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温故知新!西区てくてくスケッチ:第六十六回 野毛坂
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
最終更新日 2024年6月1日
野毛坂
野毛山動物園前から野毛3丁目までの、やや急な下り坂が「野毛坂」で、動物園を見に来る家族連れなどが坂を上って来る。明治時代は近くの野毛切通しが野毛坂と言われていたそうだ。今の野毛坂周辺には、明治時代は生糸などを扱う豪商の邸宅が建っていた。
野毛山動物園の隣は野毛山公園。関東大震災後の1926(大正15)年に生糸商の原善三郎さんの邸宅跡などに造園された。春の桜の花見など憩いの場として横浜市民に長い間、愛され続けている。
私の小学1年生の遠足は、この野毛山公園だった。お昼の弁当のおにぎりを坂下に落して、ガッカリしたのが初遠足の思い出だ。
坂を下りて行くと右側に横浜市長公舎、老人福祉センター・野毛山荘、横浜市中央図書館があり、野毛坂交差点に出る。ここから中区に入り、終戦直後は野毛3丁目までの坂の両側に、露店がビッシリと並んで大賑いだった事を思い出す。
題字・絵と文 鈴木太郎(西区文化協会)
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