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野口 正男(建具製作)

最終更新日 2025年1月17日

野口正男マイスター顔写真

野口(のぐち) 正男(まさお)
令和6年度選定(第29期)
青葉区在住

  • 昭和42年 横浜市出身
  • 平成2年 有限会社野口建具店入社
  • 建具製作(木製建具手加工作業)1級建具技能士、ものづくりマイスター(厚生労働省)、木製建具1級施工士(全国建具組合連合会)
  • 全国建具組合連合会理事

建具を知ってもらって、興味を持ってもらいたい

 「基本的な、昔からある伝統的な工法、腰型でやってくれってお客さんに頼まれることはほぼないと思うんですよ。やっぱり建具屋がこの仕事だったら腰型だなとか、自分で判断して、自身の技能のレベルを上げていくんですね。だからそういった仕事を、昔の職人さんがそうしたように、私もやっていきたいなと思います。」と語る野口さん。
 現代では建具製作も機械化が進んでいますが、腰型仕口のように手加工でしかできない技法もあることから、手加工の技能も大切にしています。手加工の技能が試される技能グランプリには平成29年から出場を重ねており、また、長期の製作期間を要する全国建具展示会にも平成17年から出品をしているなど技能の研鑽に努めています。
 また、神奈川県建具協同組合では実技を交えながら勉強会を開催するなど、後進の育成にも熱心に取り組んでいます。

マイスターの技

野口正男マイスターの作業の様子

建具の伝統的な技法を積極的に取り入れており、板の反りを防ぐ(あり)(みぞ)吸い付き桟、美観とともに強度を高める(こし)(かた)()(くち)、美しい曲面を描く(すみ)(まる)(ひも)出し面など、お客様へのご提案に工夫を凝らしています。
 組子にも取り組んでおり、横浜マイスターである田中利男氏から、花形組子(七宝(しっぽう)(まつ)(かわ)(びし))、亀甲(きっこう)組子、兜巾(ときん)組み等を学んだことを契機に、輪が連続した大七宝継ぎ、七宝トンボ、菱形が三つ重なって出来た文様である松皮菱及び子持ち松皮菱などの組子を、(はな)(がた)(かんな)及び松皮鉋といった特殊な鉋を用いて製作しています。

プロフィール

野口正男マイスターの道具

大学卒業後、サラリーマン生活を経て、平成2年に父親の経営する「有限会社野口建具店」に入社。勤務の傍ら、東京建具高等職業訓練校にて腕を磨く。41歳の時に父の後を継ぎ、代表取締役に就任。

主な受賞歴

  • 令和元年 全国建具展示会愛知大会 愛知県知事賞受賞
  • 令和5年 神奈川県卓越技能者表彰受賞(神奈川県知事)
  • 令和6年 第32回技能グランプリ銀賞

ここでマイスターの技に出会える!

有限会社野口建具店
所在地: 青葉区鴨志田町218-2
Mail: masaon016@gmail.com

出演番組情報

このページへのお問合せ

経済局市民経済労働部雇用労働課

電話:045-671-4098

電話:045-671-4098

ファクス:045-664-9188

メールアドレス:ke-ginou@city.yokohama.lg.jp

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