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令和元年度港南図書館の目標振り返り

今年度、港南図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みます。この目標は「横浜市立図書館アクションプラン(第2期)」に基づいて策定しています。

最終更新日 2020年6月15日

基本目標:市民の読書活動を支える地域の情報拠点

重点項目1 市民の読書活動を支える図書館

地域特性に応じた読書活動の推進

具体的取組

港南区制50周年を機に、港南区との連携をさらに強化した取組みとして、読書活動推進目標に基づき、子ども向けの講座やわらべうたの会など、年4回程度開催します。

成果と課題

8月に港南区役所と連携して、小学生を対象とした「しかけカードづくり」を実施しました。応募人数が募集人数を上回り、参加者の満足度も高い様子が見られました。さらに、絵本の読み聞かせを行い、関連の本の紹介も行いました。
また、2月から3月にかけて1歳から2歳の子とその保護者の方を対象とした2回連続のわらべうた講座を実施し、こちらも満員となりました。わらべうた講座終了後も、あらかじめ用意していた絵本を多数借りていく様子が見られ、図書館のPRにもつながりました。
次年度も、令和2年3月改定の港南区読書活動推進目標に基づき、企画事業を実施していきます。

家庭での読書活動の支援

具体的取組

区内保育所等に司書を派遣して育児講座等を年4回程度開催します。また、保育所等に通所していない親子に対しても催事等に適宜出展し読書活動を支援します。

成果と課題

5月に予定していた育児講座は、悪天候のため中止になりましたが、6月に野庭第二保育園の育児講座に司書を派遣しました。また、同保育園では、司書による出張おはなし会を2歳児、3歳児を対象に、延べ3回実施し、そのつど図書館紹介を兼ねたプログラムを保護者向けに配布し、図書館活動のPRを行いました。
また、区民祭りの一環である「はっち祭」にブースを出展し、約60冊の絵本の展示、おはなし会を実施しました。

学校への支援と学校教育への協力

具体的取組

小中学校の教職員向け図書貸出の要望に積極的に対応します。また、中学生の職業体験等の受入れも実施します。

成果と課題

教職員向け貸出は、小学校で102件・2,009冊、中学校で27件・475冊でした。
また、中学生の職業体験を6件受け入れました。昨年と同数ですが、日程が重なり、中央図書館での受入としたものが1件ありました。今後も継続的に受け入れ、学校教育への協力を行ってまいります。

地域の読書活動への支援

具体的取組

読み聞かせボランティアや司書による定期的な「おはなし会」を図書館で開催します。また、複数のボランティア団体の交流会を開催します。

成果と課題

読み聞かせボランティアグループ4団体による定期的なおはなし会に加え、今年度からは司書による月一回の定期的なおはなし会を開始し、全113回開催しました。
また、区内で活動する読み聞かせボランティア団体を対象とする交流会を2月に開催し、絵本の読み聞かせの基礎を学ぶ講座と各グループの情報交換を行いました。交流会場に展示した約100冊の絵本も参加者に好評でした。8人の参加がありましたが、さらに参加者を増やす工夫が今後の課題です。

重点項目2 地域の情報拠点としての図書館

市民の課題解決と読書活動に役立つ資料の収集

具体的取組

高齢者等の関心が高い、暮らし、働き方、医療情報など区民の健康づくりにも役立つ資料の充実を図るとともに、長く読み継がれる定番図書の買い替えなども実施します。

成果と課題

各世代の暮らしや仕事に役立つ資料89冊、健康や医療に関する資料124冊、古典や文学全集の補充、買い替え、新セット121冊を購入し、市民の課題解決や読書活動を支援しました。

資料の保存環境の整備

具体的取組

区制50周年を踏まえ、区民が所有する写真等の地域情報の収集を継続します。また、ボランティアによる、傷んだ図書の定期的な修理作業を支える取組を継続します。

成果と課題

区制50周年事業として区役所と連携し、区民が所有する地域写真、地域情報の収集を進め、郷土パネル展で市民へ紹介、情報提供することができました。今後も継続して地域情報の収集、保存を行っていきます。
また、修理ボランティアによる図書の修理作業を21回実施し、370冊の修理を行いました。連絡ノートを作成し、ボランティアとの連絡や要望にきめ細かく対応できるように工夫しました。

資料の活用と情報発信

具体的取組

図書館が所有する港南地域の写真等の郷土資料を使用し、写真パネル展を開催するなど、区制50周年記念のイベント等に参加・協力します。

成果と課題

区制50周年記念事業として区役所と連携し、港南区の昔と現在の写真を紹介する郷土写真パネル展を開催しました。(11月11日から22日まで港南区役所、11月30日から12月9日まで港南図書館で開催)
また、区役所主催の認知症パネル展及び認知症啓発講演会(10月)への協力事業として、区役所から要望のあった認知症関連資料の購入、テーマ展示、ブックリストの作成、配布を行い、資料の紹介、情報提供をしました。ブックリストは事業終了後も活用され、来年度も区役所と連携して継続していく予定です。 

市民の学習活動・課題解決の支援

具体的取組

季節や時宜に応じたテーマ展示を実施します。また、郷土史団体による歴史講座の支援、区民の関心の高いテーマでの講座なども実施し、図書館利用の促進を図ります。

成果と課題

3月までに平成史、温暖化対策などをテーマにした展示を30回以上行いました。また、6月、9月、11月、2月に郷土史団体による歴史講座が開催され、図書館も会場提供や参加者募集手続きの支援を行いました。特に、2月に実施した歴史講座はほぼ満員状態で、参加者にも好評でした。来年度は子ども向けの歴史講座も視野に入れつつ、継続して支援していく予定です。
更に、10月に神奈川県行政書士会と共催で、相続・遺言講座を開催しました。参加者が多く、アンケートでも満足度が高い結果となりました。来年度も相続・遺言に限らず、区民の関心の高いテーマ(医療や防災など)の講座を継続して実施していきます。

人材育成の推進

具体的取組

司書職員等の外部研修への参加を促進し、レファレンス力など司書の専門性の向上に努めます。

成果と課題

若手職員のスキル向上を図るため、希望する任意の研修参加を推奨しました。少人数職場で研修に参加しにくい状況のため、嘱託員やアルバイト職員の活用等の工夫による、研修に参加しやすい職場環境の確保が課題です。

重点項目3 誰もが利用しやすい図書館

市民の意見を反映した図書館運営

具体的取組

利用者団体、ボランティア、学校関係者などによる懇談会を開催します。また、「港南図書館への手紙」等により利用者の声を把握し、サービス改善に努めます。

成果と課題

 図書館懇談会を12月に開催し、港南台地区センターの読書活動ボランティアの方々にもご参加いただき、連携強化等に関する有意義なご意見をいただきましたので、図書館運営に反映させていきます。
 また、利用者からの手紙によるご意見・ご要望を35件いただきました。ご要望を受け、持込パソコン用電源1か所の試用開始などを行いました。

港南図書館独自目標

具体的取組

地震や火災等の災害発生に対する危機管理対応として、実践的な防災訓練を実施するとともに、機器の定期点検や日々の巡回等による安全確認を着実に実施します。

成果と課題

職員を対象に、消火機器の使い方、水や食糧等の備蓄品、避難経路の確認等を6月に実施しました。館内外の巡回も適宜(1日5回以上)行っています。

総合コメント

今年度の取組

地域における読書活動推進事業としては、こども向けの「しかけカードづくり」、「親子で楽しむわらべうたの会」などの区役所との連携による開催、教職員向け貸出、職業体験受入などの学校支援、おはなし会等のボランティア活動団体との協力・支援など着実に進めました。
資料収集としては、暮らしや健康づくりに役立つ一般図書の充実、長く読み継がれる児童書の買替えなどに努めました。また、区制50周年記念イベントとしてパネル展の開催など図書館で収集した写真等の活用も積極的に行いました。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、3月中の図書館利用の限定やイベント等の開催を中止しました。

今後の課題

地域における読書活動を推進するために、引き続き、学校支援やボランティア団体との地域連携に努めるとともに、地区センターなどの区内施設との連携強化、郷土資料の充実なども引き続き必要です。
また、おはなし会の参加者を増やす工夫、職員が研修に参加しやすい職場環境の確保などが課題です。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局中央図書館企画運営課

電話:045-262-7334

電話:045-262-7334

ファクス:045-262-0052

メールアドレス:ky-libkocho-k@city.yokohama.jp

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