にしく通信！7月2日　第73回社会を明るくする運動「西区推進大会」

　7月2日（日曜日）、西公会堂で第73回社会を明るくする運動「西区推進大会」が開催されました。当日のプログラムは3部構成で、第1部は「第五地区ジュニアボランティア5任命式」、第2部は「社会を明るくする運動　総理大臣メッセージ伝達式」、そして第3部は「ウクライナ支援コンサート」の順に進行されました。また、岡野中学校の吹奏楽部、和太鼓部、手話部のみなさんや平沼マーチングバンドのみなさんが日ごろの成果を披露してくださり、会場を明るく盛り上げてくれました。

　第1部の「第五地区ジュニアボランティア5任命式」では、小学生から高校生まで計35名が2023年度のジュニアボランティアとして任命されました。この取組は、地域の子供達が、夏休みなどの期間を活用して第五地区で開催される様々なイベントや福祉事業でボランティア活動をするもので、第五地区独自の取組として2018年度から継続しています。地域における担い手不足が課題となっている中で非常に注目される取組です。福祉やボランティアへの理解を深め、感謝や思いやりの気持ちを育むなど、普段の授業だけでは学ぶことのできない経験をたくさん積んでほしいと思います。水色のビブス（ゼッケン）が目印です。イベント等で見かけましたら、ぜひ応援してあげてください。
　第2部は「社会を明るくする運動　総理大臣メッセージ伝達式」でした。「社会を明るくする運動」は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動で、今年で73回目を迎えるとのことです。今年度のテーマは「生きづらさを生きていく」です。
　犯罪や非行の背景には、望まない孤独や社会的孤立などの「生きづらさ」が存在することが少なくありません。総理大臣のメッセージでは、こうした「生きづらさ」に寄り添い、人と人とが互いに支え合う地域をつくっていくことが大切であると伝えられました。この考え方は、西区地域福祉保健計画「にこまちプラン」が目指す「誰もが　にこやか　しあわせに　くらしのまち」と共通します。日々、ご尽力いただいている西区保護司会、西区更生保護女性会及び西区ＢＢＳ会の皆様に感謝申し上げるとともに、今後も皆様と一体となって取り組んでまいります。
　第3部は、「ウクライナ支援コンサート」と題して、ウクライナ生まれのカテリーナさんによる民族楽器バンドゥーラの弾き語りが披露されました。美しい音色と歌声に魅了され、改めて平和の尊さを胸に刻みました。最後には、アンコールに応えて「ふるさと」を会場の皆さんと一緒に歌ってくださり、みんなの心が一つになりました。

　多くの関係者の皆様のご尽力により、この第73回社会を明るくする運動「西区推進大会」が開催されましたことに心より感謝いたします。「つながりを大切に　誰もが　にこやか　しあわせに　くらせるまち」を目指し、区役所も地域の皆様と共に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

2023年7月2日　西区長　菊地　健次