庭園と日本庭園の共通点を探し、優れている点を積極的に取り入れています。
また、荒川さんの庭づくりの特徴は、石の使い方にあります。
関西で修行した経験と国内の神社・寺院や世界の遺跡を巡った経験を活かし、日本の伝統的な石積とぺルーのインカ、メキシコのマヤ、地中海のローマ帝国など、諸外国の古代石積との融合を考え、自然石と加工石のような異なる石材の調和を追求しています。
プロフィール
両親のすすめで商業高校に入学したものの、簿記やそろばんよりも、自分の全てをつかって無から有を造りあげる職人の方が向いていると感じる。
地元では江戸時代からのお屋敷に出入りする庭師が多く見受けられ、自然と造園業の世界に進む。
大学在学中は、休暇を利用して京都で修業を積む。大学卒業後、庭師に師事し町屋の庭や茶庭の作庭について修業する。
さらに、滋賀県大津市にて京風作庭を修業する。35歳で横浜市に戻り、庭工荒川を創業。
上野寛永寺、真如院、現龍院、春性院などの築庭を手掛けるほか、平成16年に総持寺倚松庵路地の修復に携わる。
主な受賞歴
- 昭和54年 滋賀県技能競技大会 1級造園工事作業 優秀賞受賞(滋賀県)
- 平成10年 神奈川県優秀技能者表彰受賞(神奈川県知事)
- 平成24年 神奈川県卓越技能者表彰受賞(神奈川県知事)
ここでマイスターの技に出会える!
有限会社庭工荒川
横浜市緑区霧が丘3-24-5-108
電話:045-921-5827
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