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【開催報告】令和6年度生涯学習講座「昆虫と私たちの関係」~イモムシから自然を学ぶ~
最終更新日 2024年7月30日
開催報告
講座の様子
第一部: おはなし
「昆虫を探そう、身近な昆虫の世界」
横田先生から昆虫の探し方や飼育方法などを教えていただきました。また、「蝶と蛾の違いはなにか?」「イモムシとケムシの違いはなにか?」など、日ごろ気になっていたものの正解が分からなかったことなどを伺って、ますます昆虫への興味が高まりました。
続けて、地球温暖化の影響や外来種の増加などの泉区でも見られる生態系の変化について伺いました。自分たちができる取り組みとして、地域活動による環境保全やそれぞれのお家にある緑が昆虫の活動の中継場所となることなど、今まで知らなかったことをたくさん学びました。
第二部: ワークショップ
「作ってみよう! 自分だけの自然と昆虫の図鑑」
横田先生が持参された、昆虫標本(すべて泉区内で見つけたもの!)、生きているイモムシ、数多くの図鑑を使って、自分の目で見て特徴をとらえたり長さを測ったりしながら、昆虫の絵を描き、調べたことを記入して、自分の図鑑の最初の一ページを作成しました。
昆虫の記録を残す際には、見つけた人、見つけた場所、見つけた日時を記録しておくことが大切で、後から専門の先生に質問したいときも、なるべく多くの情報を書き留めておくことがよいとのことでした。
先生が持参してくださった標本には、昆虫の名前などは記載がなく、各自図鑑をめくりながら、これかな?似てるけど違うかな?と、一生懸命に調べました。
最後に先生から昆虫の名前が書いた回答用紙が配られましたが、正解だったり、違っていたり。それもまた楽しくて、あっと言う間の2時間でした。
図鑑シート記入例
図鑑づくりの様子
いずみ区民活動支援センターより
横浜市の中でも自然環境の豊かな泉区。
今回は、夏休みに泉区の自然を楽しみながら、地域のことや自然環境のことなども学ぶことができるように小学生とそのご家族を対象にした講座を企画しました。
講座では、子どもも大人も横田先生の昆虫についてのお話に目を輝かせて聞いていました。続くワークショップでは周りと協力して丁寧に昆虫の絵を描いたり、昆虫や自然に思いをめぐらせている姿が印象的でした。
そして参加者の中から、図書館の利用カードの新規発行を申し込まれた方や、横田先生が実際に泉区で行っている地域活動に自分たちも参加してみたいと申し出てくださった方などもいらっしゃいました。
いずみ区民活動支援センターでは、皆さまの学びや活動のお手伝いができるよう今後もさまざまな講座やイベントを企画運営してまいります。
これからもたくさんのご参加・お問合せをお待ちしています。
開催概要
日時
令和6年6月30日 (日曜日)午前10時から正午まで
会場
泉図書館 2階会議室(泉区和泉町6207-5)
講師紹介
横田 光邦(よこた みつくに)氏
講師 横田 光邦(よこた みつくに)氏
1967年、埼玉県生まれ。2002年から泉区在住。
日本鱗翅(りんし)学会、日本蛾類学会等に所属。蛾の多様性に興味を持ち、その幼虫と植物との関わり合いを調べることをライフワークとしている。
横浜市や川崎市を中心に森の観察会で生き物の案内を行っている一方、休日は日本各地に蛾を探しに出かける。毎週土曜日は泉区内の新橋市民の森で樹林地整備などを行っている。
主な著書に「小学館の図鑑NEOイモムシとケムシ-チョウ・ガの幼虫図鑑」(小学館)、「くらべてわかる蛾1704種」(山と渓谷社)などがある。
講座のチラシ
講座チラシ
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電話:045-800-2393
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ファクス:045-800-2518
メールアドレス: iz-kuminkatsudou@city.yokohama.jp
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