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【脳卒中・神経脊椎センター】【開催報告】市民講演会「側弯と腰の悩み・ロコモ予防・骨粗鬆症予防に大切な食事」
最終更新日 2024年11月1日
会場の様子
9月28日(土曜日)、市民講演会「側弯と腰の悩み ロコモ予防 骨粗鬆症予防に大切な食事」を南公会堂にて開催しました。今回は370名の方々に足をお運びいただきました。参加された方々の講師への真剣なまなざしや、熱心にメモを取られる姿が大変印象的でした。ご参加くださり、誠にありがとうございました。
講演する山田整形外科部長
第1部は、整形外科の山田勝崇部長が「側弯と腰の悩み―小児から成人・高齢期まで―」と題し、講演を行いました。
最も頻度の高い側弯症は思春期特発性側弯症で、軽いものは成長が止まると側弯の進行も止まります。昔はどんな側弯も成長が止まると思われていましたが、近年では弯曲の大きい側弯は成長終了後も毎年僅かずつ進行し続けることが分かっています。
今は痛みがなくても、放置すると将来的に高度の腰曲がり・成人脊柱変形に移行して難治性腰痛・歩行障害を来しますので、弯曲の大きい側弯は装具治療・手術をお勧めしています。
成人・高齢期の側弯・腰曲がりを総称して成人脊柱変形と言います。進行した成人脊柱変形に対するリハビリ・投薬の効果は限定的であることが分かっており、根本的治療は手術治療のみです。
日常生活で困っているようであれば、決して年のせいだと諦めないで手術により改善の余地があることを知っておいてほしいと、症例や動画を交えながら説明を行いました。
講演する駒場理学療法士
第2部の前半は、駒場理学療法士が「ロコモティブシンドローム予防」について講演しました。
ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなることが説明され、ロコモを防ぐための運動の仕方を実演を交えて解説しました。駒場理学療法士による掛け声のもと、ストレッチと運動を参加者全員で行い、足を上げたり、腕を振ったりするなど、「楽しく体験することができた」と大変ご好評をいただきました。
※ロコモ=「関節や筋肉など運動器の障害のために、立つ・歩くなどの移動能力の低下をきたした状態」
講演する川端管理栄養士
第2部の後半は、川端管理栄養士が「骨粗鬆症予防に大切な食事」について講演しました。骨粗鬆症予防として、必要な栄養素を解説しながら日頃の食生活に反映できる手軽なレシピについてご提案しました。アンケートでは、「食事に関するアイデアがたくさんでとても参考になりました。」とのご回答をいただけました。
次回の市民講演会は、「脳卒中の最新治療と発症予防」です。
12月7日(土曜日)の10時から、会場は南公会堂で開催いたします。
たくさんのご来場をお待ちしております!
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