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温故知新!西区てくてくスケッチ:第六十九回 神奈川奉行所跡
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
最終更新日 2024年12月1日
神奈川奉行所跡
西区には江戸時代幕末に奉行所があった。桜木町駅近くの紅葉坂交差点から、紅葉橋を渡って紅葉坂を上る。右側に演劇、音楽などの発表会がある県立青少年センターが建っている。その建物の前に「神奈川奉行所跡」の石碑が立っている。
横浜が開港された1859(安政6)年、この地に奉行所が置かれた。戸部役所と呼ばれ、横浜の司法、行政の事務が行われた。他には神奈川区に会所が、中区の港近くに運上所が置かれた。
戸部役所は旧東海道の浅間下近くから、急造された横浜道を通って港へ行く途中の野毛切通しが近く、旅人を監視する役目があったのでは、と言われている。
神奈川奉行所の奉行は22名が任命され、同心、足軽などを入れると、最大で千人ほどが務めていたと言う。人気時代劇の町奉行・遠山金四郎さんのようなお奉行さまがいただろうか。
奉行所は1868(明治元)年に廃止された。
題字・絵と文 鈴木太郎(西区文化協会)
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