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令和4年度 港南図書館の目標振り返り

令和4年度、港南図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みました。この目標は「横浜市立図書館運営実行プラン」、各区の「読書活動推進目標」に基づいて策定しています。(令和5年6月)年間振り返りを公表しました。

最終更新日 2023年6月9日

※この目標は、「横浜市立図書館運営実行プラン」から各館で特に重点的に実施する項目を選択し、記載しています。

1 誰もが利用しやすい図書館

図書館のイメージアップと利用促進のための企画・イベント等実施

取組

  1. 港南区役所をはじめ関係部署と連携しながら、大人向け、ティーンズ向け、児童向けの3つのテーマ展示を毎月実施するとともに、ホームページを適宜更新するなど積極的に情報発信を行います。
  2. これからの未来を担う子どもたちの図書館利用の促進を目指し、年齢に応じた本の紹介により読書の楽しさを伝えるため、夏休みにテーマに沿って複数の本を紹介するブックトークの会を対象学年別(小・中・高学年)に各1回ずつ実施し、読みたい本と出会う機会を設けます。(7月・延べ3回)。
  3. 子どもたちに、環境や地球温暖化問題の学びの場を提供するために、温暖化対策統括本部と共に8月に「図書館deYESを実施し関連図書の貸出を行います。(8月)
  4. 大人を対象にした朗読会、おはなし会を実施します。(朗読会8月、おはなし会10月)
  5. 港南図書館マスコットキャラクター・「こうなんうさぽん」を活用した読書活動関連事業を実施します。(7月~12月)

年間振り返り

  1. 港南区役所と連携し、5月は港南区高齢・障害支援課と「介護予防」、8月は港南区総務課と「風水害に備えて」、9月上旬は港南区高齢・障害支援課と「認知症」、9月下旬は港南区区政推進課と「地球温暖化対策」、10月は港南区地域振興課と「防犯」、12月は港南区地域振興課と「自治会町内会の活動内容」、1月は港南区生活衛生課と「災害時のペット対策」、3月は港南区高齢・障害支援課と「自殺防止対策」をテーマにした大人向けの展示を行いました。また児童・ティーンズ・一般に分けて月ごとにテーマ展示を実施し、ホームページ更新やTwitterの活用により積極的に情報発信を行いました。
  2. ブックトークの会を実施し、本の紹介・展示・貸出しを行いました(7月と8月・延べ5回)。
  3. 温暖化対策統括本部と共に「港南図書館deYES」を実施し、環境問題に関する図書を展示、貸出しを行いました(8月)。
  4. 大人を対象に「朗読『八月の光』を読む」(8月)、ボランティアグループ2団体と連携した「おとなが楽しむおはなし会(10月)及び「大人のためのおはなし会」(2月)を実施しました。
  5. 港南区読書ノートの全てのページを埋めた利用者にこうなんうさぽんのオリジナルグッズを進呈するイベント「読書マラソン」を実施しました。期間中に配布した読書ノートは合計1,170部、景品交換者数は212人でした(7月から12月)。また、開館記念日前後にこうなんうさぽんぬりえ大募集を実施し、110枚の作品を掲示しにぎわいを創出しました(12月から2月)。さらにテレビ(NHK首都圏ネットワーク)でぬりえ掲示の様子を放映してもらい、利用促進に努めました(2月)。

その他区役所と連携し、親子の居場所事業での図書館活用により、本に親しむ機会の創出、図書貸出に繋げました(4~3月・月2回)。
また、障害福祉サービス事業所からの依頼により、図書館を実習体験の場として活用してもらっています(4から3月・月2回)。

誰もが利用しやすい図書館サービスの充実

取組

  1. 「港南図書館への手紙」等により利用者の声を把握し、サービス向上に努めます。
  2. 図書館への定期的な来館が困難な利用者向けに、電子書籍サービスのPRを行います。
  3. 図書館の資料をそのままの状態で利用することが難しい利用者向けに、対面朗読やマルチメディアデイジー等のサービスのPRを行います。

年間振り返り

  1. ご要望・ご意見を8件、お礼を4件いただきました。いただいたご要望・ご意見に沿って、館内で本を運搬する際のお客様用かごの設置、閲覧席の補充として夏季会議室の開放、敷地周辺の廃材処分の調整、多様な図書館サービスのご紹介等を実施しました。
    また、職員の応対に関するご意見については、組織的課題として真摯に受け止め、情報共有を図り、職員一人ひとりが親切丁寧で的確な応対をするよう日々努めています。
  2. 図書館内でポスターの掲示や各種イベントでの利用案内の配布、区役所情報コーナーでの配架により電子書籍事業をPRしました。
  3. 学校司書研修で利用案内を配布(6月)したほか、図書館内で利用案内を配布し、サービスのPRを行いました。

人材育成の推進

取組

  1. 横浜市の司書職の人材育成の基本方針である「司書職人材育成計画」に基づき、司書職員一人ひとりの経験に応じ、OJTの実施や庁内・外部研修への参加を促進することで、能力とスキルの向上を図ります。特に利用者のニーズを的確に捉え、対応できるレファレンス能力の底上げを目指します。
  2. 図書館業務に従事する全員に対し、情報セキュリティや個人情報保護に関する研修を定期的に実施し、情報セキュリティ対策及び個人情報の適正な取扱いを徹底します。

年間振り返り

  1. OJTの一環として、毎週の館内会議で司書によるわらべうたを実践しました。おはなし会等時宜に応じて、職員間でのアドバイスを行うほか、OJTを実践しました。また、積極的に外部研修に参加し、スキルアップに努めました。
  2. 個人情報の適切な取扱いに関する研修を毎月実施しました。

地域と連携した読書活動の推進

取組

  1. 読み聞かせボランティアグループによるおはなし会を図書館で定期的に開催します。
    おはなし会のプログラムで紹介された図書を参加者にすぐに貸出できるよう複数冊用意し、利用の促進につなげます。(月4回程度)
  2. 「横浜市民読書活動推進計画」及び「港南区読書活動推進目標」に基づき、港南区内の読書関連施設による連絡会を開催し、情報共有を行うとともに関連施設との連携を強化します。(7月)
  3. 読書活動団体、ボランティア、学校関係者、区役所等による懇談会を開催し、情報共有と協力関係を深めます。(12月)
  4. ボランティアグループの交流や、読み聞かせボランティアの育成を目的とした研修会を開催し、担い手の育成と資質の向上を図ることで、地域での読書活動を推進します。(2月)

年間振り返り

  1. 毎月、4つのボランティアグループがおはなし会を実施し、使用した本の副本を展示し、貸出しの増加につなげました。
  2. 読書活動推進連絡会を港南区役所で実施しました。20施設が参加し、グループワークを通して、情報の交換・共有が活発に行われました(7月)。
  3. 図書館懇談会を港南図書館で実施しました。13団体17人が参加し、電子書籍サービスについての質問や各団体の活動紹介、意見交換などが行われました(12月)。
  4. 学校司書やボランティア活動をしている人、また今後活動したい人を対象に、絵本の読み聞かせ講座を実施しました(3月・23人)

また、地域に根差した読書活動推進の取り組みとして、図書取次サービスを実施している港南台地区センターにて、図書館カードの出張登録会を実施し(11月)、はまかぜ号の特別運行の際に紙芝居のおはなし会を実施しました(2月)。

2 子どもの読書習慣の定着への支援

子どもの読書習慣の定着への支援

取組

  1. 長く読み継がれてきた読み聞かせに向く絵本や物語など、定番の児童書の購入をすすめ、家庭での読書を支援します。(購入、寄贈受入冊数80冊/年間)

年間振り返り

  1. 125冊購入し、読書活動への支援に寄与しました。

家庭での読書活動の推進

取組

  1. 保育士等、子育てを支える方向けに、子どもにとっての読み聞かせの楽しさ、読書の大切さを紹介する絵本講座を実施します。(7月)
  2. 区内区民利用施設と連携し、小学生を対象としたおはなし会等を実施します。(8月)
  3. 乳幼児とその保護者を対象とした、司書による親子でたのしむおはなし会を定期的に開催します。(月1回)また、幼児から小学生までを対象としたおはなし会を季節ごとに開催し、読書の楽しさを伝える機会を作ります。(年3回)

年間振り返り

  1. 保育所からの依頼を受け、上大岡・港南中央エリアの保育・教育施設に勤務する職員を対象に、絵本講座を実施しました(7月・18人)。
  2. 日限山コミュニティハウスにて未就学児向けのおはなし会と、小学校低学年向けのブックトークの会を実施しました(11月)。
  3. 毎月、司書による親子でたのしむおはなし会を実施しました。幼児から小学生までを対象とした「とくべつおはなし会」を夏(7月)、冬(12月)、春(3月)と3回実施しました。

学校教育への協力、学校図書館充実のための支援

取組

  1. 小中学校の教職員向け貸出の要望に積極的に対応します。(貸出冊数1,500冊/年間)
  2. 年間を通じ小学生の図書館見学や中学生の職業体験の受入れ、夏休みに高校生のインターンシップの受入れを実施し、図書館への理解を深める機会を作ります。
  3. 学校司書に対し、読み聞かせや調べ学習に対するアドバイスなどを実施し、学校図書館の運営を日常的に支援します。

年間振り返り

  1. 1,781冊の貸出しを行いました。
  2. 小学校2年生の図書館見学(まちたんけん)3校を受け入れ、図書館の利用案内や役割の説明などを行いました(6月、10月、11月)。中学生の職業体験2校を受け入れました(11月、12月)。また、高校生4人をインターンシップ生として受け入れました(8月)。
  3. (3)学校司書研修を実施しました(6月)。また、港南区学校図書館研究会の依頼により、読書推進に関する研修を行いました(7月)。学校司書から、調べ学習に対するアドバイスなどのレファレンスは41件に対応しました。

その他、小学校のボランティアを対象に、読み聞かせ出張講座、本の修理出張講座を行いました(5・9月)。中学校の図書委員向けに読み聞かせ出張講座を行いました(10月)。

ティーンズ世代の読書活動の促進

取組

  1. 従来から特設コーナーとしているティーンズコーナーの資料の充実を図ります。(購入冊数50冊/年間)
  2. 年間を通じ中学生の職業体験の受入れ、夏休みに高校生のインターンシップの受入れ、中高生を対象とした「図書館でボランティア」を実施し、図書館への理解を深める機会を作ります。(再掲)

年間振り返り

  1. ティーンズ向けの資料を81冊購入しました。
  2. 中学生・高校生向けに「図書館でボランティア」の実施(7月・4人)、高校生のインターンシップ(8月・4人)の受入れを行い、利用者対応やレファレンス体験などを通じて図書館への理解を深める機会を作りました。中学生の職業体験2校を受け入れました(11月、12月)。中学校の図書委員向けに読み聞かせ出張講座を行いました(10月・再掲)。

地域での読書活動への支援

取組

  1. 「港南区読書活動推進目標」に基づき、区役所と共に「わらべうたと絵本を親子で楽しもう!」を区内3か所にて実施します。(新規・各3回を3か所)
  2. 地域子育て支援拠点等の子どもに関わる施設と、情報交換や情報提供を通じて連携を深めます。

年間振り返り

  1. 港南区役所と共に「わらべうたと絵本を親子で楽しもう!」(全3回)を、区西部地区として港南図書館(6・7月)、区中央地区として桜道コミュニティハウス(11・12月)、また区南部地区として日野南地域ケアプラザ(1・2月)で実施しました(延べ9回実施、乳幼児と保護者延べ80組162人参加)。
  2. 港南台バーズと港南区民文化センターひまわりの郷で、司書による、乳幼児と保護者向けのおはなし会を実施しました(9・1月)。
    港南区寄り添い型生活支援事業受託施設に対し、月1回、ボランティアによる図書のグループ貸出を行い(4から3月)、司書によるおはなし会を実施しました(12・3月)。

その他、わらべうたと絵本の会ボランティア講座を実施しました(9・10月)。
修了者に対しては、他施設のおはなし会見学、交流会等を行い、新たな担い手として活動できるよう自主グループ化を目指し、区役所と協働で支援しました(12から3月)。

3 蔵書とレファレンスの充実

地域の情報拠点としての蔵書の充実

取組

  1. 乳幼児とその保護者を対象とした事業に合わせ、子育て関連の資料の充実を図ります。(購入冊数40冊/年間)
  2. 高齢者等の関心が高い、暮らしを支える実用書、趣味や生涯学習の資料の充実を図ります。(購入冊数80冊/年間)
  3. 専門的な事典類や地図の買換えを進め、情報の更新、課題解決への支援を行います。(購入冊数20冊/年間)
  4. 多様な生き方への理解を深める資料を積極的に収集します。特に高齢者、多文化共生、子どもの貧困や虐待、子どもの権利など、近年社会で関心の高まっている事例について、理解を深めることができる児童書を積極的に収集します。(購入冊数25冊/年間)
  5. 長く読み継がれてきた読み聞かせに向く絵本や物語など、定番の児童書の購入をすすめ、家庭での読書を支援します。(購入、寄贈受入冊数80冊/年間)

年間振り返り

  1. 子育て関連の資料を62冊購入しました。
  2. シニア世代向けの資料を111冊購入しました。
  3. 蔵書補強として、事典類や地図を21冊購入しました。
  4. 多様な生き方への理解を深める資料を25冊購入しました。
  5. 長く読み継がれてきた絵本などを125冊購入、181冊寄贈受入しました。

資料の管理・保存

取組

  1. 区民が所有する港南区内の写真等の地域情報の収集を継続するとともに、活用に向けた資料整理を行います。
  2. 傷んだ図書の修理作業にご協力いただくボランティアの方に対し、修理についてのアドバイスを適宜行うなど、活動を円滑に進められるよう支援します。(月2回)

年間振り返り

  1. 区内外の法人や団体に地域写真の提供を行いました(計7回)。また、港南区役所1階で行ったパネル展にて、地域写真の展示および地域写真募集ポスターの掲示を行いました(11月)。
    写真資料の収集について、図書館内外で周知しましたが、今年度は新たな資料の提供がありませんでした。今後は郷土史を研究する市民団体への周知など、更なるPRに努めます。また、港南区内各地域の今昔パネルで使用する写真を選定するため、地域別に大判印刷・保存している所蔵写真の内容を再確認するなど資料整理を行いました。
  2. 休館日、祝日、年末を除いた月2回、修理ボランティアの活動に対し、会場確保、修理に使用する物品等の供給、修理方法に迷う場合の相談対応などを行いました。また、書架整理・修理ボランティア懇談会を開催し、より円滑な活動に繋がるよう、意見交換・情報交換を行いました。(3月)

レファレンスの充実

取組

  1. 利用者のニーズに的確に対応するレファレンス力の底上げを図るため、司書職員の研修への参加を促進します。また検索の利便性向上のため、利用可能なデータベースの周知・PRに積極的に取り組むとともに、調べものに必要な事典類を充実させ利用者の利便性向上を図ります。(購入冊数20冊/年間・再掲)

年間振り返り

  1. 職員が外部研修に参加するとともに、レファレンス事例を積極的に図書館情報システムに登録し職員間の情報共有を行い、レファレンス力の底上げを図りました。また館内掲示等で、利用可能なデータベースの周知・PRを行いました。
    蔵書補強として、事典類や地図を21冊購入しました(再掲)。

資料の活用と情報発信

取組

  1. 港南区役所をはじめ関係部署と連携しながら企画展示等を行い、区民に広く情報発信を行います。テーマ展示を毎月実施するとともに、ホームページを適宜更新するなど積極的に情報発信を行います。(再掲)

年間振り返り

  1. 港南区役所と連携し、5月は港南区高齢・障害支援課と「介護予防」、8月は港南区総務課と「風水害に備えて」、9月上旬は港南区高齢・障害支援課と「認知症」、9月下旬は港南区区政推進課と「地球温暖化対策」、10月は港南区地域振興課と「防犯」、12月は港南区地域振興課と「自治会町内会の活動内容」、1月は港南区生活衛生課と「災害時のペット対策」、3月は港南区高齢・障害支援課と「自殺防止対策」をテーマにした大人向けの展示を行いました。また児童・ティーンズ・一般に分けて月ごとにテーマ展示を実施し、ホームページ更新やTwitterの活用により積極的に情報発信を行いました。(再掲)

4 港南図書館の独自目標

 

取組

  1. 第二次港南区読書活動推進目標の「つなぐ」「はぐくむ」「ひろめる」の3つの目標に取り組みます。
    ア つなぐ
    (ア)「横浜市民読書活動推進計画」及び「港南区読書活動推進目標」に基づき、港南区内の読書関連施設による連絡会を開催し、情報共有を行うとともに関連施設との連携を強化します。(7月)(再掲)
    (イ)区役所と連携し、読書活動推進に関連する施設についてのパネル展を行います。(11月)
    イ はぐくむ
    (ア)区役所と共に「わらべうたと絵本を親子で楽しもう!」を、区内3か所にて実施します。(新規・各3回を3か所)(再掲)
    (イ)ボランティアグループの交流や、読み聞かせボランティア育成を目的とした研修会を開催し、担い手の育成と資質の向上を図ることで、地域での読書活動を推進します。(2月)(再掲)
    ウ ひろめる
    (ア)読書ノートを改訂するとともに、ダウンロード版を作成し図書館のホームページで広く配布します。(7月)
    (イ)11月の読書推進月間を中心とした、区内各読書関連施設での取組を紹介したリーフレットを作成・配布します。(10月)
    (ウ)港南区読書活動推進講演会を区役所と連携して行い、区民の読書活動の推進を図ります。(11月)
    (エ)港南区の歴史の研究を行っている地域の団体に協力し、「港南歴史講座」「住んでいるまちを知る講座 まちの移り変わり」を開催し、地域への関心を高めます。(年4回程度)
    (オ)港南図書館マスコットキャラクター・「こうなんうさぽん」を活用した読書活動関連事業を実施します。(7月~12月)(再掲)

  2. 港南図書館は昭和61年の竣工で施設・設備の老朽化が進み、長寿命化への対策が急務です。施設の不具合については修繕等で迅速に対応するとともに、長寿命化に向けて、引き続き関係部署と調整します。今年度は空調に関する冷温水機の機器更新を実施し、自家用電気工作物の改修について検討します。
    一方、緑による館内外の環境改善を図るため、季節に合せた草花の配置を行います。

年間振り返り

  1. 第二次港南区読書活動推進目標「つなぐ」「はぐくむ」「ひろめる」に沿った取組
    ア つなぐ
    (ア)読書活動連絡会を港南区役所で実施しました。20施設が参加し、グループワークを通して、情報の交換・共有が活発に行われました(7月)(再掲)。
    (イ)港南区役所と連携し、区内読書関連施設の図書室などを紹介するパネル展を開催しました(11月)。
    イ はぐくむ
    (ア)港南区役所と共に「わらべうたと絵本を親子で楽しもう!」(全3回)を区西部地区として港南図書館(6・7月)、区中央地区として桜道コミュニティハウス(11・12月)、また区南部地区として日野南地域ケアプラザ(1・2月)で実施しました(延べ9回実施、乳幼児と保護者延べ80組162人参加)(再掲)。
    (イ)学校司書やボランティア活動をしている人、また今後活動したい人を対象に、絵本の読み聞かせ講座を実施しました(3月・23人)(再掲)。
    わらべうたと絵本の会ボランティア講座の修了者に対しては、他施設のおはなし会見学、交流会等を行い、新たな担い手として活動できるよう自主グループ化を目指し、港南区役所と協働で支援しました(12から3月)(再掲)。
    ウ ひろめる
    (ア)読書ノートについて、冊子版の改訂やダウンロード版のデザイン案作成を行い、冊子版は港南図書館ほか区内施設、ダウンロード版は港南図書館ホームページにて配布を行いました(7月、冊子版800部)。
    (イ)11月開催の読書活動推進に関わる施設の活動紹介パネル展を区役所で開催しました(再掲)。また、読書活動推進月間取組リーフレットを1,500部作成・発行しました(10月)。
    (ウ)令和4年度読書活動推進講演会として、「秋のおはなしコンサート」を開催し、71人の参加がありました。(11月)
    (エ)地域の市民活動団体と連携して、「港南歴史講座」(9月、2月)、「住んでいるまちを知る講座 まちの移り変わり」(7月、12月)を実施しました。
    (オ)港南区読書ノートの全てのページを埋めた利用者にこうなんうさぽんのオリジナルグッズを進呈するイベント「読書マラソン」を実施しました。期間中に配布した読書ノートは合計1,170部、景品交換者数は212人でした(7月から12月)(再掲)。
  2. 施設設備の維持管理及び環境改善
    (ア)長寿命化対策として空調設備冷温水機等更新工事を12月18日に竣工しました。
    (イ)長寿命化対策として自家電気工作物については本線及びキュービクル内への引き込み高圧ケーブル更新の基本設計を実施しました。
    その他適宜点検を行い、小破修繕等は迅速に対応し、維持管理に努めました。
    (ウ)年間を通して花の育成を行うとともに、中庭、敷地内樹木の剪定により、緑の創出による館内外の環境改善を図りました(建物入口前へひまわりを植えたプランターの設置、入口横花壇への朝顔の棚設置、サフィニア及びパンジーへの植え替え等)。
    (エ)グリーンボランティアを新たに募集し説明会を行いました。(3月)

5 総合コメント

令和4年度の成果と課題

 コロナ禍でしたが、当初目標以上の取組を実施しました。港南図書館マスコットキャラクター・こうなんうさぽんを活用した「読書マラソン」の実施、民間企業や区民文化センターと連携したおはなし会の実施、わらべうたボランティア講座の実施及び修了者への自主グループ化支援など、新規の事業を複数実施しました。また、年度途中で生じたニーズにも柔軟に対応し、地域の意見を伺いながら、地区センターでの図書館カード出張登録会や移動図書館特別運行を行いました。
 中でも「わらべうたと絵本を親子で楽しもう!」は、港南区役所と港南区内の区民利用施設、図書館の3機関協働での実施であり、他機関との連携事業を多く行った年度となりました。
 令和4年度は、図書館から遠方である地域として区南部方面で重点的に新たな取組を実施しましたが、今後は他の遠方地域での読書環境向上について取り組む必要があります。
 また、今年度行った事業の前例踏襲ではなく、反省点を生かし改善した形で実施すること、読書の楽しみを地域に根ざした活動に結び付けられるよう、より一層関係機関との連携を強化することが課題です。

令和5年度に向けて

 図書館の利用促進と地域全体での読書活動推進に向け、関係機関、学校等と連携し、港南区読書活動推進目標に沿って読書に関する事業を多角的に実施します。
 年間の取組の中で中核となる講演会については、より多くの区民が読書への関心を高められるよう内容を検討するとともに関連事業を工夫して実施します。
 令和4年度に3か所で開催した「わらべうたと絵本を親子で楽しもう!」を5か所に拡大して開催予定であり、港南区内の区民利用施設との調整を行います。
 また、わらべうたと絵本の会ボランティア講座の修了者グループ「ころころの木」が新たな担い手として自立して活動できるよう引き続き区役所と協力して支援します。
 令和4年度に新規で行った事業の反省を生かし改善・拡充するとともに、引き続き資料の充実、職員のスキルアップを図り、地域の情報拠点としてより一層質の高いサービスを提供できるよう努めてまいります。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局港南図書館

電話:045-841-5577

電話:045-841-5577

ファクス:045-841-5725

メールアドレス:ky-libkocho06@city.yokohama.jp

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