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令和3年度 保土ケ谷図書館の目標振り返り
令和3年度、保土ケ谷図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みました。この目標は「横浜市立図書館運営実行プラン」、各区の「読書活動推進目標」に基づいて策定しています。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一部予定していた取組の変更・中止などがありましたが、新しい生活様式を取り入れつつ、柔軟に取り組みました。
最終更新日 2022年5月27日
1 誰もが利用しやすい図書館
図書館のイメージアップと利用促進のための企画・イベント等実施
取組
- 図書館ホームページにイベントやおはなし会などの情報掲載
- 広報よこはまほどがや区版へ児童を対象とした図書紹介コラムの掲載(毎月1冊)、イベントやおはなし会などの情報掲載
- 各種広報媒体へイベント情報掲載
成果と課題
- 図書館ホームページにイベントやおはなし会などの情報掲載を14回行いました。
- 広報よこはまほどがや区版に児童を対象とした図書紹介コラムを掲載(月1冊)。
- イベントやおはなし会等の情報掲載を、毎月行いました。
- 横浜市立図書館Twitterにイベント・企画事業の情報掲載を4回行いました。
- また、保土ケ谷区版タウンニュースでイベント情報が10回掲載。ウェブメディアの「ヨコハマダディ」では親子おはなし会が紹介されました。さらに、横浜ケーブルビジョンでは同局の『地域情報便 じもっと!!』で3つの事業の様子が紹介されました。(※掲載情報の詳細は別表参照)
- 図書館の事業をより多くの方に広めるため、今後も各種広報媒体に積極的に情報発信をしていきます。
別表
掲載時期 | 記事タイトル |
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2021年5月27日号 | 6月17日、親子おはなし会を開催(※Web限定記事) |
2021年6月17日号 | 絵本の読み聞かせの「コツのコツ」伝授(※Web限定記事) |
2021年7月1日号 | 乳幼児向け「おはなし会」 |
2021年7月15日号 | 海藻押し葉を制作 |
2021年8月5日号 | 夏休みおはなし会 |
2021年8月12日号 | 親子おはなし会 |
2021年10月7日号 | 子どもたちが楽しめる「おはなし会」2種を開催(※Web限定記事) |
2021年10月14日号 | 「音読」で脳活性 |
2021年10月28日号 | 大人のおはなし会 |
2022年1月13日号 | 文豪」テーマの特別展 |
掲載時期 | 記事タイトル |
---|---|
2022年1月20日(木曜日) | 【保土ケ谷区】親子おはなし会 |
放送日 | 取材を受けた事業 |
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2021年8月17日(火曜日)から 2021年8月20日(金曜日)まで | 図書館の仕事体験(中高生向け) |
2021年10月29日(金曜日)から 2021年11月 2日(火曜日)まで | 一緒に声を出そう! 音読の会 |
2021年11月19日(金曜日)から 2021年11月23日(火曜日)まで | 大人のためのおはなし会 |
誰もが利用しやすい図書館サービスの充実
取組
- 利用者団体・ボランティア団体などの意見を求めるため図書館懇談会の開催(年1回)
- 利用者の意見を求めるため「提案箱」を設置し、回答を公表
成果と課題
- 3月の実施に向けて準備を進めていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、書面による報告(開催)に代えました。3年にわたり対面での開催ができていないことを踏まえ、今年度は学校ボランティアの現在の活動状況や活動に当たっての工夫などについてのアンケート調査を行い情報の共有を行いました。
- 施設管理に関する提案等16件について、回答しました。
人材育成の推進
取組
- 司書のスキルの継承と共有化のため、情報交換・研修への参加推進(年1回以上)
成果と課題
- レファレンス事例作成、わらべうたと絵本の会聴講、神奈川県図書館協会職員研修等、7件の研修に参加しました。
地域と連携した読書活動の推進
取組
- 地域・学校・行政の代表者からなる区読書活動推進会を開催(年2回)
- 団体貸出、グループ貸出の促進
成果と課題
- 6月に第1回、11月に第2回を開催しました。3月に第3回の開催を予定していましたが、まん延防止等重点措置の発出に伴い書面による開催に切り替えて実施しました。
- 新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置・緊急事態宣言が続き、地域における読書活動や学校などのボランティア活動ができなくなっていたため、団体貸出・グループ活動とも、ほとんど利用がありませんでした。緊急事態宣言解除に伴い、今後活動の参考になる資料を提供したり活動方法の相談に応じるなど、支援を行う予定です。
2 子どもの読書習慣の定着への支援
子どもの読書習慣の定着への支援
取組
- 司書がおすすめする本を子どもに紹介する「読んでみようこんな本」展示(年2回)
- 小学生を対象とした図書館の業務を体験する事業の実施(年3回予定)
成果と課題
- 4月20日から5月16日まで及び7月13日から8月23日まで、2回の展示を行いました。
- 小学生を対象とした「図書館のお仕事体験」(昨年度までの「一日図書館員」から事業名を変更)として、7月に計3回実施しました。従来は先着順で(計45名)募集を行っていましたが、市民からの強い要望もあり、今年度、電子申請を活用して受付方法を抽選制に変更した結果128名の申込みがあり、この事業のニーズの高さをあらためて認識いたしました。
来年度の課題としては、募集人数が増やすことが難しい中で、質的な向上をはかるべく、内容を参加者の年齢に応じたものに再編成とし、さらに事業の効果を高める工夫していくことを検討していきます。
家庭での読書活動の推進
取組
- 絵本や紙芝居を楽しむ定例おはなし会(幼児から小学生対象、月1~2回)
- わらべうたと絵本を楽しむ親子おはなし会(0~2歳の子どもとその保護者対象、月1回)を開催
成果と課題
- 感染防止対策を実施した上で、14回実施しました。なお緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の発出に伴い、9月・2月は開催を中止しました。
- 感染防止対策を実施した上で、18回実施しました。なお緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の発出に伴い、9月・2月・3月は開催を中止しました。また、1月に開催した親子おはなし会の様子が横浜市内の子育て情報を紹介しているウェブサイト「ヨコハマダディ」に記事が掲載されました。やむを得ず中止となる期間はありま したが、この事業に対する期待も強く、より一層の感染防止対策を講じた上で可能な限り開催できるよう対応を模索していきます。
学校教育への協力、学校図書館充実のための支援
取組
- 学校向け支援プログラムの作成と配布
- 教育内容に即したテーマでの教職員向け貸出の促進及び各区学校司書悉皆研修でのサービス周知
- 児童生徒の図書館見学や職業体験の受入、司書による学校訪問の実施
- 学校での読み聞かせに関わる大人への研修の実施(年2回)
- 読み聞かせ学校ボランティア交流会の実施(年1回)
成果と課題
- 学校向け支援プログラムを4月に作成し、6月に配布しました。
- 教職員向け貸出72件、1,318冊を貸出しました。
- 図書館見学6件のべ217人を受入れました。
- 6月に2回実施しました。
- 新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の発出に伴い、開催は中止となりましたが、代わりに学校ボランティアにアンケートを行い、そこに寄せられた意見や要望について、来年度に向けて活用してまいります。
ティーンズ世代の読書活動の促進
取組
- 中高校生を対象とした図書館の業務を体験する事業の実施(年2回)
- ティーンズコーナー利用促進のための広報の拡充
成果と課題
- 8月に中高生を対象とした「図書館の仕事体験」を2回開催しました。また横浜ケーブルビジョンの取材が入り、「地域情報便 じもっと!」という番組で紹介されました。
- 新しく所蔵した資料の表紙画像を掲示し、書誌情報の記載されたレシートを持ち帰ることができるようにしました。また、新規に93冊の本を受け入れました。
地域での読書活動への支援
取組
- グループ・団体貸出の運用及び環境整備(団体貸出資料のデータ化及び購入と寄贈本の受入等による資料の整備
- リユース文庫を活用した読書資源の有効活用の支援
- 区と連携し、読書活動推進講演会を実施(年1回予定)
- 高齢者の読書活動支援に関する事業の開催(年1回)
- 地域・学校・行政の代表者からなる区読書活動推進会を開催(年2回)(再掲)
成果と課題
- 新規購入・寄贈購入・団体貸出交換に伴って返却された資料のデータ化等整備を行いました。
- リユース文庫利用冊数は、7,705冊でした。
- 開催に向けて準備を進めていましたが、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の発出に伴い、来場者を招いた形での開催は中止ました。なお、動画による収録を行い、オンラインで動画の配信を実施しました。また、講演会に関連して講師の著作展示を実施し、多くの資料が貸出されました。
- 開催に向けて準備を進めていましたが、まん延防止等重点措置の発出に伴い、来場者を招いた形での開催は中止ました。なお、動画による収録を行い、オンラインで動画の配信を実施しました。また、参加予定者には一部配信できない部分も含めた講座の全編を視聴できる機会を別途設けました。
- 6月に第1回、11月に第2回を開催しました。3月に第3回の開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴うまん延防止等重点措置の発出に伴い、書面による開催に代えて実施しました。(再掲)
3 蔵書とレファレンスの充実
地域の情報拠点としての蔵書の充実
取組
- 一般書の参考書・定番書・専門書の充実
- 教職員向け貸出や児童の調べものに役立つ資料の収集
- 市民のニーズを踏まえ、各種ソフトやネットワーク、プログラミング関連など、パソコンやITに関するビジネスユーズに役立つ資料の収集
- 古典的名著やロングセラーなど、図書館の基本的資料の買い替え
- 小学校低学年、中学年向け物語の重点的な収集
- 利用者からの寄贈資料の積極的な活用
成果と課題
- 総記、哲学、歴史・地理、社会科学、自然科学分野を中心とした基本書や参考書を34冊購入しました。
- 教職員向け貸出や児童の調べものに役立つ資料(各分野の図鑑、SDGs関連など)176冊を受入れました。
- パソコンやITに関するビジネスユーズに役立つ資料を57冊購入しました。
- 古典的名著やロングセラーなどの新訳や改版を中心に図書館の基本的資料を76冊買い替えました。
- 小学校低学年、中学年向け物語(人気、定番シリーズを中心に)135冊を受入れました。
- 利用者からの寄贈資料を3,105冊受入れました。
資料の管理・保存
取組
- 汚破損資料の修理・買い替えの推進
- 図書修理ボランティアによる資料保全の推進
- 利用マナー向上の啓蒙
成果と課題
- 汚破損資料のうちボランティアにより1,163冊が修理され、買い替えとして1,201冊を購入しました。
- ボランティアによる活動回数は86回、のべ241人が参加されました。
- 「資料の水濡れ防止」や「除菌機の利用時間」について、館内ポスターの掲示を行いました。
資料の活用と情報発信
取組
- 市民の読書への関心を高めることを目的とした、季節や話題性のあるテーマで選定した本の展示(一般各月1回・児童9回)
- 地域の課題・歴史・文化・観光等の企画パネル等の展示(年2回以上)
- 広報よこはまほどがや区版と連携した企画展示(年1回、一般展示に含む)
成果と課題
- 4月より区読書活動推進事業の一環として、「企画展示コーナー」を3階に新設しました。このコーナーでは、広報よこはまや横浜市立図書館100周年と連動した企画を含む一般書の展示を17回行いました。また、2階の児童フロアでは、「風の本」「電車・列車の本」など11回の展示を行いました。
- 10月には保土ケ谷区高齢障害支援課との連携展示「エンディングノート活用講座関連図書展示」を、11月には「横浜市立図書館100周年記念展示」を、12月には横浜市信用保証協会との連携展示「図書館で『事業承継・創業(独立・起業)』を考える」を、3月には横浜市建築局建築企画課との連携展示「一年中ここちよく住まう」を実施しました。それぞれ併せて関連図書を展示し、多くの利用者の手に取られ貸出されました。
- 広報よこはまほどがや区版との連携展示は、4月には東京オリンピックに連動した「からだを動かそう」、5月の集団接種開始に合わせた「感染症と予防」、9月には「防災・減災」を実施しました。
4 保土ケ谷図書館の独自目標
取組
- 開館40周年に向けた記念講演会等の準備
成果と課題
来年度10月下旬に開催予定ですが、メインターゲットのティーンズ世代が参加しやすいよう、開催日程の調整や近隣の中学校・高等学校等との連携をどのように図っていくかが今後の課題です。
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教育委員会事務局中央図書館企画運営課
電話:045-262-7334
電話:045-262-7334
ファクス:045-262-0052
メールアドレス:ky-libkocho-k@city.yokohama.jp
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