最終更新日 2024年6月17日
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温故知新!西区てくてくスケッチ:第二十九回 旧平沼専蔵邸の石積み擁壁(ようへき)
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
野毛切通しの野毛坂交差点角にある市立中央図書館の反対側に、お城の石垣のような斜めに積み上がった立派な石積みがある。
この場所には明治時代、生糸などを扱った貿易商・平沼専蔵の別邸が建っていた。当時、この野毛周辺には豪商の原善三郎や茂木惣兵衛などの別邸も建っていたという。
石垣は亀の甲羅のような六角形の石材が、上下左右に積み重ねてある亀甲(きっこう)積みと呼ばれる積み方。
見るからに堅固でありながら、形が整っていて美しい。この石積みは横浜市認定歴史的建造物に認定されている。
明治時代に入って、城壁の仕事は無くなったが、豪商の石垣にその歴史ある石積み技術が発揮され、今も西区のこの地に残されているのだ。
題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)
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