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スマートウォッチと睡眠時無呼吸症候群(SAS)

最終更新日 2020年12月14日


スマートウォッチ

近年、身体に装着し多目的に活用されている電子機器にスマートウォッチがあります。スマートウォッチは液晶画面を備えた小さなコンピューターで、腕時計代わりに手首に装着します。多くはスマートフォンなどの他の電子機器と連携し、また内部に加速度センサーやGPS機能、裏側には心拍数測定用センサーが装着されたものもあります。
機能は多岐にわたり、本来の腕時計の機能に加え、歩数計・心拍数計を用いた健康管理、スマートフォンと連携した通知機能、電子マネー決済機能、音楽再生、写真撮影支援、音声操作・記録などの機能を備えています。
スマートウォッチの睡眠計機能は加速度センサーを利用し身体の向きや寝返りを感知することで、睡眠時間や睡眠の質(レム睡眠、ノンレム睡眠)を計測し、なかには心拍計のデータを加味して精度を高めたものもあります。睡眠計機能により自分の睡眠の量や質をみることができます。

さらに、最新のスマートウォッチには裏側のセンサーにより血中酸素飽和度測定機能を備えたものも出てきました。睡眠時無呼吸が生じると身体への酸素の取り込みが出来なくなり血中酸素飽和度は低下します。
スマートウォッチにもともとある睡眠計機能とあわせることで睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニング(簡易検査)ができたり、CPAP装置(SAS治療用の呼吸器)と連携することでSAS治療の質的向上がはかれるとよいですね。

麻酔科 坂井 誠


※この記事は院内配架しているCPAP新聞No.113をホームページ用に再編したものです。

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