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頚動脈狭窄/閉塞患者に対する経頭蓋超音波検査
最終更新日 2024年4月5日
研究課題名
頚動脈狭窄/閉塞患者に対する経頭蓋超音波検査
研究の目的・方法
目的
頚動脈狭窄患者さんに対する経頭蓋超音波検査は、頭蓋内血流の動的な状態変化の指標として必要であり、頚動脈内膜剥離術やステント留置術の適応を決めるためにも有用です。頚動脈狭窄患者さんや脳梗塞患者さんでは、脳血流自動調節能の障害を伴うことも多く、頭蓋内血流の体位による変化を知ることも重要です。このため、頚動脈や頭蓋内動脈に狭窄や閉塞のある患者さんでは、経頭蓋超音波検査は日常臨床の一環として既に広く行われています。
今回我々は、頚動脈狭窄患者さんにおける経頭蓋超音波検査(頭位による血流変化なども含め)の結果を、脳血流シンチグラフィー(SPECT)などの他の検査結果と比較検討することにしました。施行する検査としては日常臨床の範囲内ですが、結果を集計し、発表する可能性があります(結果を集計し、発表する可能性があることについては、本ページにおいてお知らせするとともに、直接患者さんの同意も得る予定です)。本検討により、経頭蓋超音波検査という極めて非侵襲的な方法による脳血流評価法が、さらに広まることが期待されます。
方法
頚動脈狭窄患者さんに対し、頭位による動的血流変化も含めた経頭蓋超音波検査を施行し、脳SPECTなどの他の脳灌流画像所見や臨床徴候などと比較します。
研究の対象
予定症例数は、主として手術適応の可能性のある頚動脈狭窄患者さん20例程度です。
研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク及び利益
承認された検査機器を用いた通常臨床の範囲内の検査であるため、今回の研究で新たに生じるリスクはほぼないと考えられます。また、そもそも超音波検査なので、検査自体の侵襲性もほとんどありません。
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