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温故知新!西区てくてくスケッチ:第七十四回 洪福寺

2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は紙面掲載時点とは異なる場合があります。ご了承ください。

最終更新日 2025年10月1日


2025年10月号掲載「洪福寺」

環状1号と八王子街道の国道16号が交差している、いつも車が混雑している洪福寺交差点の角に、緑色で曲線の屋根が特徴的な洪福寺が建っている。春には、横浜駅西口へ行くバスの中から、美しい洪福寺の桜を見るのを楽しみにしている。
洪福寺は臨済宗建長寺派の寺院で、1636(寛永13)年、近くの旧東海道沿い(旧芝生(しぼう)村)の袖すり山にあった薬師堂をこの地に移したと伝えられている。
境内には、一般には「おしゃもじ様」と呼ばれている(しゃ)宮司(ぐうじ)大権現が祀られている。のどや風邪の神様で、社にあるしゃもじで病気の部分をさすると病気が治ると言われ、インフルエンザが広まった時には、しゃもじが積み上がったと言う。
交差点を渡り保土ケ谷区に入ると、洪福寺松原商店街があり、庶民的な安売りの八百屋さん、魚屋さんなどに人気があり、いつも買物客で混雑している。
題字・絵と文 鈴木太郎(西区文化協会)

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