ここから本文です。

脳卒中の講演会を行いました!

最終更新日 2021年11月4日

10月28日に、中区高齢・障害支援課主催の講演会「正しく知って防ごう脳卒中」があり、当院脳神経内科の山本良央医師が講演しました。
患者さんとそのご家族や支援者を対象とした講演で、今回はCOVID-19感染予防に留意しての縮小開催でしたが、39名の方に受講いただきました。


山本医師

講演は3部構成で、第1部「脳の構造と働きについて」では、脳は部位によってそれぞれ異なる機能があり、脳卒中によって特定部位の脳細胞がダメージを受けてしまったときにどのような症状が出るのかについて解説を行いました。
脳は部位ごとに役割分担が異なるため、脳卒中の症状で発症部位が分かることや、どのような後遺症が発生しうるか詳細な説明がありました。
第2部「脳卒中の特徴」では、部位ごとに起こり得る症状、脳卒中の種類の中での発生割合、発症のメカニズムや原因、治療方法など説明しました。
治療方法では山本医師の専門分野である血管内治療についてビデオで治療方法を説明し、技術の進歩による治療方法の変化を紹介しました。


講演会の様子

第3部「脳卒中の危険因子と予防法・後遺症とのつきあい方」では、脳卒中の原因となる高血圧や糖尿病、メタボリックシンドロームなどの疾患や、喫煙・飲酒などの生活習慣について、どれくらいの発症リスクがあり、予防・治療を行うことでどの程度リスクを下げられるのかなど、最新の治療ガイドラインに基づいて解説しました。
脳卒中は高血圧や動脈硬化、不整脈など全身に原因があり、日々の生活習慣や治療が予防に重要であるとが強調されました。
また、後遺症とのつきあい方として、失語との関わり方、日常生活でのリハビリ、寝たきり予防のために転倒予防など日常生活の中での気を付けたいことなどをレクチャーしました。

当院ではこれからも公立の専門病院として質の高い医療情報を発信していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

地域連携総合相談室 T

このページへのお問合せ

脳卒中・神経脊椎センター地域連携総合相談室

電話:045-753-2500

電話:045-753-2500

ファクス:045-753-2894

メールアドレス:by-no-chiiki@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:585-081-902

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • YouTube
  • SmartNews