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市長定例記者会見(平成31年4月11日)

最終更新日 2019年4月22日

平成31年4月11日(木曜日)14:00~市庁舎2階応接室

※市長記者会見における質疑内容の要旨を政策局報道担当でとりまとめの上掲載しています。

テーマ資料

質疑要旨

1 テーマ
子どもたちが主役になってラグビーを盛り上げます! こどもラグビーワールドフェスティバル2019 Supported by 三菱地所グループ開催! 三菱地所株式会社から市立全小学校にラグビーボールを寄贈いただきます

(ゲスト)
三菱地所株式会社 代表取締役 執行役社長 吉田 淳一 様

記者:

今回のイベントを通して横浜の子どもたちにどのようなことを感じてほしいかお聞かせください。

三菱地所 吉田代表取締役 執行役社長:

ラグビーは「one for all, all for one」それから「ノーサイド」という日本人が大切にしている道徳的な意味合いも含めた精神、そうしたものが感じ取れる非常に重要な教育的要素を持ったスポーツだと思っています。また、これから世界で活躍していくことが必要になってくる子どもたちなので、世界とふれあう中で共通のスポーツ精神というものを、ヨーロッパ、オセアニア、南アフリカを始めとして今後は北アメリカを含めて色々な所に広がっていくラグビーを通じて、世界と語り合う、コミュニケーションすることにつなげてもらえるとありがたいと思います。

市長:

日本ラグビーの発祥の地は横浜と言われていて、市内では現在小学校のタグラグビーの交流会を毎年行っていて、100チーム以上、1,000人近くの小学生が参加しています。今回アジア初開催となるラグビーワールドカップ2019は12か所(の会場)で行われますが、横浜は決勝と準決勝含めて7試合が行われます。ラグビーは、どこに転がっていくか分からないボールを追いかける夢、感性を養うこと、さきほどチームワークの話がありましたが、友情を高めていく素晴らしいスポーツだと思います。子どもたちにこれを機会にラグビーをよく知ってもらえるので、三菱地所様には感謝しており、(このイベントに)非常に期待しています。

市長:

社長の素敵なネクタイは三菱地所グループで作ったのですか。

三菱地所 吉田代表取締役 執行役社長:

バッチもそうですが、三菱地所オリジナルで組織委員会の承認をいただいて作りました。マークはラグビーワールドカップ共通のマークで、一番下にオフィシャルスポンサーという形で入っており、裏に三菱地所グループと入っています。

市長:

私は組織委員会が出しているスカーフを持っていますが、こちらはシンプルでおしゃれでとても素敵です。

2 情報提供
ズーラシア開園20周年をみんなで楽しもう この春、動物園内外で記念事業がスタート

(3 その他にて質問あり)

3 その他

記者:

まずはズーラシアが20周年ということで、これからどのようなズーラシアになってほしいかお聞かせください。次に、昨日、桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣が不適切な発言で辞任をしましたが、横浜も来年のオリンピック会場になっていますので桜田大臣の辞任について一言いただけますか。

市長:

この動物園の特徴は自然の中で動物たちが自由に暮らしている様を見ていただくような仕掛けです。敷地がとても広くて、時々動物の姿が見えないと言われますが、できるだけありのままの姿を提供したいと思っていて、サバンナゾーンを作ってから入園者数が回復して、(サバンナゾーンは)今人気のゾーンです。それから特徴としては、今お話しした「生息環境展示」と、併設している研究機関の繁殖センターは先進的な動物園を目指していて、海外との交流を盛んに行っています。絶滅が懸念されるような動物をお預かりして繁殖してお返しすることを一生懸命行っていて、世界的にも信頼いただいています。私が海外に行って動物園の関係者と会うと、そうした面で非常に信頼が厚く、これからも良い交流をしたいという言葉をいただいています。隣の里山ガーデンは今ガーデンフェスタを行っています。1万㎡を超す大花壇があり、自然の中に動物園があって隣に素晴らしい花畑があることは、子どもたちの育成にも非常に貢献しているのではないかと思います。市には他に金沢動物園と無料の野毛山動物園と3つの動物園があります。特徴がある動物園が3つあることは素晴らしいと自負しています。動物や花や緑を通じてレジャーとしても楽しんでいただけますし、SDGs未来都市では地球規模の環境まで世界中の人たちが関心を持っていますが、そうした意味でも市は先駆的であると思うのでこれからもしっかり続けるため、ズーラシアをしっかり支援していきたいと考えています。それから桜田大臣の辞任について、大臣が今までお話しになると少し冷や冷やすることがありました。色々な事情があってのことだと思いますが、結果的に辞任をされたことはやむを得ないことだと思います。体制的には準備は着々と行っていますが、オリンピック・パラリンピックの準備中に大臣が短い期間で代わることは決して良いことではありません。緊張感を持ってしっかり取り組んでいきたいと考えています。

記者:

統一地方選挙の前半戦が終わり、横浜市に係る選挙は終了しました。結果を見ますと与党がやや優勢で、旧民主党から別れた党派は明暗が別れたという状況で、現職の落選も注目されたという結果でした。2元代表制の一翼である議会が刷新されて、今後の市政を運営する上で議会との対峙の仕方、連携の仕方について心構えがあるかと思いますので、そのあたりのことをお聞かせください。

市長:

少し分けてお話しします。黒岩知事が3期目再選ということで、県と横浜市は、副市長同士もそうですが、トップ同士の話し合いもしっかり続けて協力体制で行ってきました。とても力強い選挙を展開されて、大変な得票数で当選なさったことは心からおめでとうございますと申し上げたいですし、知事には私たち県下の指定都市との協力をさらに強くしていただいて、ご一緒に進めていきたいと考えています。それから相模原市長選について、現職の加山市長が落選ということになりました。相模原市には指定都市市長会の中でとても重要な役割を務めていただいているので、これからも相模原市とは協力体制で、神奈川県下の指定都市として川崎市と共に県民の方をお守りすることを続けていきたいと思います。また横浜市議選について、結果的には旧民主党の方たちで当選人数が増えたところと少し残念なところがありました。私としては、基礎自治体は、政党色、ワンイシュー(一つの論点)で戦うものでもないような感じがしています。二元代表の下で常に厳しく向かい合いながら、市民の皆様にとって何が一番大事なのか、色々な大都市の喫緊の課題、(例えば)子どもたちをしっかり育てていくこと、少子高齢化、シニアの方がどんどん増えてくる中で、横浜市は東京の隣にあって、東京一極集中の影響もありますが、経済的にこれからやるべきことがまだたくさんあり、(そうしたことについて)議会の皆様と厳しく対峙しながら、最終的な方向性は一致してきました。これからもそうした姿勢は貫いていきます。市長が一人で決められるわけではないので、議員の先生は地域で市民の方に最も近いとこにいらっしゃる、その声を大切にしながらしっかり政策実行していきたいと思っています。それから女性議員が全体で13人から16人になりました。(横浜市議会議員)全体の19%で、まだ2割に満たない状況なので、地方政治の場で女性議員がさらに増えていくことを願っています。また、皆様が最も関心があるところだと思いますが、投票率は42.48%で微増でした。市長選の時もそうで、本当に申し訳ないと申し上げており、(今回)議員の先生方も頑張られたと思いますが、全体的に地方選の投票率が低いということは課題であると思っています。選挙権が18歳に引き下げられた最初の統一地方選挙でしたが、18歳、19歳の投票率はまだ集計中です。高い投票率になっていることを祈っていますが、今後も投票率向上に向けてしっかりと行っていきたいと考えています。

記者:

横浜市議の女性議員について、やはり2割に満たないということは男女平等の社会にあって非常に少ないと思いますが、女性議員が増えるためにはどのようなことが必要か、女性(政治家)の立場である市長にお聞きしたいと思います。

市長:

女性議員が増えない大きな理由の一つには、子育てや家のことをしっかりと生活の中でやっていかなければならないということと、議員活動のバランスがうまくとれないという声が多いようです。そのため、今そうした時代になってきていますが、男性の協力も必要で、また議員さん自体の活動が非常に厳しい時間をとるということなので、働き方改革と言っていますが、何とか女性が進出できるような環境に変えなければいけないと思います。議会の方たちとも話し合いをしながら、取り組むべきことだと考えています。それから、まだ地域の中で差があるようですが、やはり女性は家庭の中にというような考え方を持っている地域もまだあるという声も聞こえているようです。また、会派などでも女性を是非(候補者に)立てたいと思っていても、議会さん側から立候補いかがでしょうかと声をかけても尻込みする方も多いのではないかと少し聞いています。市は横浜女性ネットワーク会議を行っており、民間の方たちにたくさんお集まりいただくのですが、議員の仕事がどういうものであるか、どんなことを行っているかなど、県会もそうだと思いますが、市政に対する関心を強めていただいて、色々なアピールをしていくことが(必要)ではないかと思っています。市会の女性議員とお話しする機会もありますが、高い志は一緒で、特に子どもたちへの関心、子育てや教育への関心や福祉など、そうした活動に対する思いが強い方が(います。)女性たちはきめ細かな目配せをしているので、そうしたご意見をとても大事にしています。女性議員が増えてほしいと願っていますが、そうした点も一緒に協力しながら考えていきたいと思っています。

記者:

今回の市議選で、自民党の現職の方が林市長の推薦を受けているような文言をはがきに記載していたということがありました。市長の事務所の方が訂正を求めるような文書を送ったとお聞きしていますが、その後リアクションなどありましたか。

市長:

私は全ての方に対して推薦などは行っていないので、当然その点はきちんと申し上げました。そうしたら間違ってしまったということで、深いご事情までは聞いていませんが、単純ミスということで大変申し訳ないと言っていただきましたので、私としては仕方がないという風に思います。おそらく議員さん自身も承知しない中であったことだと判断していますが、しっかりこちらの方でも抗議させていただいたら、すぐお受けいただいて申し訳ないということを言っていただきました。

記者:

訂正したかどうかの確認などはしていますか。

市長:

それはしていません。

記者:

以前も同じようなことがあったと聞いていますが、その時は、市長は会見の場で非常に不本意だというようなことを話していて、強い不快感を示していたと記事に書いてあったのですが、今回のケースはその時と比べると仕方ないというような認識ですか。

市長:

いや、そうではありません。前回、数年前にそうしたことがあり、そうした間違いはもうないかと思っていましたので、驚きました。すぐに私の事務所で話し合ってきちんと抗議いたしました。

記者:

今後何か事務所として対応を考えていますか。

市長:

推薦について、あくまでも私自身は全体の奉仕者という形でどなたかを推薦するということはありませんので、今回も分かっていただいたと思いましたが、今後も一切そういうことはございませんということは皆さんにご理解いただきたいと思います。大変残念だと思っています。しかし、すぐにミスをしたということを言っていただいたので、その点については安堵しました。

記者:

市議選について、市議選はワンイシューで戦う形ではないとお話ししていましたが、今回IRと中学校昼食については全体に訴える人が多かったと思います。今回はその2点が主要争点として機能していたかどうか、その点はどのようにご覧になっていましたか。

市長:

IRについて、私は(実施するか)全然判断していません。私は市議選の候補者の演説をつぶさに聞いてはいなく、結果をただ拝見しているので、内容について何が強く争点になったかは、申し訳ございませんが把握していません。私は白紙で、どちらということは全くありません。市としてどちらがいいか判断しようとしていて、そのための色々な材料を今研究しているということです。ワンイシューと言ったことについては、私の前回の選挙の時にそういう気持ちが強かったので、思わず言ってしまったのですが、今回について少し訂正させていただきます。それと、色々なご意見、IRや中学校昼食のハマ弁、色々な考え方があると思いますが、色々な方が色々な考えを持っているから、そうしたことについて意見を述べて、議論されていたのではないかと思います。

記者:全てではないと思いますが選挙戦をご覧になる中で、特にIRと中学校給食が目立って聞こえてきたという印象はお持ちではないですか。

市長:つぶさに聞いておりませんが、選挙戦が始まる前から、議会でもハマ弁について色々なご指摘やご批判をいただいていたので、当然そうしたことについて選挙戦の中で議論するだろうと想像していました。

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電話:045-671-3498

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メールアドレス:ss-hodo@city.yokohama.jp

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