温故知新！西区てくてくスケッチ：第七十回 ヨーヨー広場

桜木町駅からみなとみらい21側に出て動く歩道に乗り、ランドマークプラザを抜けると、クイーンズスクエア横浜との間にヨーヨー広場がある。横浜美術館などへ行けるオシャレなグランモール公園の一部。大勢の家族連れ、買物客やサラリーマンが行き交う。
なぜヨーヨー広場と言うのか。広場に建っている彫刻家・最上壽之(もがみひさゆき)さん製作の1994（平成６）年完成、高さ17メートルのステンレス製の巨大な彫刻作品「モクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー」から名付けられた。モクモクは雲、ヨーヨーは前途洋洋からだそうだ。洋洋はみなとみらいの地名にはピッタリだ。
周辺の直線ばかりの建物群の中に、曲線ばかりの彫刻はとてもおもしろい。ジェットコースターや骨のようにも見える。　
彫刻のスケッチは回転が重なり、どうなっているのか分からなくなって苦労した。彫刻はビル風を防ぐ、立派な役目も果たしているのだ。
題字・絵と文　鈴木太郎（西区文化協会）