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温故知新!西区てくてくスケッチ:第六十回 七曲坂
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
最終更新日 2023年6月1日
国道1号線にあるニコニコ商店街入口の久保町交差点を保土ケ谷駅方面に歩き、すぐ左側にある住宅街の道に入ると、保土ケ谷区との境にある「七曲坂」がある。
実際には4曲りだが、左右交互に急角度に折れ曲がった約160段の階段が続く。4曲り目の所でスケッチをしていると、近くの国道を走る自動車の音、下岩間踏切の「カーン、カーン」と鳴る警報音やJR東海道線などの電車の音が聞こえてくる。脇を「ヨイショ!」と言いながら、荷物を抱えている人が上って行く。階段の向こうには、横浜駅西口のビル街が見渡せる。
16年前まで階段の上に富士見丘学園の女学校があったので、朝に夕にセーラー服姿の学生が、にぎやかに話しながらこの階段を上り下りして行った。
階段を上りきると東台寺があり、坂の標識が立っている。女学校があった所は、今はマンションが建っている。
題字・絵と文 鈴木太郎(西区文化協会)
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