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市長定例記者会見(令和元年10月11日)

最終更新日 2019年10月21日

令和元年10月11日(金曜日)14:00~市庁舎2階応接室

※市長記者会見における質疑内容の要旨を政策局報道担当でとりまとめの上掲載しています。

テーマ資料

質疑要旨

1 テーマ
(1)台風第15号による被災支援対応について~令和元年第3回市会定例会に追加議案を提出します~

記者:

かなり甚大な被害があった台風第15号ですが、これに対して53億円を超える補正予算はかなり大規模だと思います。この補正に込めた市長の思いをお聞かせください。

市長:

台風第15号は市内に甚大な被害をもたらしています。特に金沢(臨海部)産業団地は大変大きな被災になってしまいました。こうした被災状況に関する会議などでの報告を踏まえ、支援策の検討を行ってきました。金沢臨海部産業団地では、事業者の皆様から事業を継続していくことや従業員の生活への不安をお聞きしています。また農業への被害も大きく、事業が継続できなくなってしまうことは、市としてもとても困ることです。スピード感を持って対策を実施したいと思い、こうした規模の補正予算となりました。9月13日に市独自の融資制度として創設した台風第15号対策特別資金と合わせて、今回の補正予算により市内中小企業の皆様の事業再開に向け、市として最大限の後押しができるのではないかと思っています。大規模な被害を受けた金沢区福浦・幸浦地区の護岸、南本牧はま道路や本牧海釣り施設などは、応急的な対応をすでに実施しています。本格的な事業復旧や生活の再建に向けて、国や県にも積極的に働きかけながらできる限りの支援を実施していきます。

記者:

次なる台風第19号が週末にも関東地方に接近すると言われています。今回台風第15号は市会に補正という形で間に合いましたが、台風第19号で万が一大きな被害が出た時はどのように対応しますか。

市長:

3連休にかけて皆様も大変緊張していると思いますが、非常に強い台風第19号が接近しています。まずは被害を最小限に食い止めるため、区局で連携して事前対策を徹底しています。今後の被災で台風第15号と同じように企業の皆様の事業継続に大きな支障が生じた場合、同様に復旧・復興を全力で支援しますし、同様の被害が生じた場合は台風第15号と同様にしっかりした対応を考えています。今回の支援制度は台風第15号の被害を想定したものですが、今後、この台風第19号(の被害)を最小限に食い止めることを私としても行いますが、結果的な状況を見て、速やかに県と国とご相談して必ずお守りします。

記者:

週末の職員の体制や避難所開設の準備状況をお聞かせください。

事務局:

昨日15時に横浜市災害対策警戒本部体制をひいています。また、避難所は明日12時までにそれぞれ開設し、避難準備・高齢者等避難開始を発令する予定です。

記者:

正午まで、各区に開設ということですか。

事務局:

そうです。区役所が必要な避難所を開設します。

記者:

市内で合計何か所ほどですか。

事務局:

即時避難勧告の対象区域が対象とする避難所は53か所で、事前に定めています。明日は大雨などが予想されるので、洪水浸水想定区域外の避難所や、地域防災拠点のうち避難に適した場所を選んで開きます。そうした情報は全て今日中にホームページに掲載するよう、指示しています。

(2)第68回(令和元年度)横浜文化賞 受賞者決定 贈呈式・記念コンサートに市民の皆様(250人)をご招待

記者:

今回は6人と1団体に受賞が決まりました。皆さんそれぞれの分野で多大な功績がある人ばかりですが、特に市長が注目している人を教えてください。

市長:

毎年素晴らしい貢献をされた人が受賞しています。劇団四季様は青葉区あざみ野に拠点を設けていて、あざみ野駅からとても姿形が美しい人たちが歩いてると、これは劇団四季の人なのです。非常に温かく華やかな雰囲気があり、私が以前あざみ野の近くに住んでいた時は、ちょうど劇団四季様の稽古場から、歌声やダンスの足踏みの音が聞こえてきました。今は少し丘の上に拠点を移していますが、街がとても良い、温かい感じで、近くのお店の人から、お蕎麦屋さんなどに劇団四季の人が食べにきてくださるという話を聞きました。私は19歳くらいの頃、日生劇場の劇団四季が今のようにミュージカルをやらなかった時代、どちらかというとストレートプレイなどをやっている時代からずっと拝見していましたが、あざみ野がミュージカルの発信地になるという巡り合わせは思ってもいませんでした。選考委員ではありませんが、そうしたことへの感謝も込めています。それから平出様、このゴールデン文具様は日本でもとても著名な書道の専門店です。横浜にこうした素晴らしいお店があることにも感動します。どの人も素晴らしく、どなたか一人ということはなく、非常に横浜文化賞らしい選定だと感激しています。

2 その他

記者:

先日市長がAPECに出席したということで、その時の印象などお聞かせください。

市長:

今回のチリ訪問はAPECの「女性と経済フォーラム」でした。2010年にAPECの首脳会議がこちらであり、私は今回で9回目(の出席)です。「女性と経済フォーラム」は、女性たちや各エコノミーの代表が集まり、会議後に首脳会議に提言するもので、1998年から始まっている伝統の会議です。今回もお招きを受け、「女性と経済に関する官民対話」ではパネリストとして登壇しました。リーダーシップをとる必要がある女性たちをどのように育てるか、女性起業家の育成をどうするかなどのテーマについて熱く議論を交わしました。横浜の女性活躍支援のための様々な取組を具体的にお話しして、改めてベストプラクティスでもあり検証材料にもなると大変評価いただきました。毎回出ていると多くの仲間ができて、人間関係ができます。この会議は継続的に出てくる人ばかりではありませんが、ロシアはわりと同じ人が出ています。日本は私が連続して出ていて、皆様もそれをご存知なので話しやすいです。こうした会議はたびたびメンバーが変わってしまうとコミュニケーションが悪くなることもありますが、おかげさまで国からも毎年出てほしいと支援いただいており、私自身も大変良い経験になりました。(APECは)非常に良い会議だと思うので、また来年お招きいただいたら、市政をきちんと行いながら、できる限り時間をとって出たいと思います。

記者:

IRについて、先日の決算特別委員会で市民説明会を12月に6回ほど開くという話が出ていました。地元の町内会や自治会の人にも説明していると思いますが、どのような状況になっていますか。

市長:

私が自分できちんとお話しする説明会を12月に6回開催することが決まりました。中区、鶴見区、神奈川区、西区、磯子区、金沢区の6区で開催し、他の12区は1月以降、順次開催します。できるだけ2月中に全て(の区で説明会を)終えたいと考えています。場所の問題もあると思いますが、ご心配される人も多いので、できるだけ早くご説明していきたいと(考えています)。また、市町内会連合会の会が本日ありましたが、冒頭ご挨拶させていただき、各区で説明会を行うことについてお話しました。

記者:

その場では特に意見などはなかったのですか。

市長:

私は公務の都合で会議の冒頭でご理解を求めて、退席しました。

事務局:

小林副市長から詳しい会議の進め方をご説明しました。ご意見をいくつかいただき、例えば「区民はたくさんいるので今回の説明だけで終えないでほしい」というご意見がありました。説明会は今後も行っていきますし、広報よこはま特別号やWebサイトで情報提供するなど、様々な方法で伝えていくとお話しました。それから、「市会の議論でも色々あったが、正確な情報を市民の方に説明してほしい」、「プラス面とともに依存症などの対策などについても説明してほしい」というようなご意見がありました。

記者:

今週の決算特別委員会の時に、その説明会で参加者からアンケートをとるが賛否は問わないという考えを示しましたが、市民の賛否を問う必要性をどのようにお考えですか。

市長:

今後実施する説明会をはじめとした様々な広報手段で、横浜の現状と課題、IRの制度やイメージ、経済的・社会的効果、世界最高水準のカジノ規制の内容、治安や依存症の対策についてしっかりご説明していくことが必要だと考えています。その上で、アンケートは、市民の皆様のご意見をいただき今後の検討に生かしていくためIRに関する理解など(を尋ねるもの)で、賛否は問いません。

記者:

賛否ではなく、何を把握しようとしているのですか。

市長:

まだ市民の皆様にIRの全体像や必要性を十分に周知できていないと考えているので、まずはその説明をしっかり行っていくということです。

記者:

台風第15号の際、市長が9月9日は公舎にいたということで、議会でもどこにいたのか質問を受けていました。台風第19号が来ていますが、明日、明後日の市長の予定、またはどのように対応するのかお聞かせください。

市長:

明日は基本的に公舎で指示を出していく予定です。当日の状況によっては、登庁して(災害対策)本部に詰めます。当然ながら危機管理監が(災害対策本部に)いますが、私が常に最高責任者ですので、場合によって(災害対策)本部に詰めようと考えています。

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