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令和2年度 栄図書館の目標振り返り

この目標の〔取組〕は令和2年度当初に策定したものです。 新型コロナウイルス感染症の影響により、予定していた取組の変更・中止などがありましたが、新しい生活様式を取り入れつつ、柔軟に取り組みました。各取組の〔成果と課題〕を振り返り、巻末の「総合コメント」で全体を総括しています。

最終更新日 2021年6月8日

1 誰もが利用しやすい図書館

図書館のイメージアップと利用促進のための企画・イベント等実施

取組

  1. 広報よこはま栄区版や図書館ホームページを活用し、タイムリーな情報を発信します。(通年)
  2. 読書活動の活発化に向けて、社会経済情勢等を踏まえた、その時々の話題性の高いテーマによる展示を下半期に4回程度行うとともに、法律・医療など区民の暮らしに役立つ知識を習得するきっかけとなるような講演会を下半期に3回程度開催します。

成果と課題

  1. 第二次栄区読書活動推進目標(原案)に関する区民意見聴取(10月1日から10月31日)にあたり、広報よこはま栄区版10月号及びタウンニュース港南区・栄区版にお知らせを掲載しました。また、広報よこはま栄区版8月号には、「栄図書館の本棚より」と題して、夏本番におすすめの本を紹介するとともに、令和3年1月号では、特集「身近に本のある生活」として、図書館長、あーすぷらざ館長、さかえ区民活動支援協会の専務理事による新春リモート座談会を行いました。図書館ホームページでは、本との出会いの場(テーマ展示)として、一般書及び児童書の展示、企画展示などを紹介しました。
  2. 一般書及び児童書の展示、企画展示は、4月から6月まで中止しましたが、7月に再開し、一般書の展示は9回及び児童書の展示は8回、企画展示は7回実施しました。また、講座は2回(行政書士講座10月、折り紙教室11月)開催しました。なお、令和3年2月に開催予定の読書活動推進講演会は中止となりました。

誰もが利用しやすい図書館サービスの充実

取組

  1. 区役所との協働により第二次読書活動推進目標を年内目途に策定します。
  2. 各種団体の代表、小中学校長、有識者などから構成される栄区読書活動推進連絡会議を上半期内に開催し、区民の皆様の読書活動のあり方に関するご意見をいただいて、図書館の運営に反映させます。
  3. 図書館利用のマナー向上に向けた啓発活動を展開し、誰もが快適に利用できる図書館を目指します。
  4. 開館から30年以上が経過した図書館の施設・設備の老朽化対策を順次計画的に取り組んでいきます。今年度は多目的トイレに温水洗浄機付き便座を設置します。

成果と課題

  1. 9月に第二次栄区読書活動推進目標の素案を作成のうえ、栄区読書活動推進連絡会議等にて説明し、修正を加えて原案とするとともに、10月には、原案に対する区民の皆様のご意見をお聞きし、31名の方から延べ106件のご意見等をお寄せいただきました。また、区民の皆様のご意見を踏まえて修正原案を作成し、令和3年2月の議員団会議では最終とりまとめ案として報告のうえ策定しました。
  2. 栄区読書活動推進連絡会議を9月9日に開催し、令和元年度栄区読書活動推進事業の実施報告、令和2年度栄区読書活動推進事業の実施計画及び第二次栄区読書活動推進目標(原案)を説明し、ご意見及びご助言をいただきました。
  3. 図書館利用のマナー向上のための留意事項を記載したチラシを作成するとともに、マスクの着用を促す館内アナウンスを適宜、行いました。
  4. トイレのリフォームでは、令和3年2月に和式を廃止して全て洋式に交換するとともに、3月に身障者用トイレなど5か所に温水洗浄機付き便座を設置しました。

人材育成の推進

取組

  1. 職員のスキルアップのため、各種研修に20回参加します。

成果と課題

  1. オンライン研修も含めて23回参加しました。

地域と連携した読書活動の推進

取組

  1. 自治会・町内会など地域と連携し地域レベルで行われる読書活動を支援します。

成果と課題

  1. 年間を通して低調となりましたが、豊田地域ケアプラザでは、ボランティアのスキルアップのために、司書が講師となり読み聞かせボランティア講座を令和3年2月に開催しました。

2 子どもの読書習慣の定着への支援

家庭での読書活動の推進

取組

  1. 乳幼児と保護者、小学生など、子どもの年代に応じたおはなし会を開催します。通常のおはなし会は通年で月1回程度、テーマを定めた特別おはなし会は7~8月に集中して実施します。

成果と課題

  1. 司書が図書館で行うおはなし会(小学生向け、乳幼児と保護者向け)は、9月に再開し、14回開催しましたが、特別おはなし会は中止しました。また、司書が区役所保健センターで行う4か月健診おはなし会は中止となりました。

学校教育への協力、学校図書館充実のための支援

取組

  1. 小中学校の教諭や学校司書の教育活動及び研修に積極的に協力し、学校司書研修及び学校図書館研究会への参加、学校図書館への訪問、学校への出張などを通年で行います。
  2. 児童生徒に図書館に親しんでもらうため、学校側と調整して児童生徒を対象とした図書館見学及び職業体験を随時実施します。

成果と課題

  1. 年間を通して低調となりましたが、司書が小学校に訪問して講師となり、飯島小学校ではボランティア向けの修理講座を10月に、また、本郷小学校では教職員向けの資料選定に関する講座を11月に開催するとともに、令和3年1月には庄戸小学校の児童が制作した作品の展示掲示を図書館で行いました。また、教職員向け貸出及びセット貸出は合計で貸出件数105件、貸出冊数2,579冊となりました。
  2. 図書館見学及び職業体験はすべて中止となりました。

ティーンズ世代の読書活動の促進

取組

ティーンズ世代に読書への関心を促すため、本の紹介を中心とした魅力的な展示を通年で計画的に行います。

成果と課題

  1. 7月から8月に「読んでみよう、こんな本」の企画展示を行うとともに、通常展示は7月に再開し、9回実施しました。

地域での読書活動への支援

取組

  1. 自治会・町内会など地域と連携し地域レベルで行われる読書活動を支援します。(再掲)

成果と課題

  1. 年間を通して低調となりましたが、豊田地域ケアプラザでは、ボランティアのスキルアップのために、司書が講師となり読み聞かせボランティア講座を令和3年2月に開催しました。

3 蔵書とレファレンスの充実

地域の情報拠点としての蔵書の充実

取組

  1. 一般書では情報科学分野の蔵書40冊の買替えを行います。
  2. 児童書では参考図書及び初めて出会う絵本コーナーの蔵書70冊の買替え及び新規購入を行います。
  3. ティーンズコーナーでは古くなった蔵書80冊の買替えを計画的に行い、コーナーとしての魅力を高めていきます。

成果と課題

  1. 一般書では情報科学分野の蔵書71冊を買換えました。
  2. 児童書では、参考図書46冊及び初めて出会う絵本コーナー45冊、合計で蔵書91冊の買換え及び新規購入しました。
  3. ティーンズコーナーでは蔵書99冊を買換えました。

レファレンスの充実

取組

  1. 利用者の皆様の調べたいことや探している資料などの相談に対して、丁寧かつスピーディーな対応を心掛け、利用者の満足度向上につなげます。
  2. 図書館のレファレンスサービスについて利用者の皆様にPRします。

成果と課題

  1. 5,644件のレファレンスを行いました。レファレンスに関する苦情もなく利用者の皆様の満足度向上に一定程度寄与したと考えます。
  2. 令和3年2月に策定した第二次栄区読書活動推進目標において、レファレンスサービスの充実を位置づけました。

資料の活用と情報発信

取組

  1. 区役所と連携し、まちづくりなど行政の取組及び区民活動などに関係する図書館資料の紹介、展示を6月から11月にかけて行います。
  2. 区民ニーズを踏まえ区民の興味関心に対応した講座等を開催(行政書士講座10月、医療講座11月など)するとともに、そのテーマに関連する本を積極的に紹介し、貸出冊数の増加につなげます。

成果と課題

  1. 栄区区政推進課、福祉保健課等と連携し企画展示を実施しました。
  • みんなで知ろう!自殺予防、認知症、がん検診、結核(9月)
  • 安全安心のまちづくり セーフコミュニティさかえ(10月)
  • 健康づくり&ウォーキング推進月間 健康長寿でハツラツ栄!(11月)
  • 冬の感染症に気をつけよう!12月は世界エイズデー(11月)
  • 水道について考えよう(12月)
  • わが町の遺跡-公田平台遺跡(3月)
  1. 10月の行政書士講座、11月の折り紙教室を開催するとともに、そのテーマに関する本を展示により紹介し、貸出冊数の増加につなげました。

4 栄図書館の独自目標

取組

  1. 区民の皆様との協働により効率的かつ効果的な図書館運営を目指します。
  2. 読み聞かせ、図書修理、書架整理などのボランティア活動を200回実施します。

成果と課題

  1. 8月までボランティア活動が休止し、9月に一部のボランティア活動が再開しましたが、年間を通して低調となり、61回にとどまりました。
  • 読み聞かせ 1回
  • 図書修理 24回
  • 書架整理 34回
  • 環境整備 2回

5 施設等の感染症対策

  1. 飛沫感染を防ぐために、カウンターにビニールカーテンを設置しました。
  2. 密接・密集を回避するために、閲覧席を減らしました。また、一部のパーテーションを直営により製作するとともに、閲覧席に設置するパーテーションは業者発注の準備を進めました。
  3. 図書館入り口にアルコール消毒液を配備しました。
  4. マスクの着用を促す館内アナウンスを適宜、行いました。
  5. 窓開けによる自然換気を徹底しました。
  6. 神奈川県のLINEコロナお知らせシステムに登録し、感染防止対策取組書を掲出しました。

総合コメント

新型コロナウイルス感染拡大の影響により年間を通して図書館のサービスが低下かつ縮小するとともに、図書館を支えていただくボランティアの皆様の活動も低調に終わったことは大変残念なことと受け止めています。
このように厳しい状況ではありましたが、図書館の施設・設備の感染症対策に重点的に取り組むとともに、区役所とのコラボレーションにより、今後、おおむね5年間は適用される第二次栄区読書活動推進目標を策定することができました。
引き続き、いろんな世代を対象とし読書活動の魅力を発信するとともに、区民の皆様のニーズをしっかりと把握し、蔵書の充実及びイベントの実施などに取り組むことにより、安全に安心してご利用いただける図書館を目指します。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局中央図書館企画運営課

電話:045-262-7334

電話:045-262-7334

ファクス:045-262-0052

メールアドレス:ky-libkocho-k@city.yokohama.jp

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