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玉田正マイスター(板金技能士)
最終更新日 2021年1月29日
玉田 正
板金技能士
平成9年度選定(第2期)
旭区在住
- 昭和5年生まれ、横浜市出身
- 1級板金技能士、職業訓練指導員
- 神奈川県板金組合訓練校副校長、神奈川県板金工業組合副理事長、技能検定委員、かながわ技能フェスティバル技能コンクール委員などを歴任
培った板金技能が銅板画に花開く
「苦しいこともありましたが様々な経験を積んだおかげで、大規模な工事を無事にやり遂げることができた」と玉田さん。
板金組合訓練校の創立に尽力され、副校長や講習会の講師として後進の指導育成に貢献し、数多くの後継者を輩出しています。
市内の小中学校に数多く招かれ、卒業記念製作の銅板画指導を行い、「他の人から受けた恩を忘れてはいけない」、「自分を育ててくれた人に対する感謝の気持ちと向上心をもつことが大切だ」と子供達に語りかけています。
銅板を表から鏨(たがね)でたたいて文字や絵を浮き上がらせる工法「銅板鏨(たがね)打出し工法」で銅板画を作り、展示会へ出品するようになりました。
銅板画は、硫黄で発色することで、光の位置により色が変わるようにするだけでなく、持ち前の遊び心で、油絵の具を何回も塗り重ねて銅板画に着色してあります。
マイスターの技
一般の戸建てや集団住宅をはじめ、建築物の屋根、雨樋、外壁工事加工や施工の技術は、建築関係業界で高く評価されています。
特に、神社仏閣・寺院などの特殊建造物の工事においては、その建築物によく調和した美観に対応する施工を行い、卓越した技能を発揮されました。
プロフィール
横浜生まれ横浜育ち。中学卒業後、自動車会社の学校を経て、兄の経営する銅工店に板金工見習いとして入社。その後、岡野町の師匠のもとに弟子入りし、25歳で独立。
東海大学の総合体育館、三溪園の三溪記念館、相模原の米軍キャンプなどの大規模な屋根工事では現場責任者として尽力する。
主な受賞歴
- 昭和54年 功労賞(全日本板金工業組合連合会理事長、社団法人日本建築板金協会会長)
- 平成2年 横浜市技能功労者表彰受賞(横浜市長)
- 平成5年 神奈川県卓越技能者表彰受賞(神奈川県知事)
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