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市長定例記者会見(令和2年9月18日)

最終更新日 2020年9月25日

令和2年9月18日(金曜日)14:00~市庁舎9階レクチャールーム

※質疑内容の要旨については、読みやすさを考慮し、政策局報道担当でとりまとめの上掲載しています。

テーマ資料

質疑要旨

1 テーマ
横浜市とグロービス経営大学院が自治体初となる連携協定を締結

記者:

グロービス経営大学院との連携について、新型コロナウイルスの感染拡大により、スタートアップ企業やベンチャー企業の経営環境は依然として厳しい状況にありますが、この環境の中で、連携する意義について、もしくは期待することについてお尋ねします。

市長:

今回の連携は、日本最大のビジネススクールであるグロービス経営大学院様が、横浜市がこれまで取り組んできた「イノベーション都市・横浜」にご賛同いただき、イノベーション人材を育成していく連携協定を締結したいというお話をいただき、大変感謝し、締結に至ったものです。私自身、企業経営の経験もあり、企業において最も重要なのは人材です。グロービス経営大学院様は、経営に関する豊かな知見をお持ちで、これまでに多くの経営人材を輩出しておられます。今回の連携協定を機に、YOXO BOX(よくぞボックス)で行うスタートアップ支援のプログラムや、研究開発、技術職などの専門知識を有する方々を対象としたセミナーを展開していきます。こうした取組により、これまで以上に幅広い分野の方々を支援することになると考えており、市内でのイノベーション環境の充実が期待できると思います。ウィズコロナ、アフターコロナ時代に対応して、経済活動を回復するカギは、まさにイノベーションです。横浜市は、引き続き、この「イノベーション都市・横浜」の確立に向けて取り組むという意味でも、今回の締結は大変有意義であると考えています。


2 報告
(1)今年度は高齢者インフルエンザ予防接種を無償化します
(2)令和3年「成人の日」を祝うつどい 開催内容について

記者:

成人式について、当初はオンラインで実施される方針でしたが、実際に現地で開催できるようになりました。改めて新成人に向けてメッセージをお願いします。

市長:

成人式はまさに一生に一度です。ご家族の方は、できるだけリアルな形でお祝いをしたいと思います。私どももそうでした。成人式を一生の思い出にしていただくためにも、教育委員会も再度検討して、今回の方法で開催することになりました。
私自身も大変嬉しいことです。また、成人式は横浜経済に与える影響も大きいと思いますので、市内の関係事業者の方も、ホッとなさったというか、喜んでいると思います。何よりも、新しく新成人になる方を本当に心からお祝いしたい。これからは自立して1人で力強く歩んでいかなくてはならないので、みんなで励まし、祝福したい気持ちが一番です。新成人の皆様に、安全に安心してお越しいただけるように万全の準備を整えますし、2会場に分けて開催するなどの工夫もしています。教育委員会には、しっかり準備を整えていただきたいです。

記者:

インフルエンザの予防接種の無償化について、神奈川県の財政支援を受けるとのことですが、具体的に県が全額負担をするのか、横浜市はどの程度負担をするのか教えてください。

市長:

財源は、接種率を約50%と想定すると、事業総額で約23.4億円を見込んでいます。そして、無償化する自己負担分は、黒岩県知事が市町村に財政支援を行う旨の発言をされていますので、県議会で当該補助事業を含む補正予算案が可決されると、自己負担分について、横浜市に交付されると考えています。大変嬉しいことです。

事務局:

自己負担分として、これまで横浜市は1人2,300円を窓口で負担いただいていましたが、その金額について、県費で補填を検討していると県からは聞いています。

市長:

市民の皆様の自己負担分は、今、お話したように県で負担いただくので、非常に私も助かりますし嬉しいことです。新型コロナウイルス感染症も重なる可能性があるのでぜひお願いしたいです。接種に当たり、おそらく昨年度の消費量と比べて、12%程度増加することが見込まれており、(実施期間が)12月31日までですので、お忘れなく積極的に接種いただければと考えています。

記者:

インフルエンザの予防接種が無償化になることで、医療関係者の方への負担もあると思いますが、市長が期待することを教えてください。

市長:

このようなコロナ禍にあり、季節性のインフルエンザが非常に流行してしまうと、医療機関の負担は相当なものになります。重症化リスクがいよいよ高まるので、(高齢者等インフルエンザの予防接種を)無償化することにより、皆様が受けやすい状況になることを大変期待するところです。現在、横浜市の医療機関は、重症化の方は3名、中等症の方は31名です。究極に厳しい状況ではないですが、やはりこれだけ毎日感染者が出れば、保健所や医療機関も対応が大変で、インフルエンザ(の流行)となると、さらに大変になるため、予防措置をしっかり行っていただきたいと思います。

記者:

成人式の関係で、一度オンライン(開催)と発表されて、やはり会場での開催を7月に発表されました。その際に具体的な内容は7月から8月中にはお示しできると言っていましたが、方針が転換になってから、予定よりも発表までが伸びてしまったことに関しては、おそらく会場の調整等色々あったと思いますが、具体的なことが分からないまま待たせてしまったことに関して、市長のお考えをお伺いします。

市長:

スケジュール感としては、そんなにずれていないのではないかと思います。

事務局:

イベントの開催制限が国で解除されることも考慮しつつ、会場、あるいは警察や関係者と調整している中で、大変申し訳ありませんが、少し時間を要してしまいました。1ケ月強遅れることとなってしまい、新成人の皆様には大変ご心配ご迷惑をおかけしました。

記者:

そのことに関して市長から言葉はありませんか。

市長:

今ご報告したように、8月より遅れましたが、このような背景がある中で、教育委員会としては、しっかりやっていただいたと思います。ただ、遅れたということは申し訳なく思います。


3 その他

記者:

明日からイベントの人数制限が解除されることになります。横浜市内でも野球やサッカーなどの会場がたくさんあります。徐々に社会経済活動が再開していく流れの中で、市長の受け止めや、今後の期待感について教えてください。

市長:

特にイベント関係の開催や入場数が非常に抑えられたことは、本当に関係者の方にとって、厳しい状況であり、経済活動という観点からも大変に難しい状況です。当然ながら、開催しても赤字ということが続いていました。感染拡大防止をしながら、例えば5千人までのところであれば、劇場関係が特にそうだと思いますが、定員まで大丈夫だと示されたことは私も非常に安心し、ほっとした状況です。
例えば、野球については、横浜スタジアムは、ドームではなくオープンなので、3万5千人の定員ですが、もう少し入場できるのではないかとずっと考えていました。まず半分の1万7千5百人の定員からスタートすると思いますが、横浜市も開催者も本当に安全対策はしっかりとられると思うので、お互いに情報交換をしながら、感染拡大に繋がらないような取組をしていきたいと思います。まず、舞台関係者、芸術関係者、スポーツ関係もそうですが、大変長い時間ご苦労をされていたので、横浜市としても支えながらやっていきたいと考えています。

記者:

市長が進められている新たな劇場整備について、先だって市議会でも概要や状況について報告がありました。出席委員からは厳しい意見が相次いでいたようですが、提出された財政状況も厳しい見通しの中で、減額補正をされる見通しは改めてないのかどうか、今後の整備のあり方について、スケジュール感をお持ちでしたら現状を伺いたいと思います。

市長:

今年度の減額補正ですか。

記者:

今年度と来年度の見通し、それから予算規模です。

市長:

状況を見ながら、減額補正もあるかもしれません。来年度については、事業の進捗状況というか、進め方の問題もありますが、できるだけ全体的に来年の予算については、本当に厳しいことが今予想されています。我々はかなり慎重に考えていますので、予算も全体的に様々な事業に対して、しっかりもう一度見直しを行っていきますので、新たな劇場整備に関しても、その他のことに対しても、当初見込んだ事業費から減額していくことはあり得るのではないかと思います。

記者:

もし減額をされるとすると、タイミングとしては今後整備費などが明らかになっていく方向性ですので、年末であるとか、いつくらいのタイミングというのはあるのですか。

市長:

少なくとも来年の予算編成がすでに始まっており、最終的に決定するのは来年になりますが、それまでにしっかり検討して、(減額や見直しを)やらせていただくようになると思います。今現在の状況では申し上げる時期ではありません。

記者:

今年度の減額についてはいつ頃に判断されますか。

市長:

まだ決まっていません。

記者:

来年度の予算で、劇場その他に関しても減額していくことはあり得るとのことでした。その他にはIRも含まれるのですか。

市長:

どこの範囲ということではなく、全体的に大変な収支不足を予算編成開始時から想定していますので、全体的に見ていきます。できるだけ市民の皆様の生活に直結するような、行政サービスに関わるところはご迷惑をかけないようにしたいということが基本ラインにあります。

記者:

例年の予算規模のどれぐらいになるかイメージをお持ちですか。

市長:

現時点ではそこまで(予算編成の検討が)進んでいません。


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