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温故知新!西区てくてくスケッチ:第五十回 横浜髙島屋
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
最終更新日 2021年10月1日
終戦直後の横浜駅西口は砂利などの資材置き場だったと言うが、私は子供の頃、行ったことは無かった。
その何も無かった西口に1956(昭和31)年に、実験店として「髙島屋ストア」が「横浜駅名品街」と共にオープンした。他のデパートに断られての大冒険だったと言う。新しい華やかなショッピング街に、若い大勢の買物客が集まった。
その3年後の1959(昭和34)年、地上4階建て(一部7階建て)の「横浜髙島屋」が本格的に新装開店した。おシャレな洋服や装飾品などの展示商品はとても魅力的だった。
1973(昭和48)年、再び新装開店。1階奥のエスカレーター脇の広場に、今は無くなったが噴水「バラの泉」があった。急発展した横浜駅西口には公園などの休憩できる場所が無かったので、広場はいつも休憩客でにぎやかだった。噴水広場は「西口のオアシス」だった。
題字・絵と文 鈴木太郎(西区文化協会)
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