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温故知新!西区てくてくスケッチ:第四十七回 浜松町公園
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
最終更新日 2021年4月1日
相模鉄道線、西横浜駅前の交差点近くに浜松町公園がある。桜満開の下、子供たちや家族連れが元気に遊んでいる。
終戦直後の私が子供の頃は町中に公園は無く、原っぱや自動車が少なかった道路でベーゴマ、めんこ、釘刺し、缶けり、鬼ごっこなどで遊んでいた。1950(昭和25)年以降に大谷、浜松町、久保町、池ノ上と続々と町中に公園ができた。
浜松町公園の一角に、関東大震災直前の1923(大正12)年5月竣成の「西戸部町塩田横枕西部公私道路修理記念之碑」が建っている。浜松町は昔は塩田と呼ばれていて、この周辺には塩を作っていた塩田があったのだ。
浜松町の町名は塩田があった昔に植わっていた松に由来すると言う。近くに住む自治会長の天笠さんは「私の父は塩田(しおだ)と言っていました。子供の頃、よくこの石碑に登って遊んでいました」。西区にあった塩田を調べてみようと思う。
題字・絵と文 鈴木太郎(西区文化協会)
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