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令和元年度磯子図書館の目標振り返り

今年度、磯子図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みます。この目標は「横浜市立図書館アクションプラン(第2期)」に基づいて策定しています。

最終更新日 2020年6月15日

基本目標:市民の読書活動を支える地域の情報拠点

重点項目1 市民の読書活動を支える図書館

家庭での読書活動の支援

具体的取組

月ごとや季節に応じた各種おはなし会を毎月5回程度実施し、子どもや保護者への読書のきっかけづくりをします。

成果と課題
  • 乳幼児や親子、一人でお話が聞ける子など、対象に合わせて月ごとや季節に応じたおはなし会を毎月5回程度実施しました。おはなし会では、プログラムやパンフレットを配布し、家庭での読書の支援を行いました。
  • 8月と12月に磯子区福祉保健センターと共催で「おいしいおはなし会」を実施しました。食育と読書の両方に子どもたちが触れるよい機会となりました。

学校への支援と学校教育への協力

具体的取組
  • 学校図書館ボランティアサポート講座を年4回程度開催し、学校図書館の運営を支援します。
  • 小学生の図書館見学や中学生等の職業体験を年15回程度実施します。
  • 小・中学生の図書館体験を年3回程度実施します。
成果と課題
  • 学校図書館修理ボランティアサポート講座を年4回開催し、学校図書館の運営を支援しました。受講者からは、「丁寧でわかりやすかった」「今後に活かしたい」などの感想をいただきました。今後も継続して講座を開けるよう環境を整えることが課題です。
  • 小学生の図書館見学や中学生等の職業体験を年18回実施しました。図書館のカウンター業務の体験とともに、小学生はミニおはなし会の開催、中学生は本の紹介文作成などを通して読書に親しむきっかけづくりをしました。

地域の読書活動への支援

具体的取組

読み聞かせボランティアとの交流会を実施し、スキルアップの支援や情報提供を行うなど、地域の子どもの読書活動を支援します。

成果と課題

区内の小学校で活動する読み聞かせボランティアとの交流会を1月18日に実施し、13名の参加がありました。共通する悩みやそれぞれの取組、具体的な活動例を聞き、参考になったという声が多数ありました。図書館からの近刊本の紹介も好評でした。

重点項目2 地域の情報拠点としての図書館

市民の課題解決と読書活動に役立つ資料の収集

具体的取組

磯子区に関連する地域資料、日本語学習コーナーの資料の充実を図ります。

成果と課題

磯子区に関連する地域資料を84冊収集しました。日本語学習コーナーの資料は、日本語能力試験対策の資料のほか、仕事や日常生活等、幅広い場面で日本語を学習する際に役立つ資料を58冊収集しました。

市民の学習活動・課題解決の支援

具体的取組
  • 利用者からの相談や問合せに応え、利用者の課題解決を支援します。
  • 横浜を知ることができる自主企画事業や、生活に結びつく市民講座を年2回実施します。
  • 磯子区役所と連携して、市民の読書活動を推進する講演会を年1回開催します。
成果と課題
  • レファレンス件数は12,009件(3月1日現在)で、前年度比4%の増となりました。
  • 企画展示「読んで知る横浜市歌」を10月26日から11月11日まで開催しました。市歌発表当時の時代背景がわかる写真、年表、解説文のパネルを作成し、中央図書館から借用したパネルと併せて展示しました。アンケート結果では、満足が98%と好評で、関連図書もよく借りられました。
  • 法情報講座「よくわかる相続・成年後見講座」を1月16日に開催しました。神奈川県行政書士会の協力による講演と個別相談を実施し、定員と同数の25名の参加がありました。アンケート結果では、「参考になった」「全体像がわかった」など好評で、市民の課題解決のための情報提供ができました。
  • ノンフィクション作家・探検家の角幡唯介氏を講師として10月20日に磯子区読書活動推進講演会を開催しました。230名が参加し、アンケート結果では満足が39.5%、まあ満足が43.5%と好評でした。

人材育成の推進

具体的取組

「司書職人材育成計画」に基づき、中央図書館や他の機関で実施する研修に積極的に参加し、専門性を向上させます。

成果と課題
  • 市町村図書館専門研修「健康医療情報を提供する」(10月9日)に参加し、横浜市立大学医学情報センター司書による医学系のデータベース・電子ジャーナル、レファレンスブックなどについて講義を受けました。自館の医療情報コーナーの資料収集・レファレンスに活かすと同時に、職場で情報共有しました。
  • 中央図書館調査資料課職員による「選書実務研修 人文・自然・社会科学部門」(10月17日)に参加し、一般選定に際して必要な資料に関する知識を深め、職場でも情報共有をしました。
  • 神奈川県図書館協会主催の講座「ブックトークをやってみよう」(2月4日)に参加し、課題と実演を通してブックトークの技術を学び、館内で情報共有しました。今後は、次年度の小学生向けのブックトークに技術を活かすことが課題です。
  • 中央図書館調査資料課職員による「レファレンスフォローアップ研修」(2月13日)に参加し、郷土資料やレファレンスに役立つ資料への理解を深めました。
  • 神奈川県図書館協会主催の「視聴覚関係の著作権について」(2月18日)に参加し、図書館業務に関連の深い著作権について学ぶと同時に、職場で情報共有しました。

重点項目3 誰もが利用しやすい図書館

身近で便利な図書館サービスの充実による利便性の向上

具体的取組

地区センターなど区内5か所で、2か月に1回、本のセットを巡回させる「磯子区まちじゅう図書館」を実施します。

成果と課題
  • 8月、10月、12月、2月に配本を実施し、根岸地区センター、杉田地区センター、上中里地区センター、滝頭コミュニティハウスの4施設に30冊を1セットとして貸し出しました。
  • セット内容は、「はじめて出会う絵本・ものがたり」「生き方をみつけるティーンズの本」「生活を楽しむおとなの本」「人生を楽しくシニアの本」の4セットで、ライフステージごとにテーマを設け、本を紹介することができました。

市民の意見を反映した図書館運営

具体的取組
  • 利用者の声をお聞きする図書館利用者懇談会を年2回開催します。
  • ボランティアとの意見交換会を年1回開催します。
成果と課題
  • 利用者懇談会を6月18日に開催し、昨年度の事業報告と今年度の事業予定を説明しました。利用者の方と意見交換する貴重な場となりました。
  • 書架整理ボランティア交流会と2回目の利用者懇談会を3月に開催する予定でしたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため中止しました。

磯子図書館独自目標

具体的取組
  • 図書館ボランティアと連携した図書修理、協働事業、季節に合わせた図書・資料の展示を実施します。
  • 書架整理ボランティアと連携し、見やすくわかりやすい書架づくりを推進します。
成果と課題
  • 図書修理ボランティアの協力により、1,130冊の本の修理をしていただきました(2月29日現在)。
  • 話題性のあるテーマや時節に関連した図書をポップアップとともに展示する「いそご図書館サポーターズクラブほびっと」との協働展示を4月から5月、7月から8月、1月から2月に行いました。多くの市民がポップや掲示物を見学し、展示した関連本も多数貸し出されました。
  • 磯子区高齢・障害支援課と連携し、次のテーマで関連図書とリーフレットの展示をしました。
    9月2日から30日まで 「認知症」をもっと知ろう
    9月7日から13日まで 自殺予防
  • 10月4日に書架整理ボランティアを新たに募集するスタートアップ研修を開催し、10名の参加がありました。また、延べ357名の方に書架整理ボランティアとして活動いただきました(2月29日現在)。

総合コメント

家庭や学校・地域での読書活動への支援、市民の学習活動や課題解決への支援、図書館運営を支えるボランティアとの連携強化を目標に、様々な取組を実施しました。
また、区役所と同じ建物にある利点を活かし、4か月児健診時のおはなし会の開催や認知症予防・自殺予防をテーマとした本の企画展示など、区役所各課と連携した取組を実施しました。
今後も市民の皆さまが気軽に訪れ、読書に親しめる図書館を目指してまいります。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局中央図書館企画運営課

電話:045-262-7334

電話:045-262-7334

ファクス:045-262-0052

メールアドレス:ky-libkocho-k@city.yokohama.jp

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