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第13回「市長と語ろう!」

最終更新日 2022年9月16日

開催概要

≪テーマ≫子育て(あおばの未来を切り拓く青少年支援~青少年の地域活動拠点の取組~)

「あおばコミュニティ・テラス」の皆様と市長との集合写真

≪日時≫

令和4年7月27 日(水曜日)10:00~

≪会場≫

あおばコミュニティ・テラス(青葉区)

≪対話団体≫

あおばコミュニティ・テラス(青葉区)で活動している中学生・高校生・大学生及びスタッフ

≪団体概要≫

令和2年、市内7か所目の青少年の地域活動拠点として開所。学校や家庭とは違う第3の居場所として、青少年に寄り添い、成長の支援に取り組んでいる。また、「あおば未来プロジェクト」(※)など、中高生が企画・運営するイベント等の実施やボランティア活動などの社会参画プログラムを関係機関と連携しながら、積極的にサポートをしている。

※あおば未来プロジェクト
区内在住・在学の中高生がまちの魅力づくりや地域課題の解決に取り組むプロジェクト。令和3年度は「商品開発」「地域交流」「広報」「安全」の4チームが活動した。

対話概要

※ 文意を損なわない範囲で、重複部分や言い回しなどを整理しています。

市長挨拶

市長

この横浜を活力ある街として維持し続けるために何が必要か、たくさんあると思います。都市というのは人間生活の集まりなので、色々な要素がありますが、その中でも私が特に重要視して行きたいのが、「教育」、「子ども」、「赤ちゃん」といった、18歳くらいまでの方々をどうやって育ちやすくするかというところです。その観点から18区に直接訪問して、地域の最前線で活動されている皆さま方と直接お話するという機会を今いただいています。地域と学校を繋ぐ、また、社会全体として高校生、中学生、小学生、その下の未就学児の子たちを育てていく取組は色々なところで、様々な形でされていることが改めて分かりました。
本日は、地域と学生を繋いで育成していくというコンセプトをもつ、皆さんの活動をよく知りたいと思いました。中高生が地域と大人と出会って学びや経験を得る、そのような地域の大人と子どもの繋がりは、私が子どもの頃はもっとあった気がします。ところが、時代の流れで、地域で繋がるという形が薄くなっている気がします。でも、地域で皆さんと一緒に関わる、あるいは皆さんと一緒に地域を作ることはとても大切な視点だと思います。地域と皆さんが繋がって深い学びや経験が生まれ、後の社会を作っていく。そういった姿は市としても積極的に模索したいと思いますので、是非皆さんの想いとか課題とか様々なことを意見交換させていただきたいと思います。

「みんなが集まりやすい場所づくり」と5つのルール

参加者

この場所はもうすぐ2年目になりますが、ここをもっとみんなが集まりやすい場所にするため、みんなでディスカッションして、シンボルマークを作ることにしました。
そのワークショップの中では、シンボルマークについてだけでなく、「みんなでこういう場にしていけたら良いな。」というような意見も出ました。一般の方にも足を運んでいただける場所にするためにどうすればいいかという議題でディスカッションしています。
ディスカッションには、ルールを5つ設けていて、1つ目は「すぐ否定しない。」、2つ目は「言い残し、心残りをしない。」、3つ目は「現実味があるか考える。」、4つ目は「話すときは楽しくお喋り感覚でリラックス。」、5つ目が「世代に関係なく、全員が同じ目線で、同じ参加者として参加する。」というルールを持って、みんながフラットに話せる場を作りたいと思っています。

「梨の皮を使えたら大したものだよ。」

参加者

商品開発チームでは、青葉区の特産品を私たちと同じ世代に知ってもらうことを目的に活動をしています。「浜なし」を作っている農園に直接足を運んで相談をして、加工するときに捨てて肥料にしている梨の皮を何とか使えないかと思い、香水を考えました。「梨の皮を使えたら大したものだよ。」と農園の方に言われて、「頑張ろう。」とみんなで話したことを覚えています。梨の皮を使った香水を作るために、インターネットで香水の作り方を調べたのですが、中々うまくいきませんでした。
試行錯誤していると、化学メーカーが梨の皮の匂いの成分分析をしてくださることになり、色々なアドバイスも貰うことができたので、今も化学メーカーと協力や相談しながら商品化に向けて進めています。

「少しでも皆が安全に通学できればいいな。」から始まった活動

参加者

昨年度、「自転車の安全に関する活動」というものを行いました。私は高校時代徒歩で通学していて、自転車の危険な運転を目にしていたことや、実際に怪我をしている方を見たことがあったので、「少しでも皆が安全に通学できればいいな。」という思いで始めました。
皆さんがどのような意見を持っているかを知るために、「自転車に乗っている人」、「自転車に乗っていない人」の両面からの意見が把握できるアンケートを近隣の高校向けに実施しました。集計方法は、誰でも簡単にスマホからアンケートに回答できる形で行い、1,354件もの意見を集計することができました。
結果は、「自転車に乗っている人」、「自転車に乗っていない人」、どちらもかなり危険だと思うことが多いということが分かりました。また、「自転車に乗っている人」は自分たちが危険だという意識があることも分かりました。アンケート実施前は、ルールを知らず危険だと思っていないから危険行為をしてしまうのではないかと仮設を立てていたのですが、実際はルールもかなり知っていましたし危険だという認識があったということが分かりました。その結果を踏まえ、今後の目標としては、ルールをただ単に広げるだけでなく、破らないための活動に繋げていければと思っています。
また、自転車と歩行者の共存に関して、自由記述で回答を募集したところ、一番多かった意見が自転車道路の幅を広くしてほしいというような意見がとても多かったです。

経験を選択肢として中高生のみんなに示す

参加者

大学生サポーターとしてお話させていただきます。中高生のみんなは物事に対して何にでもすごく興味を持っていて、話合いの中でもたくさん意見が出てくるので、私たち大学生は逆に学ばせてもらうことが多かったです。
例えば、地域の様々な方と関わりを持って一緒に何かを進めることや、実際に現場を知ることは、中高生も私たち大学生も同じように繋がりを持って活動できたらと思っています。ただ、大学生サポーターとして関わることの難しさをすごく感じていて、どのように中高生との距離を詰めていけばよいかということや、話しやすい空間づくりのところは、サポーターみんなが意識をしています。中高生に寄り添えるような関わり方を一生懸命模索しています。また、大学生は色んなことを学んでここに入っているので、そういう経験を中高生のみんなに伝えられるように、様々な方法を持ち寄って、みんなで努力をして頑張っています。

「私達ができると思うとワクワクする。」

あおばコミュニティ・テラスに飾ってある青葉区マップ

参加者

お聞きいただいたように子どもたちは自分の課題意識について、まず問いを立てるところから始めて、それをリサーチしたり、地域を歩いて話を聞いたり、ヒアリングをしたり、そういうことをしながら、チームみんなで考えていきます。今年度は、3月に区長への政策提言を考えていますので、高校生・中学生を大学生がサポートするという本当に複雑ですが、深い学びがあることをやります。私達サポーターは、それを見て、どこに課題があるのかを考えながら動いていきたいと思っています。
こういったプロジェクトに参加する中高生は、最初はプレゼンや話すことが苦手です。でも、印象的だったのが、「街づくりは大人がするものだと思っていたけど、私達ができると思うとワクワクする。」と言った子がいます。私はまさに「それだ!」と思っていて、ワクワク感をもった子どもたちが次の青葉、次の横浜の担い手に必ずなっていくことを信じています。15歳までに地域において充実した経験をした子どもは担い手になる、街を愛する確率が高くなるというデータが各地で出ています。まさに、一人ひとりが経験を培っていって、それから住み続けたい青葉ということで次世代の担い手になる。それが楽しみです。学校教育と違うところは長いスパンで成長が見られるということで、一番長い子は今年就職しましたし、中学1年生から知っている子もいます。そういう意味で、地域ってサポートする力があると思います。この場があることで、いろんな方が入っていらっしゃる。赤ちゃんを連れた方からお年寄りまでがアポなしで「ここは何をしているところですか?」とか、小学生と大学生が遊んだりして、そういうことが繰り広げられるということは、やはり場としての力があると思っておりますので、そこは大事にしたいと思っております。
一方で、ちょっとモヤモヤしたり学校に行きにくい子ども達もここに来て勉強したり、保護者の方が相談に来る「えんがわ相談」をしています。専門機関につなぐ前に、カフェでお話するように「えんがわ相談」の中で少しずつ解決していきながら、学んでいただくこともしているので、この場所の可能性はそういうところにもあると思います。何もしなくても、ただ居るだけでもいいという場を提供できたらと思います。

市長

素敵な空間ですね。そういった思いがうまく一致しているので、気持ちがいい面白い空間だなと思って聞いていました。

参加者

18区の中で7区に「青少年の地域活動拠点」がありますが、ここだけが場所から自分たちで見つけて始めました。子どもたちと過ごす時にどうしてもここがいいと思い、こだわりました。壁塗りは左官屋さんのワークショップを取り入れ、工夫をしてここまでやってきました。是非もう一つの可能性のあるサードプレイスとして機能させたいと思います。

「地域」そして「みんな」と繋がることができる居心地の良い場所

市長と対話されるあおばコミュニティ・テラスの皆様

市長

中高生も大学生も一体となって活動していく取組が素晴らしいと思って聞いていたのですが。大学生の皆さんがこういったことに取り組んだきっかけと、ずっと続けている理由・原動力を教えてください。

参加者

私は大学進学をきっかけに青葉区に住むようになりました。この場所を知ったのは、引っ越して知り合いも周りにいなくて寂しいと思って、誰か知り合いがほしい、この土地のことをもっと知りたいと思っていた時に広報紙を見て、ここを知って来るようになりました。

もともと、キャリア教育に興味があり、そこから「場づくり」に興味を持っていました。中高生がどうやって進路を選ぶとか、どういう働き方をしたいと思うようになるか興味がありました。その興味が湧いたきっかけは、高校生の時に住んでいた地域で、大人の人たちが楽しそうに働いているのを見て、私もこういうふうに働けるようになりたいと思ったからです。そこから、地域の課題を協力して解決していく取組を経験することで「自分の将来をより描きやすくなるのではないか。」と考え、中高生のうちから地域で関わりを持って活動できる場所があったらいいと思っていたので、ここで活動しています。あともう一つは、単に居心地がいいということがあって、ここが中高生向けの拠点であることは分かっていますが、大学生の私がスタッフの方に自分の進路の相談もできて、居心地がいいから来てしまうところが続けられている理由なのかなと思います。

参加者

私が中学3年生のときに、地元の中学校と高校、そして区役所と地域の大人とNPOでつくる、ここのプロジェクトの前身の「市ケ尾ユースプロジェクト」というものがありました。当時はそこまで大きな動機ではなかったのですが、「自分は地域に育てられているけれど自分が地域にしていることはなにも無いな。」と思っていて、なんとなくそれが悔しいという感情もありプロジェクトに関わらせていただいたことがきっかけです。

続ける原動力の一つは、自分が地域のために、このまま続けたら何かできることがあるかもしれないということです。今までまちづくりとかそういう大きな事は大人がやるもので、自分たちには無理なものと思っていたのですが、こういった活動を地道に続けていくことによって、「何か自分が地域にできることがあるかもしれない。」「できることを見つけられるかもしれない。」という予感もあって、続けてみようと思ったことです。もう一つは、この場所のコミュニティで、「みんなを頼ることができる。」「みんなに頼ってもらえる。」という関係が築けたということ。場所というか人と人との関係が居心地もいいということで帰属意識とは少し違うかもしれないですが、自分がここの一員であり続けたいと思っています。

参加者

私は、高校生の時に同じクラスの子から、こういった活動があることを教えてもらって、当時コロナ禍で学校の活動が制限されていたり、ほかの活動も色々制限されていたりしたので、1回ぐらいの軽い気持ちで始めました。やってみたら居心地もよく、なんとなくここに居たいと感じました。あとは、色々アンケートを実施したり、その前にも防災の教材を作ったりして、自分に少しでも誇れることができるのがとても楽しいという気持ちがして続けています。

参加者

私はずっと市ケ尾に住んでいて、以前は地域のハロウィンパーティーに商店街が一緒になってお菓子を配ってくれるなど、イベントが活発にあって、そこに参加していました。そういうイベントが、大人になるにつれてどんどん減っていっていると感じていたので、地域を盛り上げる、楽しいものをもっと提供することをしたいと漠然と思っていた時に、区の広報紙を見て「地域の活性化」や「イベント」というワードに惹かれて参加したのがきっかけです。

続けている理由の1つは「人との繋がり」。いろんな強みや、特徴をもっている子たちと新たに繋がっていくことは、新しい出会いになっています。もう1つは、いま大学4年生になって、就職活動の時に「学生時代に頑張ったことはなんですか?」という質問がくる中で、何か1つ語れるものを作っておきたいと思った時に、大学以外でこういった地域と関わっていける活動は、自分の中で語れる経験になるので続けています。

市長

大学生サポートの皆さんは、コロナ禍で学生生活が大変だと思うのですが、一体となって活動されている様子が分かりました。中高生と一緒に活動することで、様々な経験を得られていることも良いのでしょうね。また中高生と一体感を持って活動する、そういった空気を作っていくことは重要ですよね。

同じ「地域」の、違う「個性」、「世代」の人々が集まる場所にいることでのそれぞれの変化

市長

次に中高生に聞きたいのですが、ここに入ろうと思ったきっかけと、ここに入って学んだこと、自分が変わったことを教えてください。

参加者

私は、青葉区と関われる機会が増えるといいなと思って入ったのですが、活動に参加する中で、普段学校では関われない大学生や大人と関わることによっていろんな意見を知ることができましたし、今まで青葉区の良いところしか見てこなかったのですが、課題を知り、そして、自分がどうやって解決できるか、関わりを持てるかということを知ることができました。

参加者

きっかけは、広報紙を見てです。小学校から私立に通っているので、地元の友達があんまりいないと思って、地元での繋がりを作りたいと思い参加しました。参加するまで、人前で発表したり、自分の意見を出したりすることが苦手だったのですが、みんなすごく話しやすくて、自分の意見が言いやすくて、すごく勉強になっています。これまでは出てこなかった考えが出てくるようになりました。活動は1か月に1回ですけど楽しみにしています。

参加者

私は小学生の頃、いじめにあっていて、それを経験したからこそ、言える意見があるのではないかと思っていました。「声をあげる場が無いかな」と思っていたところ、中学1年生の時にこの活動があることを校長先生に教えてもらい、参加したのがきっかけです。

これまで約6年間活動して、いろんな個性を持つ人、世代の人と出会い、交流して、元々話すことが苦手だったのですが、話すことが楽しいということを体験してから、その体験をすれば多分いじめは無くなると思い、中学3年生の時に「いじめ防止チーム」を立ち上げることができました。最初は学校で道徳の授業をやりました。短期間でしたが、いいものができたと思います。今年は、いじめに関心のある子が何人か集まって、どういう形になるか分からないですけど、いじめについて取り上げられたらいいと思います。

参加者

きっかけの一つは、違う学校に通っているけど、同じ青葉区に住んでいる共通点のある中高生に出会うことができる場所だからです。もう一つは、いま高校生でもうすぐ大学生になりますが、「高校生という立場で何か自分にできることがあるのではないか。」、「高校生ならではの、高校生だったらできること」に挑戦してみたいと思っていました。あおばコミュニティテラスのWebサイトに昨年度のまちづくりに関する活動履歴とかが載っていて、楽しそうだなと思って参加しました。

私自身は今年からの参加なので、まだ学び中というか、みなさんから吸収するものが沢山あるのですが、私は自分の癖で「私はこう思うけどみんなは違う。」、「私は絶対間違った事を思っている。」とか、ちょっとネガティブな思考になりやすいのです。最初に話のあった5つルールの「否定から入らない。」が印象的で、そこから意識して変わりました。私はすごく喋るのが好きなので、いろんな学年の方と喋れて学ぶことも多いですし、私から発信して、「おお!」と思ってもらえるのはすごく嬉しいです。

参加者

入ったきっかけは、中学校に貼ってあったポスターです。それと、第2期生募集と書いてある新聞をお母さんが見つけて、「部活に入らないならこういうことをやってみたら?そしたら、夏休みももっと楽しめるじゃない。」と言われて参加しました。中高生募集と書いてあったので、高校生ばかりで中学生がいないのではと思っていました。自己紹介で歳を言って、その後に喋ったらみんな目線を合わせてくれるし、「敬語じゃなくてもいいよ。」とか、色々打ち解けやすいようにしてくださり、どんどん自分の意見が言いやすい環境をみんなが作ってくれました。元々、自分は友達と打ち解けるまで時間がかかってしまい、小学校のころから最初は敬語で、徐々に敬語がなくなるというように時間をかけて友達になる感じだったので、みんなが自分の話を聞いてくれるし、相手の話を聞いたら自分も学ぶものが多いし、すごく参加してよかったと思いました。

市長

皆さん、それぞれすごく楽しんでいる様子が見えて、今後進学や就職をされて青葉区を出ることはあっても、また戻ってきてほしいなと思います。でもこういう経験をするって、皆さん青葉区好きだよね。

目指すは「『ふらっと』立ち寄る場所」「自分を新しく発見できる場」・・・‼

市長にお話しされるあおばコミュニティ・テラスの代表

市長

スタッフの方にもお聞きしたいのですが、この拠点を今後どのようにしていきたいと思われていますか?また、現状の課題を教えてください。

参加者

まず現状は、区のバックアップが本当に有難いです。先ほどの香水づくりにご協力いただいた化学メーカーも「こういうのがあるけれども・・・。」と区に紹介いただいたり、本当に連携が取れていることが有り難いところになります。課題は、プロジェクトに参加したり、ボランティアに参加してくれる中高生は増えていますし、イベントだったりミーティングがあると来てくれるのですが、そうでない時に「ふらっと」立ち寄るといった利用が中々無いところです。開いている日が月・水・土曜日と限られていることもあるのですが、それこそ広報などはたくさん載せていただいて、大分周知ができているとはいえ、大学生や中高生自体には「こういう場所があるよ。」というのはなかなか広まらない感じです。

今後としては、いろんな所に出向いていくことで地域の中で周知されて、中高生がもっと自分達で動きやすいようになってほしいことや、ここでやっている活動の発信自体も、中高生が中高生向けに発信した方が、大人がやるよりも良いのではないかと思います。その方法も、その日たまたまいる人を巻き込んで、一緒にやるのもいいと思います。子どもたちは出会って話をすることによる成長がありますから。

参加者

一つは、主に中高生、大学生がもっと来てほしい。それからプロジェクトに関わらなくても、居場所とか、ちょっとしたお喋りの場として使ってほしい。学校とは違った自由な居場所って中々無いですよね。学校では評価とかもありますし、本当にリラックスして過ごせる場所で、自分らしく居られる、自分を新しく発見できる場にしてほしいと思っています。それには、やはり最初の一日目が大事だと思います。「これは仲間内の会なのかしら?」と思ったら来なくなってしまうので、いつでもみんながウェルカムな感じで良い雰囲気を作りたいと思っています。おしゃれなカフェとか、「ドリンクバーを作ろうか。」という話が時々出ます。

それからもう一つは、企業や学校、大学との連携をもっともっと戦略的に行っていきたいと思いますし、今回は区役所が繋いでくださいましたが、本当に様々なところとコラボして中高生がリアルな社会との繋がりを体験できる場所にしたいと思っています。

「一日でもこの地に住んだら、ここが子どもたちの故郷なんだ。」

市長

「地域との繋がり」がキーワードかなと思います。繋げ方は色々あると思いますが、皆さんの活動を見ていて、とても素晴らしいやり方だと思います。もちろんこの活動を横浜市の全ての区でできることではないと思いますが、青葉区の特性を生かした良い進め方だと思います。

最後に自治会の活動を長年担ってこられた方に伺います。地域の繋がりにすごく苦心されていると思いますが、長い間、青葉区を見守ってきていただいて、特にこの2年間コロナ禍でありながら、一方でこちらの皆さんのような活動も立ち上がって、すごく頑張って活動されている姿を地域の目から見ていかがですか?

参加者

青葉区は横浜市でも2番目に人口が多い区で、もともと住んでいた人よりも入って来られる人の方が多い区です。その中で、地域に対する愛着心が意外と強くなってきています。将来の青葉区を担っていただくために、子どもたちが自由な発想で新しい考えを持って前へ進んでもらえることは嬉しいです。

「一日でもこの地に住んだら、ここが子どもたちの故郷なんだ。」そういう故郷にしていかなければいけないと思います。ですから、いろんなイベントをやって繋げていますが、さらに子どもたちが積極的に参加できる雰囲気を地域としても作り出していかなくてはいけないと思います。それが青葉区で育ってよかったと、そして大きな希望と夢をもって社会で羽ばたいて欲しいと思います。やはり「ここでよかったよね、ここに戻ってこよう。」と、戻って来てもらえるような地域・環境を作っていかなければいけないと思います。

本当に若い人たちの考えや行動力がとても大事です。ですから、少しでもこういう活動が青葉区の中に知られて、広まっていけばいいと思います。

市長コメント

あおばコミュニティ・テラスの皆様

こちらでの活動が青葉区版モデルとして進められていると実感しました。
青葉区も少子高齢化が進んでいる中で、どうやって地域の繋がりを保つのかということを我々としても考えなければいけないと思います。今日皆さんとお話させていただいて、こういうやり方がすごく良いなと勉強させてもらいました。ありがとうございました。

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市民局総務部広聴相談課

電話:045-671-2335

電話:045-671-2335

ファクス:045-212-0911

メールアドレス:sh-shukai@city.yokohama.jp

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