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令和元年度山内図書館の目標振り返り

今年度、山内図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みます。この目標は「横浜市立図書館アクションプラン(第2期)」に基づいて策定しています。

最終更新日 2020年6月15日

基本目標:市民の読書活動を支える地域の情報拠点

重点項目1市民の読書活動を支える図書館

地域特性に応じた読書活動の推進

具体的取組

区民の読書活動を推進するため、区役所と連携して講演会等の事業を実施し、相互にPRを行います。
青葉区の歴史や文化を次代に伝えるため、伝統芸能を見学する講座と郷土の紙芝居の口演を開催します。1月には、郷土カルタを使った子ども向けのカルタ大会を開催します。
帰宅途中に図書館へ立ち寄れる平日夜の時間帯にブックカフェを開催します。名称を「あざみ野ブックカフェ」とし、おいしい紅茶をのみながら、講師の話を聞くという企画です。
育児中の親が読書を楽しむための支援として、図書館内で乳幼児を預かる託児サービスを実施します。

成果と課題

区内で読書活動を行っている団体を対象に、読書関係団体交流会を10月に区役所と共催しました。第一部では、渡辺鉄太氏(児童文学家、翻訳家)を講師に迎え「絵本のある場所が故郷 ~父・渡辺茂男の書庫と、私の文庫~」と題した講演会を実施し、ふだんは海外在住の講師の貴重な話を聞く機会になったと喜ばれました。第二部では、参加者間での情報交換とグループワークを実施しました。第一部の講演会と比較し、第二部の交流会参加者が少ないため、来年度以降も積極的に参加を呼び掛けていきたいと思います。
10月に予定していた牛込の獅子舞講座は、大型台風上陸の影響により、開催を中止しました。定員を上回る申込があり、区民の関心が高い同講座は、来年度も引き続き開催する予定です。
郷土の紙芝居の口演を2回開催しました。紙芝居の口演に加えて、物語にまつわる解説があり、地元への興味が深まったと大人にも好評でした。1月には、紙芝居口演と同日に郷土カルタを使用したカルタ大会を実施しました。今後も、郷土の歴史を楽しみながら学び、子どもたちに昔ながらの遊びを伝える場を提供していきたいと思います。
平日の夜間の時間帯を活用した「あざみ野ブックカフェ」を3回開催しました。令和元年度は、「植物の種の旅」、「鉄道文字」、「シンデレラ」といったバラエティに富む内容で、リピーターだけでなく、新規登録者の確保にもつながりました。3月に「認知症予防」をテーマとしたブックカフェを予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止しました。ブックカフェのお茶は、区内の紅茶の会社から提供を受けており、来年度以降も継続してご提供いただきたいと考えています。
図書館利用中に子どもを預かる託児サービス「やまちゃんひろば」は、21回開催しました。図書館でゆっくり調べものや読書ができると好評で、初めてお子さんを預ける試みの場として、活用している方もいらっしゃいます。今後も、青葉区の保育グループと連携して、開催していきたいと思います。

家庭での読書活動の支援

具体的取組

子どもが読書に親しみ読書習慣を身につける機会を提供するおはなし会をボランティアと協力して開催します。毎月行っている定例おはなし会以外に、夏のおはなし祭り(2日間)や多文化理解を深める英語のおはなし会を2回(春・秋)開催します。

成果と課題

乳幼児向け親子おはなし会と一人でおはなしが聞ける3歳以上の子どもを対象にしたおはなし会を63回開催しました。「おひざにだっこで楽しむ絵本」、「おうちでいっしょに楽しむ絵本」などのブックリストをおはなし会などで積極的に配布しました。掲載図書の貸出や利用につながりました。
近隣保育所の子どもたち向けの来館おはなし会を6回行い、たくさんの園児が一般の利用者と一緒におはなし会を楽しみました。次年度からは、区内の幼稚園、保育所に広報して誰でも参加できるおはなし会として開催する予定です。
今年度は、青葉区役所と連携して、区の乳幼児健診会場(4か月及び1歳半健診)での出張おはなし会を3回開催しました。健診目的での来場のため、落ち着いておはなしを聞く環境は作りにくいという課題はありますが、来年度以降、1歳半健診での定期的な出張おはなし会を行う予定です。
「夏のおはなし祭り」と山内地区センターを会場に行われた「おはなしフェスティバル」では、多数のボランティアグループ・個人による多彩なプログラムをたくさんの家族が楽しみ、図書館で展示した関連図書の利用にもつながりました。
多文化理解を深める英語のおはなし会を2回開催しました。年長組の幼児、小学生が積極的に参加できるようなプログラム内容で、参加者の関心も高く、今後も継続していきます。

学校への支援と学校教育への協力

具体的取組

「学校向けプログラム」を区内の小中学校全校に校長会を通して配付し、図書館による学校教育活動支援の様々なプログラムを、学校図書館担当教諭や学校司書、ボランティアにPRします。
児童生徒向けには、図書館見学や職業体験生を受入れます。学校図書館担当教諭や学校司書からの相談にのり、教職員向け貸出などの際にレファレンスサービスを行います。希望があれば訪問して支援を行います。また、保護者、ボランティア向けに、学校図書館環境整備講座、読み聞かせ講座を開催します。

成果と課題

図書館見学では小学校5校、養護学校1校を受け入れました。図書館に来館したことがない児童も多く、図書館見学をきっかけとして、今後も来館してくれることを期待します。
職業体験では、今年度は中学校8校を受け入れました。今年度、学校側の要望で個別支援級の生徒の受け入れ(教職員1名のサポートあり)も行いました。
学校からの相談があり、小学校2校を訪問して、学校司書や司書教諭の方たちが課題に感じていることを確認しながら、除籍をすすめるためのアドバイスをしました。また小学校1校には、横浜市子ども読書コーディネーターの方と一緒に訪問して、本の修理講座を開催しました。訪問修理講座の依頼は、読書コーディネーターにつないだケースも数件ありました。需要は高いので読書コーディネーターとの連携を図ってニーズに応えていけるようにしていきます。
教職員向け貸出は、小中学校校長会や司書研修でPRしたこともあり、よく利用されています。需要はあるものの本の運搬ができることが条件になってしまうので、運搬の手段がないところの利用が少ないのが現状です。
10月には、修理のステップアップ講座を3回行いました。山内図書館で活動している修理ボランティア「リペアー一期の会」のサポートもあり、3種類の修理方法を講義しました。実際に学校や活動の場での修理に活かしてもらいたいと思います。また修理相談日をお知らせし、来館相談できるようにしています。
1月には、本の読み聞かせステップアップ講座を行いました。「昔話」をテーマに、東京子ども図書館の司書を招き、講演と実演をお願いました。定員の35名を超える申込があり、「昔話のよさを再確認できた」、「今後も子どもたちに読み聞かせをしていきたい」という声が多くあがりました。
学校ボランティア向けの講座としてどちらも需要がありますが、参加者の中にはこれから活動を始めたいという方も見受けられます。そういった方々へも支援できるよう取り組んでいきます。また現役ボランティアの参加が少なかったように思います。学校に対して広く周知に努めます。

地域の読書活動への支援

具体的取組

地域で活動するボランティアを育成・支援するため、読み聞かせ等の講座の開催と活動の場を提供します。協力事業「青葉おはなしフェスティバル」は、本年度活動20周年を迎えるため、記念展示を実施し、区役所・地区センターと連携してPRを行います。
昨年度までと同様、地域ボランティアと協力し、大人向けのおはなし会や、本の修理ボランティアによる一般家庭の本を修理する「本の病院」等の事業を開催します。

成果と課題

昨年度の読み聞かせ講座の修了者の活動場所として、通常おはなし会と来館保育所へのおはなし会を提供しました。平成31年度子どもの読書活動優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受賞した、協力事業「青葉おはなしフェスティバル」は活動20周年を迎え、記念展示を10月16日から11月30日まで実施しました。大人のためのおはなし会は、6月23日は24人、10月27日は15人、2月23日は20人参加がありました。利用者持ち込みの本を修理する「本の病院」は、11月17日に実施し5人の利用がありました。昨年実施したボランティア向け簡易修理講座により修理ボランティアが増え、活動が活発になっています。

重点項目2 地域の情報拠点としての図書館

市民の課題解決と読書活動に役立つ資料の収集

具体的取組

青葉区民の平均寿命が高い(男性全国1位、女性9位/典拠:平成27年市区町村別生命表)という地域性を踏まえ、元気な高齢者を支援する活動を行います。知的好奇心を刺激し教養を深めるような図書を選定し、展示などで紹介します。また、2020年のオリンピック・パラリンピックに向け、文化交流の手助けになるような語学学習の関連図書を充実させます。

成果と課題

人生経験の豊富な元気な高齢者向けに、文庫や新書など持ちやすい判型で教養を深める資料を購入しました。人文、社会、自然部門など幅広い分野で選書し、学びなおしの契機となりました。一般の展示コーナーでは、すでに山内図書館で所蔵していた資料も含め教養を深める資料の展示を行い利用促進に努めました。貸出される資料も多く、読書活動を支援することができました。また、語学資料は英語やフランス語など需要の多い資料だけでなく、少数言語なども多く選書し、市民に役立つ幅広い資料の収集に努めました。オリンピックが開催され世界に目が向けられる機会も増えるため、多文化理解につながる資料の選書にも努めます。

資料の保存環境の整備

具体的取組

区内の映像や写真を収集してデジタル化し、アーカイブとしてまとめる事業「あおば映像・画像ライブラリープロジェクト」を起ち上げます。市民からメンバーを募集し、職員と共同でプロジェクトを進行します。DVDの作成やホームページへの収載など、公開への準備をすすめます。

成果と課題

プロジェクトのボランティアメンバーを募集し、月に1回集まり活動を続けてきました。山内図書館のホームページ内の「風景データベース」のページに市民から提供された郷土の写真を13枚アップロードしました。地域の祭礼や行事を録画した8ミリテープをデジタル化しました。今後編集し市民に提供できるよう、準備を進めていきます。
また、ボランティアメンバーに地域の名所を巡り、写真入りのレポートを作成するよう協力をお願いしました。5件レポートが完成し、山内図書館のホームページ内「家族で楽しむ青葉区の歴史」にアップロードしています。

資料の活用と情報発信

具体的取組

青葉区内の広報紙(広報よこはま、タウンニュース、ひろたりあん通信)に毎月情報を提供して、幅広く広報活動を行います。
隔月で青葉区広報ラジオに出演し、図書館で行うイベントや図書館の情報を発信します。
ホームページやSNSの情報更新に努め、地域の情報や図書館でのイベント情報を発信します。

成果と課題

広報紙への情報提供を月に1回、継続して行いました。ラジオ出演での情報発信については今年度は計7回行いました。ホームページはパソコン版・スマートフォン版ともに更新を迅速に行い、ツイッターやfacebookといったSNSの更新も頻繁に行い、いち早い情報発信に努めました。
『タウンニュース』には、山内図書館関連記事が今年度8回掲載されました。次年度も継続して情報提供を行っていきます。また、情報を提供する広報紙が以前より減少傾向にあるため、新たな媒体も開拓する必要があると考えています。
若い世代向けのSNSを上手に活用しながら、幅広い年齢層に向けた広報にも力を入れていきます。

市民の学習活動・課題解決の支援

具体的取組

月ごとにテーマを立てた図書展示を行うほか、文学賞の受賞・作家の追悼等の時節に即した図書展示を実施します。
市民や学校、団体、区役所等と協働し、資料展示などの企画事業を開催します。
市民の学習支援のため、大人向けに新聞データベースの調べ方講座、子ども向けには科学講座を開催します。

成果と課題

月ごとの図書展示は、一般向けを24回、児童向けを36回、開催しました。「祝・新元号」「新しいお札の顔」「ゾッとする本ヒヤッとする本」等、時節に合わせたテーマを設定し、図書展示を行いました。来館してすぐに、図書展示の棚を確認し借りていかれる方も多く、空になった棚に本の補充が追い付かないほど注目されているコーナーです。
年2回の直木賞・芥川賞の発表前後には、ノミネート作の一覧を掲示し、受賞作発表までの期間を盛り上げました。
作家の追悼展示は、一般向けに5回開催しました。亡くなった作家の代表作や作品の数々を展示すると、貸出されることが多く、名著再読の機会を創出しました。
市民ボランティア団体と連携し、20回の節目を迎えた「青葉おはなしフェスティバル」の周年記念展示を行いました。11月末のフェスティバル開催当日までの1か月間、歴代のチラシとプログラム20年分を展示しPRを行いました。来館者のみならず、フェスティバル関係者も過去に行われた多彩な演目を振り返ることができ参考になったと好評でした。この展示を機に、過去のチラシとプログラムを収集することができ、地域資料を保存する役割を果たしました。
横浜市をホームタウンとするプロサッカークラブと連携し、「横浜FC」のユニフォームやグッズ、選手写真をパネル展示しました。横浜FCの有名選手の著作やサッカー関連の本を展示し、貸出につなげました。今後も、読書とスポーツを双方向から楽しむことを提案する事業を継続して開催していきたいと考えます。
青葉区役所と連携したパネル展示を4回開催しました。青葉区役所提供の啓発ポスターやパネルを館内で展示するとともに、各種パンフレットや啓発用グッズを設置しPR効果を高めました。展示スペースには、図書館所蔵の関連図書を展示しました。来年度以降も、青葉区役所との連携を深め、市で行われる啓発活動に協力したいと思います。
学習支援のための講座を子ども向けに1回開催しました。
3月に大人向けに企画していた朝日新聞社の新聞データベース「聞蔵Ⅱビジュアル」の講座は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止しました。
子ども向けには、夏休み期間中、「磁石のふしぎ」をテーマにした科学講座を開催しました。身近なものに磁石を近づけて実験を行い、「知る」楽しさを体感してもらいました。子どもたちの好奇心も刺激されたようです。事前に区内の小学校にチラシを配布したところ、図書館に来たことのない子どもの参加が増え、来館促進と図書館の活用を子どもたちに伝える機会となりました。

人材育成の推進

具体的取組

個々の職員のスキルアップを図ります。山内図書館で独自に研修を行うほか、中央図書館、県立図書館および神奈川県図書館協会の研修など外部研修に積極的に職員を参加させます。

成果と課題

本年度は山内図書館で、接遇・コンプライアンス、防災(AEDの使い方)、人権、危機管理、個人情報保護に関する研修を7回行いました。外部研修にも積極的に職員に参加を呼びかけ、中央図書館をはじめ、県立図書館、神奈川県図書館協会、そのほかJPIC読書アドバイザー養成講座、教文館で行われたわらべうた講座など39研修にそれぞれ担当の職員を延べ44人参加させました。内容は図書修理、視聴覚障害者支援、レファレンス(一般・郷土)、健康医療情報、新聞データベースの活用、ブックトーク、わらべうたなど多岐にわたり、担当職員のスキルアップを図りました。受講後、参加者は講座の内容をリポートにまとめて報告し、職員全員で学んできたことを共有しています。
障害者支援関係の研修では、読書バリアフリーに関するフォーラムなどにも参加し、本年度設置した「りんごの棚」(LLブックを中心にした障害者支援コーナー)の選書の参考にしました。また、わらべうた講座では、学んだことをもとに読み聞かせボランティアとの連絡会でミニ講座を開きました。職員間でもレクチャーを行い、来年度から青葉区役所で実施する乳幼児健診でのおはなし会でも学んだことを生かそうと考えています。

重点項目3誰もが利用しやすい図書館

市民の意見を反映した図書館運営

具体的取組

年2回利用者フォーラムを開催し、図書館への要望や新事業へのアイディア等をあげてもらいます。「あおば映像・画像ライブラリープロジェクト」は昨年度の利用者フォーラムでのアイディアを受けたものです。
昨年度は、初めてインターネットアンケートを実施しました。経年では、来館者満足度調査、非来館者アンケート等を実施しており、今年度も手法を検討した上でアンケートを実施します。

成果と課題

利用者フォーラムを9月と2月の2回開催しました。「映像や画像を収集するプロジェクトが動き出したようだが、2024年の青葉区区制30周年に向けて協働で推進したらどうか」、「楽しみながら参加できるボランティア活動を期待している」といった意見がでました。どちらも来年度単年だけではなく、長期的に推進していきたいと考えます。
平成30年度に未利用者アンケートを実施し、令和元年度に結果を展示およびホームページで公表しました。インターネットによる回答方式で、平成31年2月に1ヵ月の期間で実施しました。回答者の73%の人が山内図書館を利用したことがないとの回答があり、居住地の近くに図書館がないということが問題として挙がっていました。利用目的では「子どもと一緒に本を楽しむため」が上位にあがっており、子ども向けの蔵書の充実、積極的な事業展開が評価されていました。年度末の3月に利用者満足度調査を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため延期としました。

山内図書館独自目標

具体的取組

視覚障害者にとどまらず、幅広く障害者の支援を行っていきます。資料の充実を図るとともに、タブレットを活用したコミュニケーション支援ができるように整備していきます。
「あざみ野ブックカフェ」や「あおば映像・画像ライブラリープロジェクト」の定例会等、夜間開館時間を活用した事業を行います。夜間開館アピールのための環境整備として玄関の照明の見直しを行います。
図書館の事業を推進するにあたり、事業のための資金を集める工夫や寄附の呼びかけを行います。今年度は企業の支援金を得て、地域の子どもたちと野菜について調べて畑を作る事業「あおばの野菜を調べる・育てる・食べる」を企画しています。夜間開催している「あざみ野ブックカフェ」には、お茶の会社から紅茶を提供してもらっています。

成果と課題

読書バリアフリーの本を集めた別置コーナー「りんごの棚」を設置しました。誰でも読書を楽しめるよう大きな活字の本や点字の本、LLブック(誰もが読書を楽しめるようやさしく読みやすく工夫された本)を集めました。障害を理解するための本もあります。リストを作成し、グループ貸出等でも利用してもらえるように、来年度開校予定の特別支援学校を訪問して「りんごの棚」と図書館サービスについて紹介しました。具体的な支援は来年度始める予定です。
山内図書館は火曜日から金曜日は夜間8時半まで開館しています。この時間帯を利用して、「あざみ野ブックカフェ」を3回、「あおば映像・画像ライブラリープロジェクト」を12回開催しました。「あおば映像・画像ライブラリープロジェクト」は多くの成果を生み出しました。山内図書館のホームぺージコンテンツ「青葉風景写真データベース」へのアップロード追加や、「家族で楽しむ青葉区の歴史」レポート追加、地区センターおよび山内図書館における写真パネル展示といった成果物がありました。また、区民から提供していただいた8ミリフィルムのデジタル化を行ったり、区内のお祭りを撮影したりしました。来年度以降これらの動画ファイルを編集して、利用者に提供していきたいと考えます。
また、鉄道会社が募集した緑化と地域づくりのプロジェクトに応募して、今年度は助成を得ることができ、前庭に畑を作りました。小学生の参加を募り、「あおばの野菜を調べる・育てる・食べる」講座を全5回で開催しました。前庭を有効利用できたこと、参加した子どもたちの達成感が大きかったことが成果として挙げられますが、一般の利用者からも畑についてたくさんの好感意見を頂戴し、コミュニケーションを図ることができました。前庭については、今後も活用していきたいと考えます。

総合コメント

令和元年度の山内図書館は、地域の情報拠点として市民の課題解決や読書活動に役立つ本を幅広く収集しました。特に、本年度は、障害者も使いやすい図書館とするために、やさしい言葉で書かれたLLブックをはじめとした障害者向けの本の収集に力を注ぎました。「りんごの棚」という別置コーナーを新設し、障害者向けの本をまとめて見ることができるようにしました。来年度以降は、「りんごの棚」の蔵書を増やすとともに、障害者支援施設と連携して貸出につなげていきたいと考えます。
また、地域の映像資料や写真資料を収集するプロジェクトを立ち上げ、古い8ミリフィルムのデジタル化や地域の祭礼の撮影、ホームページの地域コンテンツの更新などに取り組みました。
昨年度養成した読み聞かせボランティアと修理ボランティアが、今年度から本格的に活動を開始できるように活躍の場を用意し環境を整えました。読み聞かせボランティアには、保育園児向けのおはなし会を担当してもらいました。修理ボランティアは月2回活動日を決めて、修理相談員を配置し、山内図書館の壊れた本を修理しながらスキルアップを図りました。来年度は、わらべうた等を含めた乳幼児向けのおはなしができるボランティアの養成に取り組む予定にしています。
令和元年度も引き続き、青葉区民読書活動推進目標に重点を置き、サービスを展開しました。令和2年度は、同目標の改定を予定しており、青葉区役所と連携して改定に取り組んでまいります。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局中央図書館企画運営課

電話:045-262-7334

電話:045-262-7334

ファクス:045-262-0052

メールアドレス:ky-libkocho-k@city.yokohama.jp

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