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令和4年度 神奈川図書館の目標振り返り

令和4年度、神奈川図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みました。この目標は「横浜市立図書館運営実行プラン」、「第二次神奈川区の読書活動推進に向けた活動目標」に基づいて策定しています。(令和5年6月)年間振り返りを公表しました。

最終更新日 2023年6月9日

※この目標は、「横浜市立図書館運営実行プラン」から各館で特に重点的に実施する項目を選択し、記載しています。

1 誰もが利用しやすい図書館

図書館のイメージアップと利用促進のための企画・イベント等実施

取組

今年度、神奈川図書館は開館35周年を迎えます。これまで図書館にお越しいただけなかった方にも興味をお持ちいただけるよう、また、ご利用いただいている皆様に図書館をより新鮮に感じていただけるよう次の事業を実施します。

  1. 開館35周年事業として、航空写真と関連資料で地域の変遷をたどる企画展示を行います。

  2. 神奈川区役所と連携して、能楽師の安田登氏を講師にお迎えし、古典の魅力をテーマにした読書活動推進講演会を開催します。(12月)
  3. 神奈川区民文化センター「かなっくホール」と連携して、区内小中学生を対象に、神奈川区にまつわる昔話を題材に影絵作品を制作する「僕らの劇場2022」を開催します。(7月から8月)

年間振り返り

  1. 神奈川図書館35周年記念事業「空から見る神奈川区 35年前のすがた」の企画展示を開催しました。神奈川図書館が開館した昭和62年頃と現在の姿を対比し、終戦直後の沿岸部の航空写真も展示しました。また、新聞縮刷版と神奈川図書館の年表を併せて展示し、長期間にわたる神奈川区の変遷を立体的に感じていただけるよう工夫しました。多くの来館者にご覧いただき、感想やお問合せをいただくなど反響があり、来館者に地元神奈川区を振り返っていただく機会になりました(9月29日から10月31日まで)。
  2. 神奈川区読書活動推進講演会は、12月18日に神奈川区民文化センターかなっくホールで、能楽師の安田登氏を講師に、琵琶奏者の塩高和之氏と俳優の榊原有美氏をゲストに「あなたの知らない感じる古典 平家物語・耳なし芳一・浦島伝説」をテーマに開催しました。定員の約2倍のご応募があり、参加者にも大変好評をいただきました。講演会にあわせて、神奈川図書館で古典の本の展示を行い、多くの貸出しにつながりました。
  3. 「僕らの劇場2022」は、「神奈川区にまつわる昔話朗読会(朗読 かなっくリーディングの会)」を7月30日に、神奈川区にまつわる昔話をもとに影絵芝居を作成するワークショップを8月2日から4日にかけて神奈川図書館とかなっくホールで開催しました。作成した影絵芝居の上演とガムラン演奏(講師 川村亘平斎氏)は、8月14日にかなっくホールギャラリーAで行いました。ワークショップは全日程参加を条件としたため参加者は6名と少なかったですが、熱意ある子どもたちが集まり、出来上がった影絵作品は力作ぞろいで上演は大いに盛り上がりました。神奈川区の民話や郷土資料を知っていただく機会になりました。

誰もが利用しやすい図書館サービスの充実

取組

  1. 書架整理ボランティアや図書修理ボランティアと連携して、書架を整え、破損のないきれいな図書を提供することで、使いやすい図書館づくりを進めます。(随時)
  2. 高齢者等がより身近な場所で読書を楽しむことができるよう高齢者福祉施設等へのグループ貸出の利用を進めます。
  3. 貸出冊数の増にスムーズに対応できるよう、カウンター周りの利用者動線を見直すなど、利用者目線に立った使いやすいレイアウトに変更します。(4月)

年間振り返り

  1. 書架整理ボランティアは延べ54人に活動していただきました。
    図書修理ボランティアは延べ371人が活動し、663冊の修理を行っていただきました。図書修理ボランティアの活動の様子が区長瓦版(神奈川区ホームページ)とタウンニュース神奈川区版に掲載され、活動を広く知っていただくことができました(10月)。
  2. グループ貸出は38グループが登録していますが、高齢者施設の登録は1グループにとどまっています(令和5年3月末現在)。高齢者施設での利用を促すために、子安地域ケアプラザの地域活動交流コーディネーターを訪ねてグループ貸出の説明及びニーズ調査を行いました。利用に向けて前向きの反応が得られたので、引き続き、働きかけや支援を行います。また、神奈川区内地域活動交流コーディネーター会議において、同コーディネーターからグループ貸出の周知を行っていただきました(1月)。
  3. カウンター前の新聞閲覧机を雑誌コーナー近くに移動させてスペースを確保し、新たな利用者動線を設定しました。貸出冊数増に伴い1人当たりの処理時間が増えましたが、以前に比べ効率的に処理できるようになりました。

人材育成の推進

取組

  1. 「司書職人材育成計画」にしたがい、中央図書館等で開催する研修への参加やOJTを通じて、職員一人ひとりの経験に応じた能力の開発やスキルの向上に努めます。

年間振り返り

  1. レファレンス事例について、館内会議や朝会を通じて司書全員で共有し、スキルの向上に努めました。そのほか、毎週の選定会議等の場を通じて、選書スキルの向上や情報交換・情報共有に努めました。
    また、当館司書が「わらべうたと絵本の会」で、司書講師を務めました(9月)。ここで得られた知識・経験は、当館で実施するおはなし会等で活かしています。

地域と連携した読書活動の推進

取組

  1. 読み聞かせボランティアや朗読ボランティアと連携して、図書館を会場に子ども向けの「おはなし会」や大人向けの「朗読会」を開催します。(毎月1回)
  2. 図書館から離れた地域や図書館への来館が難しい方へのサービスとして、自治会町内会や市民利用施設、読み聞かせの活動団体などの要望に応じて、図書館司書が自治会町内会館や地区センター等の施設に出向き、読み聞かせの講座やおすすめ本の紹介などを行う「出前としょかん」を実施します。(随時)

年間振り返り

  1. 毎月第2土曜日にボランティアによる「土曜日のおはなし会」を開催しました。6月に開催した「絵本の読み聞かせ」ボランティア募集講座を修了された方が、9月から新たにボランティアメンバーに加わり、第1部、第2部の2回開催となり、より多くの方にご参加いただけるようになりました。ボランティアの方々も回を重ねて実演が上達し、意欲的に活動をされています。
    また、毎月第3土曜日に、ボランティアによる大人向けの「朗読会」を開催しました。
    「土曜日のおはなし会」「朗読会」ともに定員を超える参加希望があるなど毎回ご好評いただいており、使われた本・絵本や関連の本の貸出しにつながりました。
    (「土曜日のおはなし会」「朗読会」ともに8月は新型コロナウイルス感染拡大のため中止しました。)
  2. 「出前としょかん」事業では、次の活動を行いました。
    ・読み聞かせボランティア「かなぶっく」と協力して、反町地域ケアプラザにおいて、0歳児の親子向けの読み聞かせ講座を開催しました(4月29日)。
    ・西菅田団地で開催されたブックフェスティバル(10月30日)、地域子育て支援拠点「かなーちえサテライト」(11月22日)、「かなーちえ」(3月29日)において、出張おはなし会を開催しました。
    ・かなっくホールとの連携事業「絵本ワークショップ」では、六角橋地域ケアプラザ(3月3日)、「かなーちえ」(3月9日)を会場に、絵本の作家や作品の紹介と読み聞かせを行いました。

2 子どもの読書習慣の定着への支援

家庭での読書活動の推進

取組

  1. 図書館司書による「親子向けおはなし会」や「一人で聞ける子向けのおはなし会」を毎月開催します。
  2. ボランティアによる「土曜日のおはなし会」を開催します。(毎月第2土曜日)
  3. 初心者を対象とした「読み聞かせボランティア」養成のための講座を開催します。(6月)
  4. 毎月、テーマを設定して子ども向けのおすすめ本の紹介を行います。

年間振り返り

  1. 当館司書による「親子向けのおはなし会」や「一人で聞ける子向けのおはなし会」を毎月各1回開催し、多くの方にご参加いただきました。併せて展示した図書の多くが借りられるなど、家庭での読書活動を支援することができました。
  2. 毎月第2土曜日にボランティアによる「土曜日のおはなし会」を開催しました。6月に開催した「絵本の読み聞かせ」ボランティア募集講座を修了された方が、9月から新たにボランティアメンバーに加わり、第1部、第2部の2回開催となり、より多くの方にご参加いただけるようになりました。ボランティアの方々も回を重ねて実演が上達し、意欲的に活動をされています(8月は新型コロナウイルス感染拡大のため中止しました)。(再掲)
  3. 6月に「絵本の読み聞かせ」ボランティア募集講座(全3回)」を開催しました。募集人員10名の約3倍の申し込みがあり、講座を修了された方のうち6名が上記「土曜日のおはなし会」のボランティアとして9月から活動を始めました。
  4. 次のとおり各月のテーマを設定し、おすすめ本の紹介を行い、多くの貸出しにつながりました。

4月「新しいこと、本といっしょに」
5月「へいわについてかんがえる」
6月「SDGsに関する本」
7月「なにする?もうすぐ夏休み」
8月「読んでみようこんな本」
9月「こころとからだ」
10月「魔女・魔法の本」
11月「ほうけんにでかけよう」
12月「冬のおたのしみ」
1月「うさぎの本」「あたまのてっぺんからつまさきまで きるもの、みにつけるものの本」
2月「写真の本」
3月「音・音楽の本」

学校教育への協力、学校図書館充実のための支援

取組

  1. 学校図書館の機能強化を支援するため、学校司書のスキル向上のための研修(6月)や学校を訪問しての環境整備相談(随時)を実施します。
  2. 教職員の教育活動を支援するため、教職員向け貸出サービスの利用を促進します。

年間振り返り

  1. 学校司書研修を6月23日に実施しました。区内の学校司書23名が参加し「学校図書館における選書・廃棄について」をテーマに講義・グループワークを行ったほか、当館の学校向けプログラムの案内等を行いました。グループワークでは活発な議論が行われ、悩みを共有し意見交換を行う貴重な場となりました。研修会の前後には質問・相談が相次ぐなど、今後の連携強化につながる機会となりました。
    学校図書館環境整備相談は4校5回の対応を行いました。
    そのほか、神奈川区小学校及び中学校図書館研究会の研修を各1回受け入れ、学校向けプログラムの説明や図書館見学、簡単な図書修理の講座を行いました。
    職業体験は中学校2校7人、高校4校4名を受け入れ、まちたんけん・図書館見学では小学校4件240名を受け入れました。
  2. 教職員向け貸出は延べ68校967冊、セット貸出は6校230冊の利用がありました。

ティーンズ世代の読書活動の促進

取組

  1. ティーンズコーナーの図書の充実と更新を行うとともに、新着図書を紹介する案内を作成して情報提供を図ります。(随時)
  2. ティーンズ世代に向けて「おすすめ本」を紹介する企画展示を行います。(12月)

年間振り返り

  1. ティーンズ向けの図書160冊を新たに受け入れました。
    また、ティーンズ向け新着図書紹介コーナーを新設(4月)したほか、ティーンズコーナーを児童書コーナーから一般書コーナーに移動させてスペースを拡大し、レイアウトを見直すなど、ティーンズコーナーの全面リニューアルを行いました。(3月)
  2. ティーンズ世代向け企画「♯神奈川図書館のオススメ本for TEENS」を開催しました。
    「おすすめ本」78冊を展示・紹介し、多くの貸出しにつながりました。また、展示した本の一覧と紹介文を掲載したリストを作成し、165部配布しました。(12月)

地域での読書活動への支援

取組

  1. 読み聞かせを行うボランティアや幼い子の保護者に向けて「読み聞かせに向く本」の展示を行います。(7月)
  2. 神奈川区役所と連携して、能楽師の安田登氏を講師にお迎えし、古典の魅力をテーマにした読書活動推進講演会を開催します。(12月)(再掲)
  3. 図書館から離れた地域や図書館への来館が難しい方へのサービスとして、自治会町内会や市民利用施設、読み聞かせの活動団体などの要望に応じて、図書館司書が自治会町内会館や地区センター等の施設に出向き、読み聞かせの講座やおすすめ本の紹介などを行う「出前としょかん」を実施します。(再掲)

年間振り返り

  1. 「読み聞かせに向く絵本」約200冊の展示を行い、多くの貸出しにつながりました。(6月23日から7月25日まで)
  2. 神奈川区読書活動推進講演会は、12月18日に神奈川区民文化センターかなっくホールで、能楽師の安田登氏を講師に、琵琶奏者の塩高和之氏と俳優の榊原有美氏をゲストに「あなたの知らない感じる古典 平家物語・耳なし芳一・浦島伝説」をテーマに開催しました。定員の約2倍のご応募があり、参加者にも大変好評をいただきました。講演会にあわせて神奈川図書館で古典の本の展示を行い、多くの貸出しにつながりました。(再掲)
  3. 「出前としょかん」事業では、次の活動を行いました。(再掲)
    ・読み聞かせボランティア「かなぶっく」と協力して、反町地域ケアプラザにおいて、0歳児の親子向けの読み聞かせ講座を開催しました。(4月29日)
    ・西菅田団地で開催されたブックフェスティバル(10月30日)、地域子育て支援拠点「かなーちえサテライト」(11月22日)、「かなーちえ」(3月29日)において、出張おはなし会を開催しました。
    ・かなっくホールとの連携事業「絵本ワークショップ」では、六角橋地域ケアプラザ(3月3日)、「かなーちえ」(3月9日)を会場に、絵本の作家や作品の紹介と読み聞かせを行いました。

また、神奈川区高齢・障害支援課、神奈川区地域包括支援センター社会福祉士分科会、老人福祉センター「横浜市うらしま荘」と連携して、ファイナンシャルプランナー井上康子氏を講師に、講演会「ライフデザインノートを書いてみませんか 人生の最終章にかかるお金から墓場まで」を開催しました。定員を超える申込みがあり、講演会にあわせて展示した関連本の貸出しにつながりました(1月)。

3 蔵書とレファレンスの充実

地域の情報拠点としての蔵書の充実

取組

  1. 区民の学びや課題解決に資するよう蔵書の充実に努めます。特に児童向けの図鑑類の充実を図ります。(40冊)
  2. 外国人人口が市内で4番目に多く、特にネパール人は市内で2番目に多いという神奈川区の特性を踏まえ、ネパール語の子ども向けの図書を中心に外国語図書の充実を図ります。(36冊)

年間振り返り

  1. 児童向けの図鑑類40冊を新たに受け入れ、夏休みを中心によく利用されました。また、夏休みの児童向けイベント「一日図書館員」で、調べものをするときの本の使い方を説明し、調べものコーナーの本を使ったクイズを出すなど、図鑑類の活用について啓発しました。
  2. ネパール語の絵本37冊を新たに受け入れ、ネパール語の絵本コーナーを新設しました(2月)。そのほか、英語47冊、中国語7冊、韓国・朝鮮語16冊の本を受け入れました。

レファレンスの充実

取組

  1. 区民の学びや課題解決に資するようレファレンスサービスの充実に努めます。また、子ども向けの参考図書を補強し、子どもの調べ学習の支援を充実させます。(随時)

年間振り返り

  1. レファレンス件数は、所蔵調査4,314件、事項調査1,556件、合計5,870件でした。
    子ども向けの参考図書の補強については、児童向けの図鑑類40冊を新たに受け入れ、夏休みを中心によく利用されました。また、夏休みの児童向けイベント「一日図書館員」で、調べものをするときの本の使い方を説明し、調べものコーナーの本を使ったクイズを出すなど、図鑑類の活用について啓発しました。(再掲)

資料の活用と情報発信

取組

  1. 他部局や民間企業等と連携して様々なテーマ展示を行い、新鮮な情報をお届けします。(随時)
  2. 毎月の市民読書の日に合わせて図書館司書のおすすめ本の展示を行います。
  3. 神奈川区シニアクラブ連合会と連携して、東海道神奈川宿名物「亀の甲せんべい」に関する講演会を「神奈川区シニア大学」の講座として開催します。(7月)
    講演の内容は、ホームページでの公開を予定しています。
  4. 開館35周年事業として、航空写真と関連資料で地域の変遷をたどる企画展示を行います。(再掲)

年間振り返り

  1. 次のとおりテーマ展示を行い、併せて関連図書の展示を行いました。多くの来館者にご覧いただき、関連図書の貸出しにつながりました。また、事業のチラシや啓発用グッズの配付にも協力できました。
    ・神奈川区役所と連携して、同区が実施した写真コンテスト「第13回わが町かながわとっておき(令和3年度)」の入賞作品の展示(4月2日から14日まで)、「第14回わが町かながわとっておき(令和4年度)」の入賞作品の展示(令和5年3月18日から23日まで)、プラごみ削減啓発の「環境月間啓発」(6月1日から9日まで)、「区の花チューリップ写生画展」(8月10日から17日まで)、「ウクライナ・オデーサ写真展」(令和5年2月14日から21日まで)
    ・神奈川消防署と連携した「住宅用火災警報器点検・交換キャンペーン」(5月30日から6月6日まで)、「住宅防火・防災キャンペーン&救急医療週間」(8月29日から9月19日まで)、「秋の火災予防運動&区内小学生防火防災ポスター展」(11月7日から11月20日まで)、「春の火災予防運動」(2月27日から3月13日まで)
    ・環境創造局と連携した「二十四節気パネル展示」(6月10日から24日まで)、「ヨコハマの環境を知ろう!クイズパネル展示」(7月26日から8月12日まで)
    ・建築局と連携したパネル展示「笑顔で住み続けられるまちづくり くらしと防災」(9月1日から14日まで)
    市民局と連携した「横浜スポーツパートナーズ&Library」(1月24日から2月10日まで)
    ・「横浜DeNAベイスターズパネル展示」(11月1日から20日まで)
    ・健康福祉局・こども青少年局・教育委員会事務局と連携した「世界自閉症啓発デーin横浜 みんなで知ろう発達障害」パネル展(3月28日から4月10日まで)
  2. 毎月の市民読書の日に合わせて当館司書のおすすめ本の展示を行いました。タウンニュース神奈川区版にも同内容を掲載していただき、多くの貸出しにつながりました。とりあげたおすすめ本は次のとおりです。
    ・4月「ビアトリクス・ポター 描き、語り、田園をいつくしんだ人」 著者:ジュディ・テイラー 訳者:吉田新一 出版社:福音館書店 発行:2001年
    ・5月「横浜江戸散歩」 著者:斉藤司 出版社:神奈川新聞社 発行:2015年
    ・6月「おへそがえる・ごん 1 ぽんこつやまのぽんたとこんたの巻」 著者:赤羽末吉/さく・え 出版社:福音館書店 発行:1986年
    ・7月「子どもにウケる科学手品 ベスト版 どこでも簡単にできる77の感動体験」 著者:後藤道夫 出版社:講談社 発行:2019年
    ・8月「ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ」 著者:ヤマザキマリ 出版社:文藝春秋 発行:2019年
    ・9月「宇宙戦争」 著者:H.Gウェルズ 訳者:斎藤伯好 出版社:早川書房 発行:2005年
    ・10月「国宝の解剖図鑑 国宝を知れば日本の美術と歴史がわかる」著者:佐藤晃子出版社:エクスナレッジ発行:2018年
    ・11月「亀の甲せんべいの歴史若菜屋の創業から廃業まで」 著者:篠崎順一(当館司書) 出版:横浜市神奈川図書館 発行:2022年
    ・12月「ディック・ブルーナ “ミッフィー”を生んだ絵本作家」 著者:ブルース・イングマン、ラモーナ・レイヒル 訳者:北川玲 出版社:河出書房新社 発行:2020年
    ・1月「みかんアート」 著者:笹川勇 出版社:主婦の友社 発行:2020年
    ・2月「みんなに好かれなくていい」 著者:和田秀樹 出版社:小学館 シリーズ名:小学館YouthBooks 発行:2021年
    ・3月「現代日本のブックデザイン史 1996-2020 デザインスタイルから読み解く出版クロニクル」 編者:長田年伸、川名潤、水戸部功、アイデア編集部 出版社:誠文堂新光社 発行:2021年
  3. 横浜シニア大学神奈川区自主講座として、当館司書を講師に「亀の甲せんべいの歴史」講演会を行いました。今はなき神奈川宿の銘菓の歴史について熱心に受講していただきました(7月26日)。当日の講演記録は当館ホームページに掲載したほか、冊子として印刷し神奈川図書館及び他の市立図書館の郷土資料として受け入れました。
  4. 神奈川図書館35周年記念事業「空から見る神奈川区 35年前のすがた」の企画展示を開催しました。神奈川図書館が開館した昭和62年頃と現在の姿を対比し、終戦直後の沿岸部の航空写真も展示しました。また、新聞縮刷版と神奈川図書館の年表を併せて展示し、長期間にわたる神奈川区の変遷を立体的に感じていただけるよう工夫しました。多くの来館者にご覧いただき、感想やお問合せをいただくなど反響があり、来館者に地元神奈川区を振り返っていただく機会になりました。(9月29日から10月31日まで)(再掲)

4 神奈川図書館の独自目標

 

取組

  1. 郷土に関する歴史資料や写真資料を収集します。写真資料についてはホームページの「神奈川デジタルライブラリー(かなデジ)」で公開します。
  2. 図書館から離れた地域や図書館への来館が難しい方へのサービスとして、自治会町内会や市民利用施設、読み聞かせの活動団体などの要望に応じて、図書館司書が自治会町内会館や地区センター等の施設に出向き、読み聞かせの講座やおすすめ本の紹介などを行う「出前としょかん」を実施します。(再掲)

年間振り返り

  1. 収集した資料を整理し、公開に向けて準備を進めました。令和5年度前半の公開を予定しています。
  2. 「出前としょかん」事業では、次の活動を行いました。(再掲)
    ・読み聞かせボランティア「かなぶっく」と協力して、反町地域ケアプラザにおいて、0歳児の親子向けの読み聞かせ講座を開催しました。(4月29日)
    ・西菅田団地で開催されたブックフェスティバル(10月30日)、地域子育て支援拠点「かなーちえサテライト」(11月22日)、「かなーちえ」(3月29日)において、出張おはなし会を実施しました。
    ・かなっくホールとの連携事業「絵本ワークショップ」では、六角橋地域ケアプラザ(3月3日)、「かなーちえ」(3月9日)を会場に、絵本の作家や作品の紹介と読み聞かせを行いました。

5 総合コメント

令和4年度の成果と課題

 令和4年度は神奈川図書館開館35周年にあたる年でした。これまで多くの地域の皆さまに利用していただきましたが、これを機にこれまであまり図書館においでいただけなかった方々にも興味を持っていただけるよう事業に工夫を凝らし、新鮮な情報を発信できるよう努めました。
 神奈川区の長期にわたる変化を立体的に感じていただく航空写真展「空から見る神奈川区 35年前のすがた」、琵琶演奏や語りを交えた古典の講演会など、多くの方にご好評をいただきました。
 ティーンズコーナーのリニューアルと蔵書の充実、ネパール語の絵本コーナーの新設、児童向けの図鑑類の充実に取り組み、多くの利用につながりました。書架の鮮度の向上にも寄与しました。
 毎月のおすすめ本の展示のほか、図書館ロビーなどを活用したテーマ展示もほぼ切れ目なく行うことができ、新鮮で楽しい情報をお届けできました。
 また、ボランティアが行う「土曜日のおはなし会」は9月から2回開催へと拡充し、大人向け「朗読会」とともに毎回定員を超える盛況でした。
 令和4年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じながらの事業運営になり、感染の急拡大で一部の事業を中止せざるを得ない時期もありましたが、改めて図書館事業へのニーズの高さを実感しました。
 一方で、「かなデジ」の資料の整理・公開が滞ったり、高齢者施設でのグループ貸出の利用への支援が今一歩であったりなどの課題も残りました。これらについては次年度、重点的に取り組んでまいります。

【令和5年度に向けて】

 マスクの着用が個人の判断に委ねられるなど新型コロナウイルス感染症拡大防止対策も少しずつ変化してきていますが、来館されるお客様が安心して図書館を利用できるよう感染状況を注視しながら必要な感染防止対策を行います。そのうえで、昨年度の成果と課題を踏まえて、利用者のニーズに沿った事業を着実に実施してまいります。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局神奈川図書館

電話:045-434-4339

電話:045-434-4339

ファクス:045-434-5168

メールアドレス:ky-libkocho03@city.yokohama.jp

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