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温故知新!西区てくてくスケッチ:第三十二回 赤門東福寺
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
最終更新日 2024年6月17日

バスに乗っていると、久保山を過ぎて初音町(はつねちょう)バス停の近くで、脇道の正面奥に美しい朱色の山門があるお寺が見える。その真言宗東福寺にスケッチに行った。
山門をくぐると広い境内に朱色の扉の閻魔堂(えんまどう)、ガラス戸に三葉葵(みつばあおい)の紋が付いた本堂が並ぶ。開山は鎌倉時代中頃の寛元元年(1243年)と伝えられている。
江戸時代に徳川家康よりお寺の所有する領地を受けて、徳川家の紋の使用を認められた。そして、美しい朱色の門を建てることも認められたという。お寺のある町名の赤門町は、この朱色の門に由来する。
創建以来、7回もの焼失を受け、今の寺院は昭和36年(1961年)までに再建された。広い墓地の背後には野毛山公園がある。
歴史ある名高いお寺が西区にはあるのだ。
題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)
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