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令和4年度 栄図書館の目標振り返り

令和4年度、栄図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みました。この目標は「横浜市立図書館運営実行プラン」、各区の「読書活動推進目標」に基づいて策定しています。(令和5年6月)年間振り返りを公表しました。

最終更新日 2023年6月9日

※この目標は、「横浜市立図書館運営実行プラン」から各館で特に重点的に実施する項目を選択し、記載しています。

1 誰もが利用しやすい図書館

図書館のイメージアップと利用促進のための企画・イベント等実施

取組

  1. 読書活動の推進に向けて、社会経済情勢等を踏まえた、その時々でニーズの高いテーマによる資料の展示等を10回以上行います。
    また、法律など区民の暮らしに役立つ知識を習得するきっかけとなる行政書士講座(10月)と、学びにより豊かな心を育む文化教室(11月)を開催します。
  2. 読書活動を推進するために話題性のあるテーマでの講演会を対人とオンラインの併用方式により令和5年2月に開催します。
  3. コロナ禍での学校側の負担を軽減するため、ビブリオバトルに代わる新たなスタイルのイベントを検討し試行を目指します。
  4. 広報よこはま栄区版、栄図書館ホームページ、市立図書館Twitter、タウンニュース港南区・栄区版を活用し、タイムリーにイベント情報等を発信します。(通年)

年間振り返り

  1. 企画展示は13回(上半期に6回、下半期に7回)行い、読書活動の魅力を高め区民の読書意欲の向上に努めました。特に、7月7日開催の「エンディングノートから考えるいきいきシニアライフ」講座と10月15日の栄区生涯学習講演会「実朝の時代」、2月4日の栄区読書活動推進講演会「横浜大戦争の舞台裏」の開催に合わせて、それぞれ関連する資料を展示しました。
    また、10月23日にはカルチャースクールとして「はじめての短歌教室」を、11月2日には行政書士によるものしり講座として「空き家の活用、売却、除去」を開催しました。
  2. 栄区読書活動推進講演会は、横浜大戦争の著者である蜂須賀敬明氏をあーすぷらざにお招きし、2月4日に開催しました。執筆の経緯や土地神たちの誕生秘話など、様々なエピソードを織り交ぜてお話しいただき、119名の参加者に熱心に聴講していただきました。また、YouTube横浜市公式チャンネルでアーカイブ動画を令和6年2月29日まで配信しています。
  3. 本の紹介を競い合うゲームのビブリオバトルは、市立中学校5校から12名のバトラーにご参加いただき、2月25日にあーすぷらざで開催し、70名の見学がありました。
    また、バトラーが推薦した本の一部を図書館に展示しました。
  4. 広報よこはま栄区版(8月号)では、「栄図書館の本棚から」として鉄道開通150周年を記念し、お薦めの鉄道本を紹介しました。栄図書館ホームページでは、栄図書館が所蔵する学校周年記念誌目録などのページを37回更新しました。
    また、栄区読書活動推進講演会「横浜大戦争の舞台裏」の開催案内をタウンニュース港南区・栄区版に掲載しました。

誰もが利用しやすい図書館サービスの充実

取組

  1. 各種団体の代表、小中学校長、有識者などから構成される栄区読書活動推進連絡会議を上半期に開催し、区民の読書活動のあり方に関するご意見・ご助言をいただいて、図書館の運営に反映させます。
  2. 図書館利用のマナー向上を目指した啓発活動を展開し、誰もが快適に利用できる図書館を目指します。
  3. 移動図書館と連携し利用者の利便性の向上を目指します。
  4. 開館から30年以上が経過した図書館の施設・設備の老朽化対策を順次計画的に取り組んでいきます。

年間振り返り

  1. 栄区読書活動推進連絡会議は9月に書面開催し、令和3年度栄区読書活動推進事業の実施報告、令和4年度栄区読書活動推進事業の実施計画などを委員に説明し、コロナ禍で大変厳しい状況にあるが、栄区民が元気になるような何か明るい話題を提供して欲しいとの御意見、図書館にはいつも大変お世話になっている。職員の健康管理には十分留意してほしいとの御助言をいただきました。
  2. 図書館利用のマナー向上のための留意事項を記載したチラシを適宜、配布するとともに、マナー向上の実効性を高めるために職員による定時見回りを行いました。
    なお、マスク着用を促す館内アナウンスは、2月10日の厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部における「マスク着用の考え方の見直し等について」の決定を踏まえ、3月12日のアナウンスをもって終了しました。
  3. 移動図書館「はまかぜ号」の利用促進に向け、第二次栄区読書活動推進目標(改訂版)に移動図書館を掲載しました。また、中央図書館サービス課との協働により野七里・庄戸ステーションを紹介するポスターを作成し、栄図書館及び野七里テラスに掲出するとともに、チラシを配架しました。
  4. 8月には事務室系統の雑排水を処理する排水管の緊急修繕を、1月には予定していた駐車場区画線の敷設替えを行いました。
    また、令和5年度に実施予定の図書館の照明器具をLED灯にするESCO事業の準備を進めるとともに、図書館の敷地にある外灯が球切れしたため、令和4年度の緊急対応としてソーラーライト屋外LED灯を3基設置しました。

人材育成の推進

取組

  1. 持続可能な図書館運営を目指し、職員のスキルアップのため、各種研修に20回参加します。

年間振り返り

  1. 24回の研修(人権啓発、不祥事防止、個人情報保護、司書仕事、レファレンス実務など)に参加し、職員一人ひとりの意識の向上とスキルアップにつなげることができました。

地域と連携した読書活動の推進

取組

  1. 自治会町内会などと連携し、地域が行っている読書活動の支援に努めます。

年間振り返り

  1. 自治会町内会が開催するイベントのテーマに合わせた本を紹介し、貸出しを行いました。また、11月9日には、読み聞かせボランティア連絡会との連携により栄図書館で読み聞かせ講座を開催し、10名の読み聞かせボランティアの方に御参加いただきました。

2 子どもの読書習慣の定着への支援

子どもの読書習慣の定着への支援

取組

  1. 乳幼児と保護者、小学生など、子どもの年代に応じたおはなし会を開催します。
    通常のおはなし会は通年で月2回程度、テーマを定めた特別おはなし会は8月に実施します。
  2. 子ども世代では、特に小学生に読書の関心を持ってもらうため、児童向けの常設展示の充実を図り、本を紹介します。

年間振り返り

  1. 司書が演者として行ったおはなし会では、小学生向けを11回開催し、73人の参加がありました。このうち8月に行った「いきものいっぱいおはなし会(生物多様性おはなし会)」の参加者は7人となりました。また、乳幼児と保護者向けのおはなし会は11回開催し、63人の参加がありました。
    なお、例年実施している区福祉保健センターの乳幼児4か月児健診で司書が行うおはなし会は新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、中止となりました。
    読み聞かせボランティアが行うおはなし会では、「紙芝居一座さかえ」による紙芝居の会が10回開催され、58人の参加がありました。
    また、「かながわこどもひろば」によるおはなし会が12回開催され、80人の参加がありました。このうち4月と11月の「春・秋のはまっ子おはなし会」は親子7組16人の参加となりました。
  2. 児童向けの展示として、4月から5月にかけて「新しいこと、本といっしょに」の展示を、また、7月から8月にかけて「よんでみようこんな本」の展示を行い、貸出冊数の増加に努めました。

家庭での読書活動の推進

取組

  1. 家庭での読書活動を推進するために、保護者も対象とするおはなし会を開催します。また、話題性のあるテーマでの講演会を対人とオンラインの併用方式により令和5年1月に開催します。(再掲)

年間振り返り

  1. 司書が演者として行ったおはなし会では、小学生向けを11回開催し、73人の参加がありました。このうち8月に行った「いきものいっぱいおはなし会(生物多様性おはなし会)」の参加者は7人となりました。また、乳幼児と保護者向けのおはなし会は11回開催し、63人の参加がありました。(再掲)
    なお、例年実施している区福祉保健センターの乳幼児4か月児健診で司書が行うおはなし会については、区と相談し、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、もう暫く様子を見ることで中止にしました。(再掲)
    読み聞かせボランティアが行うおはなし会では、「紙芝居一座さかえ」による紙芝居の会が10回開催され、58人の参加がありました。また、「かながわこどもひろば」によるおはなし会が12回開催され、80人の参加がありました。このうち4月と11月の「春・秋のはまっ子おはなし会」は親子7組16人の参加となりました。(再掲)
    また、栄区読書活動推進講演会は、「横浜大戦争」の著者である蜂須賀敬明氏をあーすぷらざにお招きし、2月4日に開催しました。執筆の経緯や土地神たちの誕生秘話など、様々なエピソードを織り交ぜてお話しいただき、119名の参加者に熱心に聴講していただきました。アーカイブ動画はYouTube横浜市公式チャンネルで令和6年2月29日まで配信しています。(再掲)

学校教育への協力、学校図書館充実のための支援

取組

  1. 小中学校の教諭や学校司書の教育活動及び研修に積極的に協力し、学校司書研修及び学校図書館研究会への参加、学校図書館への訪問、学校への出張などを通年で行います。
  2. 児童生徒に図書館に親しんでもらうため、学校側と調整して児童生徒を対象とした図書館見学及び一日図書館員、図書館deYES(万華鏡作り)を8月に実施します。
  3. 教育活動に図書館資料を活用してもらうため、小中学校の教職員向け貸出を図書館一丸となって取り組みます。

年間振り返り

  1. 6月に図書館で開催した学校司書研修では小学校、中学校、及び特別支援学校の学校司書21名の参加がありました。
  2. 高校生の職業体験(インターンシップ)を8月に開催し、3名が参加しました。一日図書館員は小学生を低学年と高学年の2グループに分けて7月と8月に開催し、合計で17名が参加しました。
  3. 教職員向け貸出は68件で1,628冊となりました。

ティーンズ世代の読書活動の促進

取組

  1. ティーンズ世代に読書への関心を促すため、本の紹介を中心とした魅力的な展示を通年で計画的に行います。

年間振り返り

  1. ティーンズ世代に読書への関心を促すことにもつながる企画展示は13回(上半期に6回、下半期に7回)行い、読書活動の魅力を高め区民の読書意欲の向上に努めました。特に、7月にはプロ野球選手の選書として「プロ野球選手のこの1冊(横浜DeNAベイスターズ)」を、10月には「本のPOP展示 中学生・高校生のおすすめ本」を展示するとともに、10月15日の栄区生涯学習講演会「実朝の時代」と、2月4日の栄区読書活動推進講演会「横浜大戦争の舞台裏」の開催に合わせて、それぞれ関連する資料を展示しました。(一部再掲)

地域での読書活動への支援

取組

  1. 自治会町内会などと連携し、地域が行っている読書活動の支援に努めます。(再掲)

年間振り返り

  1. 自治会町内会が開催するイベントのテーマに合わせた本を紹介し、貸出しを行いました。また、11月9日には、読み聞かせボランティア連絡会との連携により栄図書館で読み聞かせ講座を開催し、10名の読み聞かせボランティアの方に御参加いただきました。

3 蔵書とレファレンスの充実

地域の情報拠点としての蔵書の充実

取組

  1. 一般書では、利用者ニーズの高いシニア世代の生活に役立つ資料60冊の新規購入を行います。
  2. 児童書では、紙芝居40冊の買換え及び新規購入を行います。
  3. ティーンズコーナーでは、蔵書全体の更新・補強を図るため、120冊の新規購入を行いコーナーとしての魅力を高めます。

年間振り返り

  1. 一般書では、シニア世代の生活に役立つ資料69冊の新規購入を行い、目標を達成しました。
  2. 児童書では、紙芝居49冊の買換え及び新規購入を行い、目標を達成しました。
  3. ティーンズコーナーでは、蔵書134冊の新規購入を行い、コーナーとしての魅力向上に取り組みました。

資料の管理・保存

取組

  1. 図書資料を購入及び寄贈により受け入れるとともに、汚れたり傷んだりしたものや、利用が少なくなったもの及び内容が古びたものなどは除籍することにより、7,000冊以上の図書資料の入替えを行い、品質の保持に努めます。

年間振り返り

  1. 図書資料は購入による5,163冊と、寄贈による1,344冊の合計6,507冊を受入れるとともに、5,779冊の除籍を行い、受入は1割弱程度、除籍は2割弱ほど目標を下回りましたが、引き続き計画的な図書資料の入替えに努めていきます。

レファレンスの充実

取組

  1. 利用者の皆様の調べたいことや探している資料などの相談に対して、クレームのない的確な対応を心掛けて、利用者の満足度向上につなげます。
  2. 図書館のレファレンスサービスについて利用者の皆様にPRします。

年間振り返り

  1. 6,541件のレファレンスを行いました。また、レファレンス研修の受講など司書職員のレファレンス能力の向上及び専門知識の習得などを推進し、利用者の皆様の満足度向上を目指しました。
  2. レファレンスサービスを紹介している第二次栄区読書活動推進目標を改訂(SAKAESTA(さかえすた)、移動図書館及び埋蔵文化センターの掲載など)のうえリーフレットを増刷し、利用者の皆様に配布しました。

資料の活用と情報発信

取組

  1. 区役所と連携し、まちづくりなど行政の取組及び区民活動などに関係する図書館資料の紹介、展示を行います。
  2. 法律など区民の暮らしに役立つ知識を習得するきっかけとなる行政書士講座(10月)と、学びにより豊かな心を育む文化教室(11月)を開催します。また、読書活動を推進するために話題性のあるテーマでの講演会を対人とオンラインの併用方式により令和5年1月に開催することで、それらに関連する本を積極的に紹介し、貸出冊数の増加につなげます。(一部再掲)

年間振り返り

  1. 企画展示等として、7月には栄区高齢・障害支援課との連携により「エンディングノートから考えるいきいきシニアライフ」を、また、9月と11月には栄区福祉保健課との連携により「9月は、がん征圧・結核予防・自殺予防の強化月間、世界アルツハイマー月間です。」、「健康づくり&ウォーキング推進月間 いつまでも元気に!みんなで健康生活」などを実施しました。(一部再掲)
  2. 10月23日にはカルチャースクールとして「はじめての短歌教室」を、11月2日には行政書士によるものしり講座として「空き家の活用、売却、除去」を開催しました。(再掲)
    栄区読書活動推進講演会は、横浜大戦争の著者である蜂須賀敬明氏をあーすぷらざにお招きし、2月4日に開催しました。執筆の経緯や土地神たちの誕生秘話など、様々なエピソードを織り交ぜてお話しいただき、119名の参加者に熱心に聴講していただきました。また、YouTube横浜市公式チャンネルでアーカイブ動画を令和6年2月29日まで配信しています。(再掲)

4 栄図書館の独自目標

 

取組

  1. 区民の皆様との協働により効率的かつ効果的、持続可能な図書館運営を目指し、読み聞かせ、図書修理、書架整理などのボランティア活動を100回実施します。
  2. 令和3年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を実施します。

年間振り返り

  1. ボランティア活動が199回実施されました。目標を大きく上回り、コロナ禍前の水準に達しました。また、書架整理ボランティアは新たに10人の方に活動を開始いただきました。ボランティアの皆さまと図書館の活動がいっそう活発化するよう、様々な機会をとらえ、協働に取り組みました。
  2. 図書館利用のマナー向上のための留意事項を記載したチラシを適宜、配布するとともに、マナー向上の実効性を高めるために職員による定時見回りを行いました。
    なお、マスク着用を促す館内アナウンスは、2月10日の厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部における「マスク着用の考え方の見直し等について」の決定を踏まえ、3月12日のアナウンスをもって終了しました。(再掲)

5 総合コメント

令和4年度の成果と課題

 栄図書館では、新型コロナウイルス感染症拡大(第7波)の影響により職員数が不足したため、8月23日から26日までの4日間、開館時間を通常よりも2時間短縮することとなり、利用者の皆様に大変ご不便をおかけしました。
 上半期では、一部のイベントが中止となりましたが、図書館を支えてくださってきたボランティアの皆様の活動がコロナ禍前の水準に達することとなり、これは栄図書館の運営において明るい材料となりました。
 また、下半期では、3年ぶりに読書活動推進講演会、ビブリオバトルなどのイベントの実施、短歌教室やものしり講座の開催など、企画事業が概ね計画通りに進捗しましたが、今後とも区民の皆さまのニーズをしっかりと把握し、安全で安心してご利用いただける図書館を目指す必要があると考えます。

令和5年度に向けて

 直面している課題を解決するため、これまでに積み重ねてきた成果に基づいて図書館運営に取り組んでいきます。また、令和5年度に策定予定の横浜市の「図書館ビジョン(仮称)」を踏まえ、栄図書館が目指すべき姿や方向性を検討していきます。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局栄図書館

電話:045-891-2801

電話:045-891-2801

ファクス:045-891-2803

メールアドレス:ky-libkocho16@city.yokohama.jp

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