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令和元年度金沢図書館の目標振り返り

今年度、金沢図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みます。この目標は「横浜市立図書館アクションプラン(第2期)」に基づいて策定しています。

最終更新日 2020年6月15日

基本目標:市民の読書活動を支える地域の情報拠点

重点項目1 市民の読書活動を支える図書館

地域特性に応じた読書活動の推進

具体的取組
  1. 金沢区読書フェスティバル期間(10月中旬から12月中旬まで)の区内読書関連施設での特色ある取り組みを情報発信。
  2. 区内大学や研究機関と連携した企画展示や講演会・講座などの実施。
成果と課題
  1. 読書フェスティバル(10月19日から12月15日まで)のチラシを1,500部配布(ホームページにも掲載)。区内の読書関連施設(23施設)での特色ある取組を情報発信することができました。
  2. 2大学(横浜市立大学・関東学院大学)及び海洋研究開発機構と連携。金沢図書館にて「企画展示」を行うとともに翌月に各連携先で「ライブラリーツアー」の実施し、リピーターもおり定着してきました。

家庭での読書活動の支援

具体的取組
  1. 乳幼児と保護者、小学生等を対象にしたおはなし会の実施。
  2. 子育て支援者・保護者向けわらべうた講座の開催。
成果と課題
  1. おはなし会を全28回実施(定例22回、春の特別3回、こわいおはなし会1回、紙芝居1回、防災おはなし会1回)。今後、継続することで、若年層の利用の拡大が期待できます。
  2. 金沢さくら保育園出張講座(7月2日)、親と子のつどいの広場「ままのわ」(9月27日)、県立金沢養護学校むけおはなし会(9月20日)、支援拠点「とことこ」・能見台地域ケアプラザ共催のファーストブックの選び方(10月24日)を実施。それぞれの取組が子育て支援者・保護者への大きなアプローチになっており、今後も継続していくことが重要です。

学校への支援と学校教育への協力

具体的取組
  1. 教職員(学校司書を含む)に向けて、レファレンス等の支援の充実。
  2. 学校ボランティア・保護者を対象とした講座及び交流会の開催。
成果と課題
  1. レファレンス等件数41件・貸出件数151件・貸出冊数2,250冊

授業に役立つ本の情報提供や日常的な個別相談に応じるとともに、学校司書研修(6月20日)などを通し、個々の持つスキル向上を目指し取り組みました。今後、さらなる連携が求められます。

  1. 学校ボランティア講座(図書修理(6月27日)、絵本の読み聞かせ(6月28日)、六浦中学校区読み聞かせ講座(7月5日)、小田小学校読み聞かせ講座(9月25日)、能見台南小学校読み聞かせ講座(10月1日)、六浦南小学校読み聞かせ講座(2月6日) を実施。読書活動を支える学校ボランティアや保護者へのきっかけづくりとスキルアップの一助となりました。今後、このような取り組みをさらに広げていくための工夫が必要になります。

地域の読書活動への支援

具体的取組
  1. 福祉保健センターと連携した乳幼児健診会場での読書案内の実施。
  2. 子育て支援拠点と連携した絵本の選び方講座や公私合同保育園長会での図書館利用案内などの読書活動支援。
  3. 金沢国際交流ラウンジと連携し、多言語おはなし会の開催。
成果と課題
  1. 乳幼児健診会場での読書案内を24回実施(月2回 第2・4火曜日)。本に親しむことの大切さや意義を広く伝える取組になっています。
  2. 公私合同保育園長会(10月10日)で図書館利用について案内。また、支援拠点「とことこ」・能見台地域ケアプラザ共催のファーストブックの選び方(10月24日)を実施。乳幼児期から学齢期の子を持つ親や子育て支援の活動をしている方のスキルアップにつながっています。
  3. 金沢国際交流ラウンジと連携した多言語おはなし会(11月24日)を開催し、50人の参加。図書館所蔵の外国語絵本を使って読み聞かせと各国文化を紹介する本などの展示も行い、図書館資料の紹介にもつながり、多文化理解を広げる契機となりました。子どもの参加が少なく、今後チラシの配布先などの検討が必要です。

重点項目2 地域の情報拠点としての図書館

市民の課題解決と読書活動に役立つ資料の収集

具体的取組
  1. 「金沢区ゆかりのコーナー」を含む郷土金沢の資料の充実。
  2. ホームページ等で広報し、寄贈資料等の受入の推進。
成果と課題
  1. 大橋新太郎関連の社史など、郷土金沢の資料を幅広く収集(116冊)することができました。今後も地域の歴史に根差した郷土資料の充実に努めます。
  2. 寄贈資料等の受入が順調に進み、3,249冊の受入がありました。ヨコハマ3R夢が市民に浸透しているように思います。

市民の学習活動・課題解決の支援

具体的取組
  1. 市民の学習活動・課題解決を支援する講演会や講座の開催。
  2. 他局・区内関連施設と連携した展示の実施。
成果と課題
  1. 「語り継ぐ横浜海軍航空隊」講演会(7月7日)、働きたい個別相談(6月27日・10月24日・2月27日)、ストーリーテリングを楽しむ会(10月31日)、詐欺を見破るコツ講座(12月1日)、初めての図書修理(2月20日)などを実施。どれも市民の学習活動・課題解決を支援する内容であり、今後も地域の課題やニーズに合わせた自主企画事業を開催します。
  2. 環境創造局(生物多様性)(6月)、海洋研究開発機構(7月)、横浜市立大学(8月)、関東学院大学(10月)の展示。他局・区内関連施設と連携し、情報提供することができました。

重点項目3 誰もが利用しやすい図書館

市民の意見を反映した図書館運営

具体的取組
  1. 図書館関係団体・施設との懇談会の開催。
  2. 図書修理・書架整理ボランティアとの交流会の開催。
成果と課題
  1. 図書館関係者(13団体)と金沢図書館懇談会(3月24日)を予定していたが新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止。
  2. 図書修理ボランティア懇談会(3月12日)、書架整理ボランティア懇談会(3月16日)を予定していたが新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止。

金沢図書館独自目標

具体的取組

2020年5月15日の金沢図書館40周年に向けての準備。

成果と課題

開館40周年記念の内容を企画立案するとともに、開館40周年プレ企画として、区民まつり(いきいきフェスタ)に金沢図書館ブースを出展参加(10月20日)、中学校との協同プロジェクト「本のPOP」展示(1月15日~1月31日)、金沢図書館のキャラクターを使った40周年「りーどくんぬりえ」(3月20日~)を実施。また、令和2年5月の「広報よこはま」に、金沢図書館開館40周年記念特集を掲載する予定です。

総合コメント

令和元年度の金沢図書館は、区内の市民利用施設及び大学・研究機関の図書館などとの連携や学校、家庭並びに地域への支援など、区民の読書活動を支える図書館として、区民の学習活動・課題解決を支援する内容で読書活動を推進しました。また、市の第二次横浜市民読書活動推進計画の策定に基づき、区の読書活動推進目標を改定しました。次年度は、開館40周年記念の節目を迎え、さらに区民の読書活動推進に取り組んでいきたいと思います。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局中央図書館企画運営課

電話:045-262-7334

電話:045-262-7334

ファクス:045-262-0052

メールアドレス:ky-libkocho-k@city.yokohama.jp

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