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温故知新!西区てくてくスケッチ:第四十六回 石崎川プロムナード
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
最終更新日 2021年2月1日
横浜駅東口から高島町方面に行き、帷子(かたびら)川にかかる万里橋を渡る。次の浅山橋が約1.6キロメートルの「石崎川プロムナード」のスタート。上流に向かって川沿いを歩く。石崎川は西区だけを流れている川で、平沼新田が開発された江戸時代に用水路として整えられた。
次の高島橋で川は右に曲がり、歩道橋を渡ると静かな橋めぐりの散策路になる。次は幕末の横浜開港で急造された「横浜道」が通る敷島橋。川にかかる多くの橋は、関東大震災後の1928(昭和3)年頃に竣工。道路には所々に古い石畳が残り、川沿いには今は少なくなった柳が植えられている。ここにはなつかしい昭和の風景が残されている。
国道1号のすぐ裏の道とは思えないほど穏やかだ。石崎橋、梅香崎橋、平戸橋などを過ぎて、浜松橋で石崎川は右に曲がると、分流している本流の帷子川に再び出会う。
次は桜満開の頃に歩いてみようと思う。
題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)
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