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脳血管障害者の麻痺手を使用するカレンダー素材づくりグループの実践

最終更新日 2026年9月15日

研究課題名

 脳血管障害者の麻痺手を使用するカレンダー素材づくりグループの実践

研究の目的・方法

目的

 脳卒中片麻痺者が生活の中で麻痺手を使用するためには、麻痺手の機能改善だけでなく、実際の作業や生活場面で麻痺手を使用する経験が重要です。
 当院では、脳血管障害患者様が麻痺手を使用する機会として、カレンダーの素材づくりを行う集団活動(以下、素材づくりグループ)を実施しています。素材づくりグループでは、作業療法士が参加者の麻痺手の状態に応じて作業内容や道具、環境を調整しています。また、実際の活動では、参加者自身が麻痺手の状態に応じて使用方法を工夫するなど、集団で作業を行う中でさまざまな麻痺手の使用がみられています。
 脳卒中後の上肢機能障害に対する集団介入の報告はあるものの、集団での作業活動において、参加者が実際に麻痺手をどのように使用し、その使用に作業・道具・環境の調整や参加者同士の関わりがどのように関連しているかを具体的に示した報告は少ないです。
 そこで本研究では、これまでの素材づくりグループの実践を後方視的に振り返り、集団での作業活動における麻痺手の使用状況を明らかにするとともに、その使用に関わる作業・道具・環境の調整および参加者同士の関わりについて整理することを目的とします。
 本研究により、集団で作業を行うことの特性を活かした麻痺手使用への支援について具体的な知見を得ることは、脳卒中片麻痺者に対する作業療法を検討するうえでの一助になると考えています。

対象及び方法

 2023年4月~2025年3月の間に素材づくりグループに参加した患者様81名のうち、脳血管障害患者様71名を研究対象者とします。その他の疾患10名は研究対象から除外します。
 対象者の診療記録および集団活動記録から、麻痺側上肢・手指のBrunnstrom Recovery Stage(以下B.R.S)、提供した作業内容、作業時の麻痺手の使用状況を抽出します。
 はじめに、対象者の麻痺手の機能および作業内容と、実際の作業場面における麻痺手の使用状況との関係を整理します。次に、作業場面について、作業療法士による作業内容・道具・環境の調整、参加者自身による麻痺手の使用方法の工夫、他の参加者との関わりなど、その使用に関連する状況を診療記録および集団活動記録から抽出し整理します。これらを通して、素材づくりグループにおいて、集団で作業を行うことが麻痺手の実践的な使用にどのように活かされていたかを検討します。

研究期間

 2026年9月8日から2026年12月6日まで

研究に用いる試料・情報の種類

 本研究で用いる情報は以下のとおりです。
 ・ 麻痺側上肢・手指のBrunnstrom Recovery Stage(以下B.R.S)、提供した作業内容、作業時の麻痺手の使用状況
 ・ 作業場面について、作業療法士による作業内容・道具・環境の調整、参加者自身による麻痺手の使用方法の工夫、他の参加者との関わりなど、その使用に関連す る状況

試料・情報の取得と保管

【個人情報の取扱い】
 71名の診療記録から収集したデータは、データ管理のため氏名・ID番号を整理番号に付け替えます。整理番号と氏名の照合表を作成し、センター内で適切に管理します。研究発表に使用する集団訓練中の写真については、撮影時に当院所定の肖像権に関する同意書を用いて説明し、撮影した参加者から写真使用について同意を得ています。発表時には顔を加工するなど、個人が特定されないよう配慮します。

【情報等の保管及び廃棄の方法】
 本研究で収集した情報は、少なくとも本研究の終了日から5年後または本研究の結果の最終の公表について報告した日から3年後のいずれか遅い日までの期間、厳重に管理します。電子データは、院内ポータルのファイル管理にあるOT部門ファイルに保存し、本研究によって得られた情報も整理番号と氏名の照合表と同様に適切に管理します。個人情報を含む資料は院内から持ち出さず、OT部門の施錠できるロッカー内に保管します。保存期間終了後、不要となった資料は院内の個人情報廃棄に準じて廃棄します。

研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク及び利益

 本研究は既存の診療記録および集団活動記録を用いた後方視的研究であり、研究のために新たな検査や治療を行わないため、本研究への参加による大きな不利益は生じません。本研究の観察項目は研究対象者へ即座にフィードバックされるものではなく、研究対象者への直接的な利益も生じません。

お問い合わせ先

 本研究に関するご質問・ご相談等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
 ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することができますので下記連絡先まで電話またはFAXでお申出ください。
 また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者様もしくは患者様の代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者様に不利益が生じることはありません。

研究機関及び研究責任者(研究への利用を拒否する場合の連絡先)

〒235-0012 神奈川県横浜市磯子区滝頭1-2-1
横浜市立脳卒中・神経脊椎センター
リハビリテーション部 古山 佳子
電話番号:045-753-2500(代表)

このページへのお問合せ

脳卒中・神経脊椎センター管理部総務課

電話:045-753-2500

電話:045-753-2500

ファクス:045-753-2859

メールアドレス:by-no-somu@city.yokohama.lg.jp

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ページID:866-318-671

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