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掃部頭の銅像
最終更新日 2024年9月10日
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6.掃部頭の銅像 (紅葉ケ丘57)
ヨコハマ開港の功労者ということで大老井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)の銅像がこの高台に建立されたのは明治42(1909)年のことである。
銅像の除幕にあたっては、掃部頭の評価をめぐりひと悶着あったようだ。その上この銅像は、第二次世界大戦の時に金属回収の犠牲となり、供出の憂き目にあう。掃部頭さんは桜田門外の変からこの方、ずっと御難続きだったといえよう。
もっとも今日では、美しく整備されたその名も掃部山公園の一角に立って、日々ひらけゆくみなとみらい21地区を眼下に見下ろしておられる。桜の季節になると満山、花見の人々で賑わう。ヨコハマ新名所の一つ横浜能楽堂は、公園の一画にある。
文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)
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