このページの先頭です

坂道の郷愁

最終更新日 2019年1月23日

ここで紹介しているの内容は、現在とは異なる場合がありますのでご注意ください。

9.坂道の郷愁 (東久保町19の8・現在は区外へ移転)

坂道の郷愁


久保町から富士見丘学園へ登る坂の途中で、大きなふろしき包みを背負った人を見かけた。懐かしいな、と思った途端、私の中で、ざっと半世紀ほどのタイムスリップが起きた。

そう、この辺り、われら悪童にとっては格好の遊び場だったのだ。樹も草もたくましく繁り、蔦はからまり、虫もオタマジャクシも、蛇だっていたのだ。だれもがターザンだった。

そんな中でも、われわれの心を捉えて離さなかったのが、この店であった。並んだガラス瓶の中の妖しげな、不思議な物たち。絡み合い、チロチロと黒い舌を吐く生きた蛇たちの目。ウインドーのガラスにおでこを押しつけて子どもたちは、未知の世界への恐れとあこがれをかき立てられたのだった。

文・絵 長谷川 泰 (西区文化協会 騎虎の会主宰)

西区そぞろ歩き目次へ戻る

このページへのお問合せ

西区総務部区政推進課広報相談係

電話:045-320-8321

電話:045-320-8321

ファクス:045-314-8894

メールアドレス:ni-koho@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:840-134-691

先頭に戻る