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令和3年度 中図書館の目標振り返り

令和3年度、中図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みました。この目標は「横浜市立図書館運営実行プラン」、各区の「読書活動推進目標」に基づいて策定しています。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一部予定していた取組の変更・中止などがありましたが、新しい生活様式を取り入れつつ、柔軟に取り組みました。

最終更新日 2022年5月27日

1 誰もが利用しやすい図書館

図書館のイメージアップと利用促進のための企画・イベント等実施

取組

  1. 区役所と連携して、広報よこはま・なか区版10月号に図書館の特集記事を掲載し、図書館の利用促進を図ります。
  2. 横浜市立図書館開業100周年記念事業として、郷土に関する講演会(10月以降予定)やパネル展示(6月、9月予定)を行います。

成果と課題

  1. 広報よこはま・なか区版10月号に「読書の秋 子どもと一緒に図書館を楽しもう」と題して、1ページの特集記事を掲載しました。おはなし会で活動するボランティアグループの紹介や、市立図書館開業100周年についての記事を掲載しました。
  2. 11月に八聖殿郷土資料館より講師を招いて、本牧の歴史に関する連続講座を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため中止しました。2月に延期して開催予定でしたが、再び感染が拡大し中止しました。令和4年度6月に改めて開催を企画しています。また、パネル展示は6月に「横浜市立図書館100年のあゆみ」、9月に「#100ページ目のことばたち」を開催しました。

人材育成の推進

取組

  1. 司書のレファレンススキルの向上や、サービスの充実に向けた人材育成のため、中央図書館や他機関で実施する研修に積極的に参加します(随時)。また、郷土に関する知識を深めるため、館独自の研修を行います。(6月予定)

成果と課題

  1. 6月10日に八聖殿郷土資料館を見学し、相澤竜次館長より郷土の歴史についての 講義を受けました。その他、以下の研修に参加しました。

ア 日本図書館協会主催
  6月28日から7月3日、9月27日から10月6日(9月30日休み)15日間
  「第41回児童図書館員養成専門講座」 司書1名
イ 県立図書館主催
  11月24日 専門研修「レファレンス2」「官報再発見」 司書1名
ウ 中央図書館主催
  10月14日、12月16日 レファレンス事例作成研修 司書1名
  11月17日 選書実務研修 司書1名
  3月24日 先輩司書から学ぶ「司書の仕事」研修 司書2名

地域と連携した読書活動の推進

取組

  1. 横浜市立図書館開業100周年記念事業として、市民に関心の高い郷土に関する講演会を秋に実施します。また、2月に郷土に関するパネル展示を実施します。
  2. 5月にボランティアによる「大人のためのおはなし会」を開催します。
  3. 区役所や区内施設・団体と連携して、10月から11月にかけて「なか区ブックフェスタ」を実施し、読書活動を推進します。

成果と課題

  1. 11月に八聖殿郷土資料館より講師を招いて、本牧の歴史に関する連続講座を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため中止しました。2月に延期して開催予定でしたが、再び感染が拡大し中止しました。(再掲)令和4年度6月に改めて開催を企画しています。2月にパネル展示「ヨコハマ発!文学賞の世界」を開催しました。
  2. 5月19日に読み聞かせボランティアグループ「ことりの会」による「大人のためのおはなし会」を開催し、13人の参加がありました。好評のため、3月3日に再度開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため中止しました。
  3. 10月から11月にかけて、「なか区ブックフェスタ」を実施しました。中図書館は期間中、八聖殿郷土資料館より講師を招いて、本牧の歴史に関する連続講座を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため中止しました。

2 子どもの読書習慣の定着への支援

子どもの読書習慣の定着への支援

取組

  1. 小学生の読書習慣の定着を支援するため、夏休み期間中に、ブックトークの会を開催します。

成果と課題

  1. ボランティア2人による小学生向けのブックトーク「おもしろい本・たのしい本しょうかいします!」を7月22日に開催しました。小学校1・2年生の回には子ども10人、大人4人、小学校3年生から6年生の回には子ども4人、大人1人の参加があり、紹介した本も貸出されました。

家庭での読書活動の推進

取組

  1. ボランティアと協働して、年齢に応じたおはなし会を毎月(5回)開催し、家庭での読書習慣の定着を支援します。

成果と課題

  1. 9、10月、1月から3月中旬まで新型コロナウイルス感染症拡大のため休止しましたが、4月から12月の間に計50回おはなし会を開催し、のべ子ども263人、大人189人の参加がありました。

学校教育への協力、学校図書館充実のための支援

取組

  1. 校長会や学校司書をはじめとした教職員への研修等の機会に、教職員向け貸出や学校連携プログラムをPRして学校連携事業を促進し、学校教育や学校図書館を支援します。

成果と課題

  1. 6月24日に開催した学校司書研修で、学校連携事業のPRを行いました。北方小学校に訪問し2年生3クラスに国語の単元に関するブックトークを実施しました。本牧小学校2年生2クラス、間門小学校2年生2クラスがまちたんけんで来館しました。6月16日に立野小読み聞かせボランティア向けに読み聞かせ講座を開催し、11人の参加がありました。

ティーンズ世代の読書活動の促進

取組

  1. ティーンズ世代による本の紹介の展示等を行い、ティーンズ世代の読書活動を推進します。

成果と課題

  1. ティーンズコーナーの掲示板に投稿された本の紹介やイラストを掲示しました。また、8月にインターンシップに参加した高校生による本の紹介を展示しました。

地域での読書活動への支援

取組

  1. 「なか区ブックフェスタ」(10月から11月)や、ボランティアによるおはなし会(毎月)など、地域の施設・団体と協働した企画事業を行います。
  2. 中図書館ボランティアモックの会定例会(月1回)、中図書館おはなしボランティア懇談会(年1回)等を実施し、図書館で活動するボランティアの支援や意見交換を行います。
  3. 地域で乳幼児向けのおはなし会を担うボランティアを育成するため、11月から12月にかけて、外部講師と司書講師による講座「わらべうたと絵本の会」を開催します。(全3回実施)

成果と課題

  1. 10月から11月にかけて、「なか区ブックフェスタ」を実施しました。(再掲)ボランティアと協働でおはなし会を毎月開催していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため、9月、10月、1月下旬から3月下旬にかけて開催を中止しました。3月下旬から感染症対策を行いながら再開しました。
  2. 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、春から秋は定例会の開催を見送りました。1月19日に定例会を行いました。
  3. 11月24日、12月1日、8日に3回連続講座を開催し、13人が受講しました。

3 蔵書とレファレンスの充実

地域の情報拠点としての蔵書の充実

取組

  1. 社会科学分野、自然科学分野、人文科学分野から、毎年一つの分野について、資料を重点的に購入し、蔵書補強を実施しています。今年度は蔵書構築の4か年計画の展望に基づき、人文科学分野の基本書や参考書を60冊程度購入します。
  2. 中国語の蔵書は開館当初から所蔵しているものが多く、経年劣化で利用が減少しているため、令和2年度に中国語の蔵書を一部更新しましたが、引き続き文学書を中心に12冊程度更新します。
  3. 外国語資料は、実用書を中心に新しい情報や話題性に留意して、30冊程度収集、更新を行います。
  4. ブックリスト「おひざにだっこで楽しむ絵本」「おうちでいっしょに楽しむ絵本」の掲載作品の買い替え、補充、および「初めてであう絵本コーナー」の複本を増やすため、50冊程度購入します。
  5. 中国語を母語とする児童・生徒が日本で定番となっている作品を母語で読めるように、中高学年向けの中国語の物語を13冊程度購入します。
  6. 令和3年度に発行予定の「はじめてであうものがたり」の冊子に掲載されている児童書の買い替え、補充として、50冊程度購入します。
  7. 児童書は、手芸、料理、工作、おりがみ等の実用書が古く、傷んできているものが多いため、買い替え、補充として、25冊程度購入します。
  8. 児童書の基本書・定番作品に次ぐような長年親しまれ読み継がれているロングセラーの物語の買い替え、補充として50冊程度購入します。

成果と課題

  1. 人文科学分野の基本書や参考書を63冊受け入れました。
  2. 中国語の蔵書を文学書を中心に12冊受け入れました。
  3. 外国語資料は、英語の本19冊、韓国・朝鮮語の本7冊、中国語の本6冊、合計32冊を受け入れました。
  4. 該当する資料を68冊購入しました。
  5. 「シャーロックホームズ全集」1巻から11巻等14冊を購入しました。
  6. 「はじめてであうものがたり」掲載作とシリーズ合わせて50冊購入しました。
  7. 児童書の実用書を25冊購入しました。
  8. 「おばけのアッチ、コッチ、ソッチ」シリーズ、寺村輝夫のシリーズ、「都会のトム&ソーヤ」等63冊を買い替え、補充しました。

レファレンスの充実

取組

  1. 日頃から蔵書への理解を深め、利用者からの相談や質問に対し正確で迅速な情報提供を行います。

成果と課題

  1. 利用者からの所蔵調査が2,713件、事項調査が1390件、合計4,103件の相談や質問がありました。

資料の活用と情報発信

取組

  1. ホームページ、Twitter、中区のコミュニティ放送局「マリンFM」を通じて図書館や資料に関する情報を発信します。
  2. 毎月、一般書と児童書についてテーマ展示を行います。(各12回)
  3. 他部局と連携した本の展示やパネル展示を行います。(8月環境創造局、10月建築局)

成果と課題

  1. ホームページは52回、Twitterは131回更新し、おはなし会、テーマ展示、イベント情報等を発信しました。中区のコミュニティ放送局「マリンFM」にて、随時イベント情報等を発信していただきました。
  2. 毎月、図書のテーマ展示を行いました。(一般書12回・児童書16回)
  3. 8月に環境創造局と連携して、マイクロプラスチックに関するパネル展示を行いました。10月には建築局と連携して、中区ハザードマップと防災に関するパネル展示を実施しました。2月には中区福祉保健課と連携して、第4期中区地域福祉保健計画に関連した展示を行いました。

4 中図書館の独自目標

取組

  1. 館内の案内表示などを充実させ、書架の高さを調整するなど、利用者の視点に立ち、誰にとってもわかりやすく、利用しやすい図書館を目指して整備します。

成果と課題

  1. 中国語、韓国・朝鮮語、英語の資料について、汚れや破損がある本について廃棄等を判断し、書架の整備を進めました。あわせて、本の背のラベルを補修し、シールを貼りなおすなどして、利用しやすくしました。
  2. NDC8版から10版への分類訂正のため、400冊程度の資料の背ラベルを張り替え、あわせて書架表示を更新しました。
  3. 書架表示について、次の分類を修正または更新しました。227西南アジア・中東、229アジア・ロシア、234中央史、240アフリカ史、270オセアニア史、288皇室・王室・家紋・国旗、294アフリカ。
  4. 裁縫・手芸の棚に補助表示を貼り、本を探しやすくしました。
  5. 9類の書架上部、側板の表示を現状に合わせて変更しました。別置の案内を新しいものへ交換しました。作家名の見出しを一部見直しました。
  6. 2階の書架案内図を更新しました。(6月)
  7. 2階の閲覧席に電源が使用できる席を4席設置しました。(4月)
  8. 返却ポストに英語の表示をつけました。(5月)
  9. 中図書館Twitterの案内ポスターを更新しました。(5月)
  10. ベビーコーナー、2階トイレ前にベビーケアルームの案内を掲示しました。(9月)
  11. 地図コーナーの表示を更新しました。(11月)
  12. 一般の郷土資料コーナーの書架表示を新設しました。(1月)

このページへのお問合せ

教育委員会事務局中央図書館企画運営課

電話:045-262-7334

電話:045-262-7334

ファクス:045-262-0052

メールアドレス:ky-libkocho-k@city.yokohama.jp

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