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令和元年度神奈川図書館の目標振り返り

今年度、神奈川図書館は、以下の目標について特に重点的に取り組みます。この目標は「横浜市立図書館アクションプラン(第2期)」に基づいて策定しています。

最終更新日 2020年6月15日

基本目標:市民の読書活動を支える地域の情報拠点

重点項目1市民の読書活動を支える図書館

地域特性に応じた読書活動の推進

具体的取組

神奈川区の読書活動を推進するため、神奈川区役所や地区センター、かなっくホール等の区内諸機関との協働事業を実施します。
また、地域に根差した図書館として、郷土をテーマにした事業を実施します。

成果と課題
  • 中学生以下を対象に3月に募集した「シェイクスピア読書感想画コンクール」の優秀作品の展示を4月に神奈川図書館で行いました。また、上位3名を5月5日の上原彩子氏ピアノコンサートに招待し、コンサート前に表彰式を行いました。受賞された子どもたちにとって思い出に残る表彰式になりました。(かなっくホールとの連携事業)
  • 神奈川区役所と連携した読書推進事業として、絵本作家の鈴木まもる氏講演会を1月に開催しました。参加者は114名で、子育て世代を中心に幅広い年齢層の方においでいただきました。
  • 閉館後の絵本コーナーを舞台に、「チェロと朗読でつづる「セロ弾きのゴーシュ」」を2月に開催しました。定員を超える申し込みがあり、子どもから高齢者まで52名の方にご参加いただきました。展示した宮沢賢治の絵本のほとんどが貸し出されるなど、家庭での読書につながりました。(かなっくホールとの連携事業)
  • 郷土講演会を3月に実施する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止しました。

家庭での読書活動の支援

具体的取組

様々な年齢層の子どもを対象としたおはなし会や大人のための朗読会を開催します。また、親子を対象に、読み聞かせの楽しさや本の面白さを知ってもらうとともに、読み聞かせボランティアグループの交流を促進する「おはなしまつり」を開催します。
来館の難しい高齢者の読書をすすめるため、高齢者施設へのグループ貸出を促進します。

成果と課題
  • 図書館司書による0歳から2歳児を対象とした「親子おはなし会」、3歳から小学生を対象とした「定例おはなし会」、またボランティアによる働く保護者も参加しやすい「土曜日おはなし会」を、それぞれ毎月1回開催しました。「親子おはなし会」「定例おはなし会」は参加者が減少傾向で、効果的な広報などの検討が必要です。
  • ボランティアによる大人向け朗読会を毎月第3土曜日に開催しました。毎回ほぼ満席の盛況で、朗読の楽しさを多くの方にお届けできました。なお、おはなし会、朗読会ともに3月は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止しました。
  • 「おはなしまつり」は内容を見直し、「ボランティアグループ交流会」として3月に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止しました。
  • 高齢者施設へのグループ貸出の促進については、検討・調整を進めていますが、本年度は具体的な取組には至りませんでした。新年度は具体的に取組を進めていきます。

学校への支援と学校教育への協力

具体的取組

学校司書をはじめとする教職員や学校ボランティアの方々への相談対応等を随時実施します。
また、子どもたちの図書館見学や職業体験等を受け入れます。

成果と課題
  • 司書教諭、学校司書、学校ボランティアを対象に活動相談や研修を実施しました(43件)。今後とも学校での読書活動の推進を支援していきます。
  • 中学校、高校の職業体験を10校、小学校の図書館見学を1件受け入れました。図書館業務に対する理解につながりました。

地域の読書活動への支援

具体的取組

初心者を対象とした図書修理ボランティアや読み聞かせボランティアの養成講座を開催するほか、ボランティアの交流会を実施します。
また、読み聞かせボランティアグループの交流を促進する「おはなしまつり」を開催します。(再掲)

成果と課題
  • 初心者を対象とした「読み聞かせボランティア講座」を5回開催し81名の参加が、「図書修理ボランティア講座」を2回開催し22名の参加があり、スキルアップにつながりました。
  • 「おはなしまつり」は内容を見直し、「ボランティアグループ交流会」として3月に開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止しました。(再掲)

重点項目2地域の情報拠点としての図書館

市民の課題解決と読書活動に役立つ資料の収集

具体的取組

地域の情報拠点として神奈川区民の課題解決を支えるため、区と連携しながら資料を収集します。
また、区内外国人人口が多いのに反し、外国語蔵書が少ないという当館の課題に対応するため、要望の多い外国語絵本の収集を進めます。

成果と課題
  • 神奈川区役所地域振興課から地域資料52点の寄贈を受け入れました。
  • 大口通商店街協同組合からミニコミ誌16部と小冊子1部の寄贈を受け入れました。
  • 外国語絵本については、中国語24冊、英語64冊を新たに購入しました。引き続き、充実に努めていきます。

資料の活用と情報発信

具体的取組

毎月テーマを変えて図書展示を実施するほか、「市民読書の日」に合わせた図書館職員のお勧め本の展示を行います。
また、神奈川区に関する写真を収集し、ホームページ「かなデジ(神奈川区デジタルライブラリー)」で公開します。

成果と課題
  • 「アフリカ」「起業」「ラグビー」「地球温暖化対策」「神奈川台場」等をテーマにした図書展示やお勧め本の展示を行い、多くの貸し出しにつながりました。
  • 昭和30年代の区内の写真25点の寄贈を受け、「かなデジ」に掲載しました。より見やすくなるよう掲載方法を工夫していきます。

市民の学習活動・課題解決の支援

具体的取組

読書活動推進講演会や郷土に関する講演会を開催します。
古くなってきている法律や世界各国史について蔵書を更新します。

成果と課題
  • 神奈川区役所と連携した読書推進事業として、絵本作家の鈴木まもる氏講演会を1月に実施しました。参加者は114名で、子育て世代を中心に幅広い年齢層の方においでいただきました。(再掲)
  • 郷土講演会を3月に実施する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止しました。(再掲)
  • 法律書は民法・会社法を中心に39冊、世界各国史は現代史も含めて幅広い地域の資料20冊を購入し、更新を進めました。

人材育成の推進

具体的取組

専門能力の向上のため、研修講座に職員が参加します。

成果と課題
  • 新採用職員は、
  • 基礎研修や実務研修などに積極的に参加し着実に力をつけています。中堅以上の職員も、図書修理研修などに参加し能力開発に努めました。こうした力を実務の中で磨き、サービスの向上に努めていきます。

重点項目3誰もが利用しやすい図書館

市民の意見を反映した図書館運営

具体的取組

より利用しやすい図書館とするために利用者懇談会を開催します。また、図書館ホームページを随時改善します。

成果と課題
  • 3月に予定していた利用者懇談会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止しました。図書館に関する情報は、ホームページや広報よこはま神奈川区版、館内掲示やチラシなどで発信しています。

神奈川図書館独自目標

具体的取組

図書館から離れた地域や図書館に来館されない方へのサービスとして、神奈川区内に司書が出張して講座等を行う「出前としょかん」を実施します。

成果と課題
  • 親子のたまり場やプレイパーク、地区連合町内会などで「出前としょかん」を6回開催し、親子を中心に149名の方にご参加いただきました。「初めての絵本とわらべうたミニ講座」や「読み聞かせ研修」等を行い、家庭での読み聞かせの支援につながりました。

総合コメント

令和元年度、神奈川図書館は、市民グループやボランティア、そして区役所や市民利用施設等と連携しながら、様々な世代が読書活動を楽しむことができるよう事業を進めました。
子どもの読書活動の推進については、読書習慣の定着に向けて、乳幼児期から年代に応じた読み聞かせやおはなし会を開催したほか、読書活動推進講演会では初めて絵本作家をお招きし、多くの子育て世代においでいただきました。「出前としょかん」では6か所の地区に出向き、「読み聞かせ講座」等を行うなど図書館から遠い地域にもサービスをお届けできました。
また、外国につながる子どもが読書を楽しむことができるよう外国語絵本の充実に努めました。
一方で、高齢者の読書活動の支援では、高齢者施設へのグループ貸出を促進することができませんでした。
来年度は、今年度の成果を踏まえ、また課題について検証したうえで、本年3月に策定した「第二次神奈川区の読書活動推進に向けた活動目標」に基づき、着実に事業を推進していきます。

このページへのお問合せ

教育委員会事務局中央図書館企画運営課

電話:045-262-7334

電話:045-262-7334

ファクス:045-262-0052

メールアドレス:ky-libkocho-k@city.yokohama.jp

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